Xiaomiがサブブランド『MIJIA』を立ち上げてから9年が経過しました。リリースする製品のブランディングがそれぞれしっかりしているので、新しい商品を出す度大きな話題となり、ヒット商品に。
ロボット掃除機もその一つです。今年の8月(オリジナルバージョンのリリースは数年ぶり)に、27,500円程度でリリースされたレーザー検出システムを搭載した改良モデルは、沢山のライバルメーカーが存在するにも関わらず順調に売り上げを伸ばしています。
そして今回リリースされたニューモデル『MIJIA ロボット掃除機 1C』は価格が19,800円程度と驚きの激安価格で予約受付中。価格が大幅に下がったという事はポンコツなのか?いや、Xiaomiなのでそんな事は絶対に無いはず。
まず第一の特徴としては、電子制御に対応した200mlの水タンクを持ちます。専用モードでは水量が適量に自動調整され、ブラシをかけることで床を綺麗な状態に保ちます。モップがけしてくれる感じですね。水を使うことで木の床を傷つけない事も目的としています。
ロボット掃除機 1Cは、『日本電産』の強力な『ブラシレスモータ』を採用し、吸引力を高める『真空度』は上位モデルの2100Paから400アップして2500paに。価格が大幅に下がって真空度上げてくるとは流石です。
また、ナビゲーションシステムが刷新され、『高速ビジュアルナビゲーションシステム』を採用。アメリカの半導体メーカー『Omnivision』のカメラセンサーで取り込んだデータは、ARM CortexTM-A7 クアッドコア 1.8GHz(CPU)とMali 400(GPU)が高速処理。『VSLAM』アルゴリズムを使って、リアルタイムに3次元情報の取得と作業経路の描き出しを行います。
デュアルジャイロスコープと複数のオプティカルフローセンサーが連携し、30,000 / 秒の早さで部屋の特徴点の把握を実現。座標情報を素早く収集し、正確な走行ルートを検出。内部に搭載された15種類のセンサーは落下、障害物への衝突を回避します。
そして勿論スマートロボット掃除機なので、スマートフォンを使った制御も可能。掃除状況を確認する事もできます。いつも居ない時に勝手に掃除しているより、実際に確認出来た方が掃除機への感謝も増すというもの。
日本市場において19,800円で販売したら、一瞬で『Xiaomi』という名前が一般家庭層に広まるんですけどね。ロボット掃除機で日本に参入した狙いは恐らくそこでしょう。アプリのUIが日本語化終わってるのなら、ロボット掃除機を投入する敷居はかなり下がっている筈。一般家庭に『Xiaomi』の名前が認知されたら、その先に待っているのは・・・