Vivoのサブブランド『iQOO』は、新たなフラッグシップモデル『iQOO Neo3 5G』を4月23日にリリース予定。同社は公式のWeiboにて、iQOO Neo3 5Gの『Soc』『ストレージ』『リフレッシュレート』に関する画像を投稿しました。
すでにリークされた情報によれば、iQOO Neo3 5Gは『120Hz』のリフレッシュレートに対応する予定でした。しかし、公式が公表した『144Hz』という数値はそれを上回るもので、スペック的にはサプライズに。すでに先行リリースされているフラッグシップモデル『iQOO 3』シリーズが60Hz対応である事からも、予想外の大幅スペックアップに市場がザワついています。
144Hzのリフレッシュレートに対応するスマートフォンはNubiaの『Red Magic 5G』に続き2台目。
ただし、Red Magic 5Gは有機ELなのに対し、iQOO Neo3 5Gは液晶の採用が噂されています。液晶を使う事はコスト削減になりますが、黒の表現力が失われたり、ダークモード時の省エネ効果が無くなるというデメリットも発生。まだ市場投入がされていない『液晶内指紋認証』を採用するなど、高速表示だけでなくVivoらしい、技術力を活かした何かしらの変化が欲しいところ。
また、画像からはSocに『Snapdragon 865』の搭載、ストレージは最新規格の『UFS3.1』に準拠する事も明らかに。この2つに関しては『iQOO 3』シリーズですでに採用されているので、インパクトとしてはやや薄いかもしれません。フラッグシップモデルは新規格を導入して先に出したもん勝ちなところがあるので、後発品は状況的に不利になりがちです。
インド発売モデルは『Snapdragon 865』搭載端末ながら(Snapdragon 865はQualcommの取り決めで、5G対応モデムとのセットアップが必須となっている)、認証コストを削減した『4G対応モデル』を出すというトリッキーなマーケティング手法を見せた『iQOO 3』。iQOO Neo3ではどういった売り方をするのかにも注目が集まる。