SONY Xperia XZ 2とASUS Zenfone 5Z 最強のフラッグシップ、買うならどっち!?


日本でも発売中のSnapdragon845搭載フラッグシップ機、SONY Xperia XZ2とASUS Zenfone 5 Z。あくまでも日本仕様といったイメージが強い2機種ですが、今のところやや人気で優勢なのはフルビューディスプレイデザインを採用しているZenfone 5Zでしょうか。SONY、ASUSともに、スマートフォンという枠にはとらわれない、世界に通用する高い技術力を持ったメーカーです。フラッグシップモデルにはその技術がどれだけ使われているのでしょうか。そして、どちらの端末が優れているのでしょうか!

SONY Xperia XZ 2 vs ASUS Zenfone 5Z徹底比較

デザインについて

Xperia XZ2は上下に少し広めのベゼルがあり、ちょっと古臭さを感じてしまうデザインになっています。しかしディスプレイのエッジ部分や背面が立体的に3D加工されているので、野暮ったさのようなものはあまり感じられません。画面占有率は76.1%と低め。そして重さが198gと5.7インチの画面サイズにしてはありえないレベルで重く、この辺りは質感を高めたり電池容量を増やす以前に改善の余地ありです。カラーバリエーションはブラック、ホワイトシルバー、モスグリーン、コーラルピンクの4色展開。

Zenfone 5Zは今流行りのフルビューディスプレイデザインです。他のメーカーもフルビューディスプレイの端末を取り揃えはじめましたが、ASUSは動きが比較的早めでした。Zenfone5Zの素材には、航空機材に使われるレベルの堅牢なアルミが採用され、そこに8層の光学コーティング加工が施されています。光学コーティング加工はZenBookなどにも使われているASUSの得意技!合わせて持つことでブランドドとしての一体感を高められますね。また、ボタンには特殊な熱可塑性ポリウレタンを使用するなど、細かい箇所への拘りも並大抵のものではありません。画面占有率は83.6%。ディスプレイサイズは6.2インチとXperia XZ2よりかなり大きめながら、重量は165gと大幅にダウン。6.2インチサイズで165gって相当軽いですよ。カラーバリエーションはシャイニーブラックとスペースシルバーの2色。

SONY Xperia XZ 2

 

 

ASUS Zenfone 5Z

 

 

【結果】ASUS Zenfone 5Z

素材へのこだわり、そして光学コーティングによるブランドイメージの向上、そして一番はその軽さです。6.2インチサイズで165gの軽さを実現することは容易ではありません。本来軽さを重視すれば、素材に樹脂を使ったりと本体の見た目が安っぽくなりがちですが、Zenfone 5Zの場合は高級感を高めつつ軽くしているというのが、他のメーカーには中々真似の出来ない技術力の高さを感じます。色的には男性色がやや強めですが、クールビューティーな女性が持ってもバッチリハマるでしょう!

 

ディスプレイ性能

Xperia XZ 2は自社開発のIPSトリミナルディスプレイを採用。特徴としてはSDR(標準規格)をHDRにアップコンバートする機能を搭載していて、明瞭さや奥行きを加えることができます。通常のHDRフォーマットの再生もサポートし、Youtubeなどのネット動画配信サービスのHDRコンテンツを視聴可能。また、 トリミナルディスプレイにはテレビのブラビアで培った技術が凝縮されていて、その中でも色の再現性は秀逸。本物に近い色合いを再現します。画面の大きさは5.7インチで解像度はフルHD+(1080 x 2160)。

対してZenfone 5ZはSuper IPSディスプレイを採用。通常のIPSディスプレイと比較して輝度や色純度が向上し、暗い場所でも見やすいのが特徴となっています。また、環境によって画面の明るさや色温度を自動調整することをAI機能としてうたっていますが、これは正直どのスマートフォンにも標準機能としてついている場合が多く、ちょっと大げさな言い方かなと感じました。HDR 10には非対応。

【結果】SONY Xperia XZ 2

SONYはブラビアというテレビを自社で開発しているので、やはりディスプレイでは一歩リードしている感があります。SDRをHDRにアップコンバートする機能も面白く、ハイコントラスト好きな人にはたまらないでしょう。ネット配信のHDR対応コンテンツも増えてきているので、そういった意味でも選択する価値はあります。1点残念なのは画面サイズですね。スマホで動画を楽しむのであれば、最低6インチは欲しかった・・・

 

ハードウェア性能

SONY Xperia XZ 2

ASUS Zenfone 5Z

ベンチマークスコアを1番左右するSocには、どちらの端末にもSnapdragon845が搭載されています。スコア自体そこまで大きな差が無いので、内部の部品レベルで比較していっても、両端末に大きな差は無いということでしょう。

また、Xperia XZ 2、Zenfone 5Z共にNFCに対応。Xperia XZ2(docomo、au、SoftBankモデルの場合)はさらにFeliCaを使った日本独自規格のお財布機能も利用可能。現状日本では、FeliCaに対応していないと支払いに不便を感じますが、今後オリンピックに向けて規制が緩和され、Google Payなどを使って徐々にNFCのみでの支払いサービスも拡充されていくようです。外国の方からしたら、FeliCaって何?って感じですからね。

さらに、Xperia XZ2は充電ケーブルを必要とせず、対応機器であれば置くだけで充電を開始するワイヤレス充電に対応。使いやすい専用Dockも発売されています。Zenfone 5Zは有線充電のみ。

【結果】SONY Xperia XZ 2

ベンチマークの差は微々たるものなので、FeliCaのチップの搭載やワイヤレス充電に対応しているXperia XZ 2が優位。今後NFCの自由度がどこまで増すかは注目です。皆さんが当たり前のように使っているもので、日本だけの独自規格は色々と存在します。もちろんセキュリティ面が向上したりと色々なメリットはありますが、規格を作るためには多くのお金が必要になり、その規格を維持する為に、またさらなるお金が必要になります。そのことを知った上で、日本独自規格を推奨する人がどれくらいいるかは、非常に興味深いところです。

 

防水性能

SONY Xperia XZ 2

IP65/IP68の防水防塵性能に準拠(粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ水流や長時間の水没にも耐える)。

ASUS Zenfone 5Z

防水性能公表なし

【結果】SONY Xperia XZ2

Xperia XZ2は最高スペックの防塵防水性能に準拠しているので、お風呂の中やアウトドアといった水や汚れが気になる場所でも安心して使うことができるでしょう。

 

カメラ性能

SONY Xperia XZ 2

■メインカメラ
1900万画素(f / 2.0,25mm、1 / 2.3 “、1.22μm)、ジャイロEIS、予測位相検出とレーザオートフォーカス、LEDフラッシュ

■フロントカメラ
500万画素(f / 2.2,1 / 5 “)、ジャイロEIS、1080p

■動画
2160p@30fps, 1080p@30/60fps, 1080p@960fps

 

ASUS Zenfone 5Z

■メインカメラ
1200万画素(f / 1.8,24mm、1 / 2.55 “、1.4μm、PDAF)+ 800万画素(f / 2.0,12mm、1/4″、1.12μm)、OIS、ジャイロEIS、デュアルLED (デュアルトーン)フラッシュ

■フロントカメラ
800万画素(f / 2.0,24mm、1/4 “、1.12μm)、ジャイロEIS、1080p

■動画
2160p@30fps, 1080p@30/60/120fps, 720p@240fps

まず、Xperia Z2に関してはカメラのベンチマークが公表されていないので比較ができません。

■レンズ及びセンサー

リアカメラに関しては、Xperia XZ2がシングルレンズなのに対し、Zenfone 5Zはデュアルレンズ仕様、ここは大きく違います。Xperia XZ2に搭載されているレンズは、f値が2.0でセンサーサイズが1.22μmと、メインレンズにしては少々物足りないスペック。シングルレンズなので尚更そう感じてしまいます。Zenfone5Zはメインレンズがf/1.8、センサーサイズが1.4μmと、光の少ない場所でもそれなりの写真が撮れそうです。セカンドレンズはf/2.0でセンサーサイズが1.12μm。Zenfone 5Zの場合レンズで焦点距離をきちんと分けているので、被写界深度を計測した一眼レフのようなボケ写真を撮ることがで出来ます。

■ピント合わせ

ピント合わせは、Xperia XZ 2は被写体に向けて赤外線を飛ばし、それが跳ね返ってくる時間を測定して正確な距離を把握するレーザーAFセンサーを搭載。レーザーAFは、暗所でも素早いピント合わせを可能とするのが特徴です。対するZenfone 5ZはPDAF(像面位相差AF)に対応。高速で被写体をとらえることが出来、動く被写体などを撮影する時にも効力を発揮します。Zenfone 5Zはレンズ性能も高いので、幅広いジャンルを被写体としてとらえることが出来るでしょう。

■手ぶれ補正

Zenfone 5Zは光学式と電子式のハイブリッド手ブレ補正に対応しています。物理的な光学式補正とシステム側で行う電子補正により、ズームした時や光の少ない場所での撮影、動画を撮る時にも効力を発揮します。Zenfone 5Zは光学ズームに対応していないので、デジタルズームを機能を使って拡大した場合、その時点で画質は劣化してしまいます。折角高度な手ブレ補正機能を搭載しているので、その点は勿体無いですね。

Xperia XZ 2は5軸EIS(電子式手ぶれ補正)と、ブレの方向に関しては強みを発揮するものの、光学式手ぶれれ補正と比較すると画質が劣化してしまうので、補正機能としては光学式に劣ります。しかし、XZ2は高感度撮影に強いので、ISOを高めて撮影すれば、写真に関しては手ブレが発生しづらいでしょう。

■動画

どちらの端末も4K解像度(30fps)に対応。Xperia XZ2は4K解像度でHDR撮影にも対応しているので、この点は有利です。

スローモーション撮影はスーパースローモーションモードを搭載するXperia XZ2が優位。フルHD(1080p) @ 960fpsに対応し、高解像度で1秒あたり最大960コマによる超スロー撮影が可能です。インスタにのせるスロームービーを撮りたい時などに、この機能は便利です。Zenfone 5ZはHD(720p)@240fpsと、最近のスマートフォンに搭載されている性能と同程度。

Xperia XZ2のスーパースローモーションモードはかなり完成度が高いです。サンプル動画を発見したのでご覧ください。凄いです!

SONY Xperia XZ2 スーパースローモーション

Sony Xperia XZ2/XZ2 Compact 960fps slow motion videos at 1080p

These are 960fps slow motion video samples we shot with the Sony Xperia XZ2/XZ2 Compact at 1080p. The phones can shoot slow motion videos at either 1080p or 720p, with 1080p being shorter. For more information visit www.gsmarena.com ♫Music By♫ ●Ikson – Coastline

■AIカメラ

Xperia XZ 2 は52シーンからのシーン識別に対応。また、独自開発され一眼レフなどにも搭載されている、画像処理エンジンBIONZを採用しているので、このあたりも画質には影響を及ぼしてくるでしょう。Zenfone 5Zはやや少なめの16シーンから自動選択。さらに機械学習機能により好みのエフェクトを記憶し、使うほどに最適な設定を自動的に提案します。

■ズーム機能

どちらも光学ズームには対応していないようです。フラッグシップ機ながら残念ですね・・・

 

SONY Xperia XZ 2撮影サンプル

インスタのクオリティたけぇ・・・

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Zenfone 5Z撮影サンプル

 

【結果】引き分け

Xperia XZ2のスーパースローモーション動画を見て、普段動画を撮らない人でも、動画を撮ってみたいなと思った人は多いのでは無いでしょうか。私もその一人です。普段動画は全く撮りません。でもあれなら撮ってみたい!なんたって960fpsですからね。1秒間あたり960コマです。だからあんなに滑らかなんですね。写真に関しては、やはりデュアルレンズを搭載し、ハイブリッド手ぶれ補正機能もついたZenfone 5Zの方が断然オススメです。

 

バッテリー性能

SONY Xperia XZ 2 クイックチャージ 3.0

クイックチャージは、電池の負荷に合わせて電圧を変えることで、ハイスピードかつ安全に充電することができます。クイックチャージ2.0は通常の5V/1Aの充電と比較して1.8倍のスピードで充電し、クイックチャージ3.0に関しては4倍ものスピードで充電することを可能とします。さらに充電ケーブルを必要としないワイヤレス充電にも対応。搭載電池容量は3,180mAh。

Asus Zenfone 5Z Boost Master

Boost Masterという独自充電規格を採用しているかのように書かれていますが、調べると中身はクイックチャージ2.0なのだとか。フラッグシップモデルに採用されている充電技術がクイックチャージ2.0というのはどうなのでしょう。しかもHPではこのことをAIチャージなどと紹介しています。電圧を切り替えて安全かつハイスピードに充電を行うのはクイックチャージの標準機能。これにはかなり不信感が高まりました。搭載電池容量は3,300mAh。

【結果】SONY Xperia XZ 2

Zenfone 5Zに使われているクイックチャージ2.0は5V/1Aと比較して1.8倍のスピードなのに対し、Xperia XZ2に採用されているクイックチャージは4倍程度。バージョンが上がったことにより安全面もアップしているので、Xperia XZ2の方が安全かつハイスピードで充電できることになります。さらにXperia XZ2はワイヤレス充電にも対応しているので、Zenfone 5Zとの比較においてはかなり優位性が高い結果となりました。

 

セキュリティについて

どちらの端末も顔認証、指紋認証をサポートしていますが、最近のフラッグシップ機のトレンドは、顔認証にどれだけ高度な技術を使えるか、そして指紋認証はディスプレイ埋め込み式が採用され始めています。Xperia XZ 2、Zenfone 5Zに関してはどちらも採用されておらず、フラッグシップモデルとしては物足りなさを感じます。

SONY Xperia XZ 2

Zenfone 5Z

【結果】引き分け

どちらも最新技術が使われていないので、比較の対象とはなりません。強いて言えば、認証は楽かもしれませんが、セキュリティの観点からは指紋認証を使った方がいいでしょう。

 

ソフトウェアについて

どちらのUIも、正直あまり力を入れている感じはしません。XiaomiやHuaweiの方がかなり先をいっています。Xperia Z2の方が採用しているXperiaホームの方が操作はしやすいイメージなので、あまりスマートフォンに詳しく無い人は選択する余地はあるかもしれません。そういう人はフラッグシップ機買わ無い方がいいですが・・・ちなみにXperiaホームは開発を中止するようなので、途中で違うUIに変わるのかもしれません。Zen UIはシンプルをウリにしたUIなので、あまりゴチャゴチャしたのが苦手な人にはオススメです。付加価値は自分でアプリを入れるなどしてつけ加えましょう。

SONY Xperia XZ 2 Xperiaホーム

ASUS Zenfone 5Z Zen UI

【結果】ASUS Zenfone 5Z Zen UI

アップデートが無くなるかもしれないというのは流石にまずいですね。他のUIに変わるとしても今はあまり期待できません。Zen UIの場合は今後改善されていく可能性が高く、シンプルで無駄の無いUIが好きな人も思いの外多いので、それはそれでアリだと思います。ただ、UIの開発にまで本気を出さ無いと、さらに上のランクを目指すのは難しいでしょう。

価格比較

SONY Xperia XZ 2

4GB/64GB モデル(docomo) 94,608円(税込)
4GB/64GB モデル(au) 95,040円(税込)
4GB/64GB モデル(SoftBank) 102,720円(税込)

6GB/64GB モデル(グローバルSIMフリー) 70,000円程度

ASUS Zenfone 5Z

6GB/64GB モデル(グローバルSIMフリー) 60,000円程度
6GB/128GBモデル(国内SIMフリー) 75,384円(税込)

【結果】引き分け

国内の通信会社が出している価格をスルーすると、どちらの端末も同程度。スペックを比較しても、どちらにも一長一短があり、そこは欲しい人が買えば良いレベルなのかなと思います。一番コスパが高いのは6GB/128GBモデル(国内SIMフリー)でしょうか。

 

SONY Xperia XZ 2 vs ASUS Zenfone 5Z 結局買うならどっち?

ワイヤレス充電やお財布や防水機能といった、付加価値を色々と詰め込んでいるのはXperia XZ2です。しかし詰め込んだ分膨らみ重さも増しています。Zenfone 5Zはそういった付加価値が無い分とてもスリムなので、あまりハードな使い方をしない人、デザイン重視な人はZenfone 5Zが俄然オススメです。逆にお財布が無きゃだめ!防水じゃなきゃ嫌!という人はXperia XZ 2を選べば良いですね。私は防水とお財布にはあまり価値を見出せず、ボケ感のある写真を撮りたいのでASUS Zenfone 5Zですね!

 

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