iPhoneの最上位モデルとなる『iPhone 11 Pro Max』。発売から約2ヶ月が経過し、ついにカメラベンチマーク『DxOMark』のスコアが発表されました。
カメラ画質には自信と定評のあるiPhoneの最新モデルは、世界トップランクとなる『117』という高いスコアを獲得しました。このスコアは先日リリースされたばかりの『Mi CC9 Pro Premium Edition』と『Huawei Mate 30 Pro』に続き世界第3位。
写真スコアが『121』で動画スコアは『102』。写真に関しては『Mi CC9 Pro Premium Edition』と『Huawei Mate 30 Pro』に及ばないものの、動画に関してはMate 30 Pro以上、Mi Note 10と並び世界トップクラスの評価を得ています。
iPhone 11 Pro Max
Xiaomi Mi Note 10
Huawei Mate 30 Pro
写真スコアの詳細を見ると、iPhone 11 Pro Maxは『露出』『色の精度』『オートフォーカス』性能に優れていることがわかります。苦手分野は極端に光が少ない場所で、これはカメラのセンサーサイズが影響を及ぼしており、アルゴリズムでは暗い場所での画質を補えきれなかったということですね。
『Mi CC9 Pro Premium Edition』とMate 30 Proはハード面にも力を入れているので、カメラセンサーサイズも大きめ。特にMi Note 10に関しては、スマートフォンに搭載するのが難しいレベルのサイズを採用。1億800万画素という現実離れした解像度も、このセンサーありきで実現しています。
高評価を得たのはiOS13.2から搭載された『Deep Fusion』は、ソフトウェアベースの最新機能。。人物写真であれば肌の質感、髪の毛までをしっかり捉え、離れたら距離にある建物のデティールなども高精細に写し出します。
動画に関しては色表現が正確に行われており、HDRを使用することにより、細部の撮り込みがより素晴らしいものになるとしています。手ブレ補正機能にも優れ、全ての面において前モデルとなるiPhone XS Maxを遥かに凌ぎます。動画に関しては『ジンバルが要らないレベルにスゴイ』というレビューが各方面から聞かれており、実際クオリティが高いのでしょう。
iPhone 11 Pro Maxと同じ評価を受けているMi Note 10。どんな動画が撮れるのか楽しみで仕方ありません。
iPhone 11 Pro Maxのカメラは確かに素晴らしい性能を持っているようです。しかしやはり、カメラの命であるセンサーが、Mi CC9 Pro Premium EditionやMate 30 Proには圧倒的に敵わないこと。ズーム機能が弱いことに焦点を当てると、非常に勿体ない端末であるとも言えます。しかし今の状態で価格は税込みで131,780円。ハード面を強化すれば余裕で15万は超えてきてしまうでしょう。そう考えるとこれが限界なのかもしれません。
ちなみに3機種の価格(11/09現在)は以下の通り。
Xiaomi Mi Note 10:8GB/256GB 54,000円
Huawei Mate 30 Pro:8GB/128GB 116,357円
Apple iPhone 11 Pro Max:4GB/64GB 131,780円
こうして並べてみると、やはりMi CC9 Pro Premium Editionが圧倒的に安いということが良く分かります。半額以下ですからね・・・。これまでもスマートフォン市場の常識を何度も打ち破ってきたXiaomi。Mi CC9 Pro Premium Editionがまた新たな歴史を作ります。