Huaweiの最高傑作『Kirin』は世界最大手の『TSMC』がガッチリ守る

2019年5月24日

Huaweiの傘下の巨大半導体メーカー『HiSilicon Technology』。Huaweiのスマートフォンに搭載されているSoc『Kirin』の製造も当然このHiSiliconが行っています。

しかし部品や構造に至るまで、全てがHiSilicon内の技術で完結している訳ではありません。特許問題なども絡むので、ハイテク系の製造を全て自社で行うことは、いくら巨大企業と言えど無理に等しいのが事実。

そしてつい先日、主にHuaweiのフラッグシップ機に搭載されている『Kirin980』の構造デザインを担当している『ARM』がHuaweiとの取引を停止するとのニュースが入ってきました。

nm単位で作られている半導体の構造をイチから作り直すなんて無理でしょ・・・フラッグシップ向けの一番技術力を要する難しいSocが作れなくなるなんて終わりでしょ・・・何て思わされたのもつかの間。

そういえばすでに、Kirin 980の後継モデル『Kirin 985』の試作が完成していたのでした。記事にもしてましたわたくし。

HuaweiがMate 30に搭載予定のKirin 985の試作を完了

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この最新Soc、Kirin 985の製造を担当したのが『TSMC』という企業。すでに『ARM』はお払い箱になっていたということか(ではなく、ARMからライセンスの提供を受けてHiSiliconが設計し、TSMCが製造、という流れのようです。)ちなみにARMはイギリスの企業。アメリカじゃないんですね。何とも情けない・・。そして『TSMC』は世界最大手の半導体メーカーで、本拠地は台湾です。

TSMCがHuaweiと取引を続けることで、台湾にもアメリカからの圧力がかかる可能性がゼロではありませんが、そうなると『ASUS』やPixelを作っている『HTC』にも悪影響を与えることに。アメリカやGoogleにとってもそこは難しい選択になるのが事実。

さらにTSMCは顧客リストに『Qualcomm』『AMD』『NVIDIA』そして『Apple』といった企業がずらりと名を連ねます。流石世界最大手。国家権力を超えた強さを持っている可能性が大いにアリです。かっけえ・・・。

国の圧力により一度でも取引を停止したりすると、『国家権力の影響を受けやすい企業』として信頼を失います。いくら大人の事情があれど、裏切られたことに変わりはなし。

最もHuaweiの場合は、自らアメリカ企業を出し抜きけんかをふっかけ、今の状況を作ったフシもあります。どこまでが計画的でどこからが想定外なのか全く読めない今の状況。

とりあえず大好きなモバイルライフをこれ以上奪わないでください・・・

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