『Strategy Analytics』の最新レポートによると、2020年度2月度の出荷台数において、ついに『Xiaomi』が『Huawei』を抜き去った。XiaomiがHuaweiを上回ったのはこれが初となり、世界第三位に浮上したことになる。アメリカ制裁の影響が、Huaweiに大きな影を落とし始めた。
Xiaomi単体の順位に特化した内容では明るいニュースと言えるが、それとは裏腹にスマートフォン世界市場は大きな落ち込みを見せている。レポートの内容では、2020年2月度、世界市場のスマートフォン出荷台数は、前年比で39%も減少し、約6,500万台に留まった。Huaweiに関しては減少幅が大きく、出荷台数で69%減、売上高で64%減という脅威的な落ち込みを見せている。
Xiaomiも前年比を下回り、出荷台数では32%減、売上高では29%減となっている。ただし、出荷台数、売上高共に減少値は平均を下回り、その結果が世界ランキングの上昇に結び付いている。ただし、フラッグシップモデルの『Mi 10』シリーズが2月にリリースされているので、その影響が大きいのは確かだ。
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1位は変わらずSamsungで出荷台数は1,820万台。2位も変わらずAppleで1,020万台となっている。両社共に順位はキープするも、出荷台数、売上高共に前年比で大幅に減少。苦しい年明けのスタートを切っている。徐々に向上の稼働は再開され始めたようだが、生産率が100%の状態に戻るにはまだまだ時間がかかりそう。ライバルメーカーだけでなく、大きな脅威との闘いが続く。どうか負けずに乗り切ってほしい。