Huaweiのサブブランド『Honor』からリリースされ、2019年爆発的な売上を記録した『Honor 9X』。その後継機となる『Honor X10』と、上位モデルの『Honor X10 Pro』が、5月20日にオンライン上でリリースされます。
『Really Assen』は、両モデルのリリースに先駆け、仕様や価格情報が明記されているスペックシートをリーク。
シートの情報を元にすると、Honor X10のディスプレイは90Hzのリフレッシュレートに対応。Socにはハイミッドレンジ用の『Kirin 820』が採用され、5G回線をサポート。メモリは6GBとなり、64GB、128GBの2モデルが登場予定。メインカメラは4,000万画素で、カメラセンサーにはIMX 600Y。さらに800万画素の超広角カメラ、200万画素の深度測定用カメラといったベーシックな構成。バッテリー容量は4,200mAhで、最大充電速度は22.5Wとなっています。発売予想価格は64GBモデルが27,000円(254ドル)程度、128GBモデルが30,000円(283ドル)程度。
上位モデルとなるHonor X10 ProはHonor X10と共通な部分が多く、リフレッシュレートは90Hzで、SocもKirin 820を採用予定。バッテリー容量は4,200mAhで、充電最大速度も22.5Wと同じ。違いとしては、カメラがトリプルからクアッド仕様となり、深度測定カメラに加えて空間測定カメラが追加。メモリは8GBに増量され、128GBと256GBの2モデルをリリース予定。発売予想価格は、128GBモデルが36,000円(339ドル)程度、256GBモデルが41,000円(382ドル)程度。
TENAAではすでにレンダリング画像が確認されています。カメラデザインなどはすでにリリースされている『Honor 30』シリーズに近いイメージでしょうか。
また、Honorは公式のWeiboに新たな広告画像を投稿。その内容は、Honor X10が世界中9つの5G周波数帯域をサポートするというもの。中国に関して言えば、全ての主要な通信業者に対応する事になります。
中国の登山チームは、エレベスト登山時にHonor X10を用いて5G回線の速度を検証。5800m~6500mの標高時でも、下りで最大1,617Mbpsという信じられない通信速度を記録。Huaweiの5G品質とHonor X10、両方のポテンシャルの高さが実証されています。
また、登山チームはHonor 10Xのカメラで登山時の様子を撮影。厳しい環境下においても、鮮やかで高精細な画像をしっかりと記録しています。
Honor X10シリーズの開発には、45億円以上の予算と、長い時間がかけられています。まるで、フラッグシップモデルを開発するかの様な意気込み。Huaweiの命運をかけた注目のミッドレンジ。5月20日にいよいよ登場です。