大手メーカーがこぞって開発を続けている『折り畳み式スマートフォン』。現段階ではやや話題先行の新カテゴリー。スマートフォンである事にかわりはないので、当然主要機能となる『カメラ画質』にも注目が集まります。
今回DxOMarkに登場したのは、Samsungがリリースしている折り畳み式スマートフォン『Galaxy Z Flip』。スコアは『105』で、全体の27位にランクイン。同じ程度のスコアを持つスマートフォンは、『Apple iPhone XS Max』『Asus ZenFone 6』『Huawei P20 Pro』と少し前のモデル。
Galaxy Z Flipは、日本では約18万円程度で販売されている、いわゆる『高価格帯』のフラッグシップモデルである事から、価格的な部分で考えると、やや物足りなさは否めない結果。しかし、Galaxy Z Flip自体、カメラをメインにした端末では無いので、このスコアを見てガッカリするユーザーは少ないのかもしれません。
DxOMarkはGalaxy Z Flipのカメラに対し、『ダイナミックレンジ』『ホワイトバランス』『ノイズの制御』『夜景撮影時の露出』『広角時の適正ないろと露出』に関して高評価。それとは逆に、『室内における広角撮影時の歪みや色滲み』『ディテールの甘さ』『強いノイズの発生』『オートフォーカスが低速』『望遠機能が無い』といった部分が、評価をやや落とす原因となっています。
まだ発展途上の折り畳み式スマートフォン。今後開発が進み、品質が安定してきたら、カメラ画質に関してもさらなる向上が見込めるのかもしれません。