TCLはウェアラブルブランドとなる『MOVETIME』から、子供向けのスマートウォッチ『MOVETIME Family Watch(MT43K)』をリリースしました。すでにシリーズ化されているものの最新モデル。
MOVETIME Family Watchには緊急時に助けを呼ぶ為の『SOSボタン』に加え、子供が特定のエリアから離れた時、親に通知したり、位置を特定する機能が備えられています。TCLによれば、このセキュリティは『COPPA』『CCPA』『GDPR』などの、子供向けを含めた様々なプライバシー保護法にのっとって開発されているとの事。
決まりを守っってはいても、子供のプライバシーを侵害する事に代わりは無いので、やりすぎは禁物です。しかし今は時が時なだけに、少しやりすぎでも仕方ないのかもはしれませんね。
また、MOVETIME Family Watchは4G回線に対応し、通話やメッセージの送受信をサポート。Bluetooth機能を使って、友達の追加や、追加した友達とやりとりする事も可能です。『歩数』『歩行距離』『消費カロリー』といったアクティブトラッカーとしても機能し、さらにはAI音声アシスタントによる音声操作にも対応。これ、大人用のスマートウォッチより優れているのでは。高機能すぎでしょ。
ディスプレイは子供が見やすいように1.41インチと大き目。液晶ではなく、カラーの有機ELが採用されているのもポイントです。電池容量は600mAhと大き目。詳細は不明ですが、SocにはSnapdragonが使われているようです。連続駆動時間は最長2日間~4日間で、4G通信機能を備えている事を考慮すれば、十分と言えます。時計をつけたまま遊んでいても壊れないように、防水防塵規格IP67にも準拠。
プライバシーの観点からいくとやや微妙だと感じますが、それ以上に子供を楽しませてくれるかもしれません。すでにアメリカとヨーロッパで発売が決定しており、価格は19,500円程度。機能が充実しいるだけあってお高めです。