Qualcomm(正確には子会社)がスマートウォッチ向けの最新プラットフォーム、Snapdragon Wear 2500をリリースしました。
Snapdragon Wear 2500はハイスペックなスマートウォッチに搭載できるポテンシャルを持ちながらも、あくまでターゲット層は子供向け。アルゴリズムを最適化することにより位置情報追跡の省電力化を含め、長時間の駆動を可能にしています。
AIベースの音声アシスタントをサポートして学習機能を強化するなどとしていますが、やはり一番の目的は子供の位置を追跡することでしょう。500万画素のカメラ機能まで搭載するので、誰と一緒にどこで遊んでいるかが一目瞭然になってしまいます。いくら子供の安全を守るためとは言え、少しやりすぎな気がしないでもありません。物騒な事件が増えているので仕方ないといった見方もできますけどね・・・
対応OSは一般的なスマートウォッチに搭載されているWear OSではなく、Android OSを子供向けスマートウォッチ用にカスタマイズしたものになるようです。せっかくスペックが高いのに勿体ない気もしますが、それだけがっちりターゲット層を決めているということなのでしょう。
子供向けスマートフォンもカテゴリーとして成長してますし、今後は子供向け市場の拡大が予想されます。子供の命を守るのも大切ですが、あくまでも一人の人間として、人権ありきで市場は発展してもらいたいですね。