スマートフォン事業において、長期間に渡り苦戦を強いられている『SONY』。スマートフォン用のイメージセンサーでは世界トップのシェアを持つも、本体では価格とスペックがグローバル市場に追いつけず、気づけばその差はすでに埋められないレベルにまで広がっています。
SONYは2020年第1四半期に関する、Xperiaの出荷台数を発表。前年比は-64%となり、その数はついに40万台程度にまで減少しました。
Xperiaは2013年、2014年に全盛期を迎え、年間3910万台程度を出荷していました。Xperia Zの頃ですね。懐かしい。
その後2015年から一気に減少傾向に陥り、2019年には10分の1以下の320万台に。株主からすれば、どう考えても不採算事業。売却か閉鎖を望んでいる人は多いでしょう。
3月26日、SONYは『ソニーエレクトロニクス株式会社』を立ち上げ、イメージング・プロダクツ&ソリューション事業、ホームエンタテインメント&サウンド事業、モバイル・コミュニケーション事業を組織統合しました。一丸となって知恵を出し合い、全盛期の輝きを取り戻す事が出来るのか。背水の陣となったXperiaから目が離せません。