私は過去にhonor Note 10という、6.95インチサイズのファブレットを使用していた。ほぼ7インチなので、タブレットと言っても違和感は無い。しかしそのサイズで通話もしていたし、あくまで電話機として、メイン機として利用していた。その理由は勿論使いやすいから。後はカメラ画質が良かった。
使いやすさの中でも一番のメリットだったのが、やはり『見やすさ』だ。7インチ近い圧倒的な表示領域。調べものが多い時は最高だった。キーボードもタイピングスペースが広がるので打ちやすい。もう絶対に小さいサイズには戻れないと思っていた。
スマートフォンの画面サイズをダウンさせるにはパソコンとの使い分けが不可欠
しかし今メイン機として使っているのはOnePlus 7Tだ。OnePlus 7Tは『6.55インチ』なので、ディスプレイサイズがダウンしている。それなのに今はメイン。なぜかと言えば、パソコンを使用する頻度が増えたから。文字打ちや調べ物はパソコンを使い、スマートフォンはカメラ撮影やSNS投稿、そしてたまにゲームが利用用途に。スマートフォンとパソコンの使い分けが、かなり明確になったのだ。
スマートフォンとパソコンの使い分けが出来ない状態でスマートフォンの画面サイズダウンは危険
しかし逆に、この使い分けが出来ない環境なのであれば、スマートフォンのサイズダウンは実行出来なかったかもしれない。iPhone で『Plus』とつく端末を使っているのは、iPhoneの中では大き目なディスプレイサイズを選択したことがある人たちだ。『iPhone 6 Plus』『iPhone 6S Plus』『iPhone 7 Plus』『iPhone 8 Plus』は『5.5インチ』、新型iPhone SEは何インチかと言えば、iPhone 7やiPhone 8と同じ。つまり小さい方の『4.7』インチ。Plus機と比較すると0.8インチの差がある。イメージ画像で比較しただけでも、相当なサイズ差だという事が分かるだろう。
なぜ『大きいiPhone』を選択してきたのか
まず、なぜ『Plus』を購入したのかを思い出して欲しい。いまでは信じられない事だが、iPhoneは発売当初『3.5インチ』サイズを採用していた。そしてiPhone 5で『4インチ』となり、このサイズが初代『iPhone SE』には採用されていた。そしてiPhone 6で通常サイズが『4.7インチ』になり、大きいサイズは『5.5インチ』、『Plus』と名付けられた。ここから4.7インチというサイズは、選択しようとすれば出来ていたのだ。
『大きいiPhone』を選択してきた理由がきっとある筈だ
しかし恐らく、何らかの理由で『Plus』ユーザーは5.5インチを使っている。『6』『6S』『7』『8』と、サイズダウンするチャンスは何度かあったはずなのに、だ。そう考えると、『何らかの理由』というのは、思っている以上に、重要な可能性がある。『価格が安いから』『性能が良いから』という理由で新型iPhone SEを購入してしまうと、いざ使ってみて後悔するかもしれない。
iPhone『Plus』ユーザーにオススメしたいのは『iPhone 11』
私が『Plus』ユーザーにオススメしたいのは『iPhone 11』だ。iPhone 11は画面サイズが『6.1インチ』。5.5インチの『Plus』端末よりも0.6インチ大きくなっている。そこまで大きくなったら、端末サイズが偉いことに・・・と考えがちだが、ベゼル部分が狭くなったので、外寸は『Plus』端末よりも一回り小さくなっている。画面が大きく見やすくなったのに、持ちやすくて軽い(202gから194gに軽量化)というのが、実際のところ。
新型iPhone SEは光学ズーム非対応なので注意
また、『iPhone 7 Plus』『iPhone 8 Plus』ユーザーが注意しなければならないのは『カメラ』だ。iPhone 7 Plusでは初めてデュアルレンズが採用され、背景ボケが美しい『ポートレートモード』で写真が撮れるようになった。さらに『光学ズーム』に対応したのもiPhone 7 Plusがはじめて。新型 iPhone SEはポートレートモードはサポートするが、光学ズームには非対応。iPhone 11は光学ズームとポートレートモードのどちらにも対応しているので、不便さを感じることなく、単純に画質の向上だけを体感することが出来るのだ。また、新型iPhone SEは『ナイトモード』に対応していないので、その点も注意が必要となる。
iPhone『Plus』ユーザーは『画面サイズ』と『カメラ』について熟考すべき
勢いで新型iPhone SEを買おうとしている人は、『画面サイズ』と『カメラ』について、どうして今『Plus』を使っているのかを、もう一度冷静に考えてみて欲しい。そしてもし、大画面のメリットがあまり感じられていなかったり、カメラもそこまで使っていないという事実が発覚したならば、新型 iPhone SEの購入は、きっと有意義なものになるはず。
『画面サイズ』と『カメラ』に迷いがあるなら『iPhone 11』を選んだほうが間違いなく幸せ
しかし逆に、引っかかる『何か』があるのであれば、少し購入金額は上がってもiPhone 11を購入した方が、毎日幸せになれると思う。スマートフォンは『毎日』使うものなので、イマイチな買い物をしてしまうと『後悔』と『違和感』がついてまわる。しかし逆に、自分のスタイルに合った端末を選べれば、満足度が増し、差額分はすぐに消化できる。お得なキャンペーンをうまく使えばiPhone 11も意外と安く買える。本当に必要なものを安く買う。それこそ満足度をMAXに高める、最高の買い物だ。