Counterpoint Technology Market Research Limitedの調査レポートによると、2020年第1四半期、米国は新型コロナウィルスの影響により、スマートフォン市場で大きな売上の落ち込みを見せています。
主要メーカーに関する前年比を見ていくと、Samsungが-23%、Appleが-13%、LGが-25%程度の下落。ZTEとGoogleに関しては下落幅がさらに大きく、ZTEが-50%、Googleは-64%となっています。マーケット全体で見ても-21%と大きく落ち込んでおり、米国経済に大きな打撃を与えています。
ただし、軒並み売上が下落する中、1社だけ前年比をプラスにした、奇跡的なスマートフォンメーカーが存在します。それが『OnePlus』。OnePlusは前年比で+2%と、数字こそ控えめながら、しっかりとプラス成長を維持。この売上にはリリースされたばかりのOnePlus 8シリーズはほぼ含まれておらず、前モデルとなる『OnePlus 7T』『OnePlus 7T Pro』が米国市場で好調だった事が、大きく起因しています。
また、OnePlusのCEOである『Liu Zuohu』は、OnePlus 8シリーズが、米国の6割をカバーするとされている『T-Mobile』の5Gサービスに対応する事を発表。5Gネットワークの活性化と共に、OnePlusは米国市場でさらに存在感を増す事になるでしょう。
Huaweiを市場から追い出し、安泰かと思われたApple。5Gでは一歩先ゆくAndroid最強のフラッグシップメーカー『OnePlus』を、米国市場でどこまで抑え込む事が出来るのか、注目です。