『Huawei P30 Pro』『OPPO Reno 10x Zoom』のカメラ画質を徹底比較。どっちが欲しいかはっきり分かる!

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今年リリースされたスマートフォンの中で最もカメラ性能の高いとされるスマートフォン、それが『Huawei P30 Pro』です。

P30 Proはスマートフォンではじめて光学5倍ズームを搭載。ソフトウェア解析によるアルゴリズム解析を駆使したハイブリッドズームで10倍。さらに高解像度な50倍デジタルズームにも対応する化け物カメラフォンです。カメラ性能をスコア化したDxOMarkのサイトでは最高のスコアを記録し、名実ともに世界一のカメラスマホと認められています。

しかし世界最高技術を詰め込んだ代償は価格にそのまま反映されています。最も安い6GB/128GBモデルが125,000円という高価格。日本ではDocomoから9万円で発売されるとの事でしたが、Docomoの価格はあてになりませんし、そもそも発売すらしていません。

日本で発売されない理由は、Docomoが国の圧力を受けやすい企業であることや、Huaweiとアメリカの関係悪化による将来への不透明感からくるものです。Huaweiは公式サイトで、最新端末に関しては今後もサポートは継続して行うことを発表。Googleのサービスが途切れることも無いとしました。しかしP30 Proの様な10万超え端末は、やはり買うのにブレーキがかかってしまうのが正直なところ。

HuaweiのP30 Proと同様に『10倍ハイブリッドズーム』搭載端末を唯一リリースしたのがOPPO。OPPOは長年に渡り光学ズーム技術を開発。そしてついに、満を持してその技術を『OPPO Reno 10x Zoom』に搭載しました。P30 Proが12万超えなのに対し、Reno 10x Zoomは6GB/128GBが63,000円という、明らかにP30 Proを意識した半額プライス

また、半額ながら光学ズームに関しては5倍のP30 Proを大きく上回り8.1倍に。ソフトウェアによるアルゴリズム解析を利用したハイブリッドズームは10倍。さらにデジタルズームは60倍まで拡大可能です。デジタルズームは所詮デジタルなので過度な期待は禁物ですが、10倍までは確実に実用レベル。

OPPO Reno 10x ZoomとHuawei P30 Proのカメラ性能を比較するには、同じ条件で撮り比べた画像を見るのが一番。両モデルの仕様も含め、徹底的に比較していきたいと思います。

Oppo Reno 10x Zoom Huawei P30 Pro
メインレンズ 解像度 4800万画素 4000万画素
センサー SONY IMX586 SONY IMX650
F値 f/1.7 f/1.6
オートフォーカス PDAF PDAF
手振れ補正 光学式手振れ補正 光学式手振れ補正
ズームレンズ 解像度 1300万画素 800万画素
F値 f/3.0 f/3.4
手振れ補正 光学式手振れ補正 光学式手振れ補正
光学ズーム 8.1倍 5倍
ハイブリッドズーム 10倍 10倍
デジタルズーム(MAX) 60倍 50倍
広角レンズ 解像度 800万画素 2000万画素
F値 f/2.2 f/2.2
オートフォーカス なし あり
その他レンズ なし ToFセンサー
セルフカメラ 解像度 1600万画素 3200万画素
F値 f/2 f/2

仕様を見ると、P30 Proは4つ目のレンズにToFセンサーを搭載しています。それ以外のレンズ構成は近いものがあります。メインレンズは大口径、メインレンズとズームレンズのどちらにも光学式手ブレ補正を備えます。広角レンズが独立しているのも同じです。

ただし、細かい部分を見ていくと、P30 Proに搭載されているカメラセンサーは独自チューニングされたSONYのIMX 650。RYYBという独自のカラー配列を採用し、2つのYは低感度と高感度のどちらにも対応。光に関する拘りはP30 Proが上と言えるでしょう。

Reno 10x Zoomに搭載されているセンサーはSONYのIMX 586で、P30 Proと共通するのは、4つのピクセルを1つに統合する技術を採用していて、その技術により光の取得量は4倍に増えます。P30 Proに関してはただですら高感度に強いカラー配列を採用しているので、光の少ない場所でP30 Proの画質を上回れる端末は、当分出てこないはず。

ズームレンズに関してはP30 Proが800万画素でF値は3.4なのに対し、Reno 10x Zoomは1300万画素にF/3.0なので、Reno 10x Zoomの方がスペック的には優れていると言えます。この辺り画質でどの程度差が出るか。

撮影されている画像は、DxOMarkなどが実践しているやり方と同じで全てデフォルト設定。価格差が画質としてリアルに表れるか注目です。

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(昼間の建物)

Reno 10x Zoomは建物のデティールがはっきりと写し出されているのに対し、P30 Proは少し甘くなっている印象。また、どうしてもYが強く出過ぎてしまっています。その影響でデティールも少し甘めになってしまっているような。右の建物に関してはデティールが細かくなっているので、これは建物の色がどうかというのも影響してきますね。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(昼間のアスレチック)

こちらの画像はReno 10x Zoomの場合、原色部分が強く出過ぎてしまっている印象に。P30 Proはあまり無理のない色づくりで自然な感じに。ディティールに関してもP30 Proの方がしっかりと輪郭を捉えています。P30 Proの解析技術はあっぱれの一言。しかし地面の質感など、細かいところを見ていくとReno 10x Zoomの方が優れている部分も。色々な要素が詰まった興味深い画像です。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(昆虫)

マクロモードは使わずデフォルトの設定で撮影されたハエの画像。ピントを合わせるのが難しい小さな昆虫の撮影。難易度の高いピント合わせをこなしているのはP30 Pro。足の一本までくっきりと描写しています。

また、色味がかなり違う結果に。言われなければ、黄色がやや強めな印象の左側の写真がP30 Proかと思ってしまいます。Reno 10x Zoomは黄色と赤が少し強く出過ぎている印象。P30 Proは木の色も含めしっかりと仕上げられています。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(花)

したたり落ちるしずくまでしっかりとリアルに描写。詳細なデティールと質感で完璧ともいえる描写を見せているのはReno 10x Zoom。水滴1つ1つに加え花びらがハッキリ写っており、かつ背景のボケ具合もベストな感じ。逆にP30 Proは全体的にもやっとした印象。

花の途中からボケが入りピントが甘く見えるのと、水滴や花びらの解像感で明らかにReno 10x Zoomに負けています。ピンクが強く出過ぎているのも良くないですね。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(夕暮れの街並み)

この画像はかなり圧倒的な画質さが出てしまっています。高感度撮影における圧倒的な強さを見せつけたのはP30 Pro。ここまで差が出るかというレベル。車やビルのデティールの美しさは圧巻で、Reno 10x Zoomの曇った感じの画像と比較すると猶更クオリティの高さが際立ちます。奥に写っている葉やビルもくっきり描写しているところがすごいですね。P30 Proの真の実力が分かる1枚。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoom の画質比較(夜のビル群)

最も高感度の強さが試される夜景の写真。どちらのモデルも、ブレを抑えたしっかりとしたクオリティの高い描写。雲のザラツキも控えめ。さすが高感度撮影に強いとされる両モデル。

この画像は判断が難しいところで、コントラストが強めでハッキリとしたイメージを持たせているのはP30 Pro。しかし言い方を変えるとコントラストが効きすぎていて黒潰れを起こしている箇所も見受けられます。

対するReno 10x Zoomはややデティールの弱さはあれど、無理のないコントラストで、黒潰れも起こさずに柔らかいデティール表現に。後から画像で補正することを考えると、Reno 10x Zoomの方が使いやすい画像かもしれません。超高感度に強いP30 Proを相手に健闘しているReno 10x Zoomを評価すべし。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(夕暮れの花)

かなり近くまで寄って撮られた夕暮れ時の花の画像。色を鮮やかに表現しているのは間違いなくP30 Proの方。光の少ない状態でこの色合いは流石です。葉っぱの色も生き生きとしています。

Reno 10x Zoomはピントの合わせ方などはかなり良好で、小さな花びらをしっかりととらえています。しかし色合いがおとなしく、少し元気の無い印象に。高感度撮影性能の差がまた少し出てしまった1枚です。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(夕暮れのプランター)

本来黄色が強いのはP30 Proの筈なのに、どういうわけかReno 10x Zoomの画像が圧倒的に黄色く写っています。明瞭さと質感がはっきりしているのはP30 Pro。Reno 10x Zoomは光の取得量もやや少なく、左側にかけて描写が暗くなっています。夕暮れ時のP30 Proはやはり最強ですね。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(ポートレートモード)

背景を一眼レフのようにボカすポートレートモード。本来ToFセンサーを持ち、空間を3Dで捉え距離を計測するP30 Proが圧倒的に有利な気がするポートレートモードの画像比較。OPPO Reno 10x Zoomが大健闘しています。ボケ方に関してはどちらも甲乙つけがたいクオリティ。

色合いはReno 10x Zoomがやや赤が強めなのに対し、P30 ProはYが強めか。色合い以外では、Reno 10x Zoomの方がややデティールはしっかりと出ているか。昼間の画質はP30 Proに匹敵もしくは上回るReno 10x Zoom。半額とは思えない高画質。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(人形)

ライオンの人形は毛並みの表現までしっかりと出来ているかが一つのポイント。毛の質感、露光含め、Reno 10x Zoomがかなりリードした画質に。ついに世界一のカメラスマホを圧倒的に上回る画像が登場。ボケの境界線もReno 10x Zoomの方がギリギリをしっかりと捉えています。Reno 10x Zoomのソフトウェアや深度測定がよほど優秀ということか。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(ズーム撮影)

Reno 10x Zoomが6倍、P30 Proが5倍とやや異なる倍率での比較。倍率がどうこう以前に、ぱっと見でP30 Proが良画質。空の色やデティールの明瞭さがくっきりと。Reno 10x Zoomは少し赤が強めに出る傾向のようですね。そしてこの画像に関しては空の色が非常に残念。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(ズーム撮影)

ズームレンズで夜の風景を撮影するというやや無茶な設定。Reno 10x Zoomは実用レベルとは言い切れないかなりしんどい画質に。逆にP30 Proはズームレンズで撮影したとは思えないハッキリとした描写を見せています。高感度モンスターの実力がここでも炸裂。奥の方までしっかりと写せているところが凄すぎる。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(ズーム撮影)

どちらの端末もハイブリッドズーム時のMAX倍率となる10倍で撮影。5倍、6倍比較の時と同じ印象の描写に。P30 Proはデジタルの要素が増えているので画質が粗くなりがちですが、ソフトウェアがよほど優れているのか、解像感も損なわずガラスの質感までしっかりと表現しています。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(ズーム撮影)

6倍、5倍比較では圧倒的な画質さをつけられていたReno 10x Zoomですが、10倍になると逆転現象が。Reno 10x Zoomの方が色合いやデティール含め明らかに上回っています。地面の描写までしっかりと。高感度撮影に関してはP30 Proの方が圧倒的に強いはずなので、高倍率のこの状況で、でここまでReno 10x Zoomがここまで健闘するのはちょっと意外です。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(ズーム撮影)

デジタルズームの最高倍率で撮影。Reno 10x Zoomが60倍、P30 Proは50倍です。どちらもひどい画質なのは間違いないですが、画質で上回っている風に見えるのはReno 10x Zoomです。ボックスらしきもののディティールもかろうじて出てますし、文字がくっきりと読めるのもReno 10x Zoomです。この次元になると認識さえ出来ればそれで良いのかもしれません。

 

Huawei P30 ProとOPPO Reno 10x Zoomの画質比較(広角撮影)

鮮やかかつ迫力のある描写を見せているのはHuawei P30 Pro。細かい部分の表現がとても素晴らしく、立体感があります。アスレチックに関してはReno 10x Zoomで撮った画像は全体が綺麗に見えるのに対し、P30 Proは汚れて見えます。つまりその部分まで細かく、画像に情報として取り込んでいるということです。影の作り方にもかなりの差が出ています。

OPPO Reno 10x ZoomとHuawei P30 Proはどちらが買いなのか?

様々なシーンの画像を比較して思ったことは、昼間は『OPPO Reno 10x Zoom』、夜は『Huawei P30 Pro』という明確な得意シーンに差があります。しかしながら、価格で2倍のP30 Proが圧倒的な差を見せつけるのかと思いきや、昼間はP30 Pro以上の描写を見せることもあるReno 10x Zoom。

名前の通りハイブリッドズーム10倍時の画質もなかなかのもの。カメラが凄いのか、OPPOの企業努力がすごいのか、よく分からなくなりました。でも正直な話、高感度撮影を求めてないのだとしたら、半額で買えるReno 10x Zoomをごり押ししたいところです。

やっぱり世界最高のカメラスマホだった『Huawei P30 Pro』。そしてP30 Proの半額だけどカメラの実力は確実にお値段以上な『OPPO Reno 10x Zoom』。Reno 10x Zoomに関しては、先日カメラ以外の部分も詳しく記事にしているので、良かったら一緒にご覧ください。

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