スマートフォン中古端末市場が拡大。2023年まで13.6%の成長率を維持すると予測

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IDC(インターネットデータセンター)の調査によると、2019年に出荷されたスマートフォン中古端末の出荷台数は2億6,670万台程度。これは2018年の1億7,580万台と比較して、17.6%もの増加。さらに中古市場は拡大し、2023年には3億3,290万台に達すると予測されている。2018年から2023年までにかけての複合成長率も、13.6%と非常に高い数字を維持。

IDCの調査マネージャーを担当する『Anthony Scarsella』は、『スマートフォンの新端末市場は今後成長率が鈍化すると予測されているが、中古端末市場においては、世界のあらゆる地域で減速の兆しを見せていない』と話す。スマートフォン購入の予算を削減しようと試みる消費者や企業にとって、整備品や中古端末の魅力は年々高まっているようだ。

さらにAnthony Scarsellaは『メーカーが手ごろな価格で整備品を販売する事で、アプリやサービス、エコシステムの成長につながる』とも述べている。Apple、Samsung、Xiaomiなど、大手メーカーは多角的にビジネスを展開している。スマートフォンはそれらをつなげるツールの一つ。整備品を提供する事は、メーカーと消費者双方にとってメリットがあると言える。

もっとも、スマートフォンの性能自体がここ数年で飛躍的に向上しているので、1年程度前の型落ち品であれば、何の不便もなく使えるのが現状だ。性能も高く、それでいて価格も安い中古端末が売れているのには、そういった背景もあるだろう。

中古端末市場が活性化される事で、端末を売却したお金で新端末を購入するというサイクルが生まれる。中古端末市場の成長率が上がると、新端末市場が停滞しそうだという考えもありそうだが、そもそも中古端末市場と新端末市場では層が異なるので、どちらかが足を引っ張るという状況は、厳密には生まれないはずだ。逆に中古端末から入り、新端末に移行するといった人が、新興国などでは多いだろう。今後スマートフォンメーカー成長の鍵は、整備品と中古端末にあるのかもしれない。

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