Amazonは先日、『第10世代』となる最新タブレット『Fire HD 8』シリーズをリリースしました。Fireタブレットには、Fire HD 8とは別に、一回り小さい『Fire 7』が存在します。価格は5,980円~。タブレットとしては、最も安い部類に入るのではないでしょうか。『Fire HD 8』の価格は9,980円~。2つのモデルには『4,000円の価格差』があります。画面サイズの差は1インチ。どう考えても『Fire 7』を買った方がお買い得の様な気がします。しかし私は絶対に『Fire 7』を購入しません。
その理由は、『Fire 7』と『Fire HD 8』の、あまりに大きな性能差にあります。パソコンも性能によって価格が何十万も違うように、タブレットもそれは同じです。そして『Fire 7』と『Fire HD 8』の場合は、価格差以上の性能差がついています。
まず、タブレットの性能を決める『Soc』から。『Fire 7』に搭載されているSocは、『Fire HD 8』の前世代に搭載されていたものと同じ(MediaTek MT8163V/B)になります。『Fire HD 8』のSocは第10世代になりアップデート(MediaTek MT8168)され、CPUの数は『オクタコア』と変わらず、スピードを示すクロック周波数は『1.3GHz』から『2.0GHz』へと引き上げられました。
次はメモリです。『Fire 7』のメモリは『1GB』なのに対し、『Fire HD 8』は2倍の『2GB』と2倍に。さらに『Fire HD 8 Plus』に至っては『3GB』の大容量モデルとなっています。
スマートフォンやタブレットは、『メモリ』と『ストレージ』を使って、データの読み書きを行っています。メモリの容量を超えた分を、ストレージ側が処理しています。メモリの方が処理速度は圧倒的に速いので、メモリの容量がいっぱいになると、速度は一気に遅くなります。恐らくこの体験は、誰もが経験しているのではないでしょうか。
そのメモリの容量が増えるという事は、高速処理出来るデータの量が増えるという事になります。『Fire 7』はその容量が『1GB』とかなり少なめ。動作が遅くなる可能性が最も高い事に。メモリの容量差も、価格にしっかりと影響しています。
そして、データを記憶する為の『ストレージ容量』も違います。『Fire HD 8』には、前モデルまで『16GB』モデルが存在しました。しかし第10世代となり容量を2倍にアップデート。容量の少ないモデルでも、『32GB』のストレージを搭載しています。しかし『Fire 7』は『16GB』。動画を半分しか保存する事が出来ません。Micro SDカードを買うと別途費用が発生しますし、32GBモデルの価格は『7,980円』。『Fire HD 8』との価格差は、2,000円にまで迫ります。
さらにスペック差は止まりません。『ディスプレイの解像度』も違います。モデルの名称を見ればひと目で分かるのですが、『Fire 7』には『HD』という文字が入っていません。これは単純に省略した訳ではなく、HD解像度に対応していないので、『HD』という名称をつけられないのです。Fireタブレットの場合、プライム・ビデオをHD画質で鑑賞する事が出来ます。HD解像度は、Pixel数で表すと『1280×720』。『Fire HD 8』シリーズはこの解像度に対応しています。しかし『Fire 7』の場合は『1024 x 600』。解像度が低いので、極端な言い方をすれば、すこしボヤケて表示されるということになります。
もうここまでくれば、殆どの人が『Fire HD 8』シリーズを買うと思いますが、残念ながらまだ違いはあります。『Fire 7』のスピーカーは『モノラル』です。つまり、動画を見ている時に、片方からしか音が聞こえてきません。これは確実に盛り上がりにかけます。
『Fire HD 8』シリーズは『デュアルステレオスピーカー』を搭載。さらに立体音響『Dolby Atmos』にも対応。2つのスピーカーから迫力のある音色を奏でます。比較するのも可愛そうなくらい、別格と言えるでしょう。
そろそろ終わりにしたいところですが、終わりません。『Fire 7』の連続駆動時間は最大『7時間』。日常使いでは然程困らないかもしれません。しかし、外に持ち運ぶにはやや不安を感じるレベル。『Fire HD 8』は最大『12時間』。約『2倍』近い駆動時間を持ちます。この電池持ちなら、外で動画鑑賞していても安心出来ます。さらに『Fire HD 8 Plus』であれば、『10Wの急速ワイヤレス充電』にも対応しているので、もはや比較対象から外した方が良いのかも。
ダメ押しで、『Fire 7』はWi-Fi規格が『IEEE 802.11n』までの対応となり、高速通信規格『IEEE 802.11ac』には非対応。IEEE 802.11nの最大通信速度は『600Mbps』、IEEE 802.11acは『6.9Gbps』とその差『10倍』以上。もちろん接続する通信環境にもよりますが、IEEE 802.11acへの対応は、オンライン動画鑑賞時の強い味方に。
この時点でまだ、どちらを買うか悩んでいる人は、一度『Fire 7』を購入してみれば良いと思います。そこで不満が出なければ、それはそれでアリなのかもしれません。しかし、仮に満足出来なかったのであれば、上記を踏まえて『Fire HD 8』シリーズを買い直してください。
中でも私が圧倒的にオススメしたいのは、最上位モデルの『Fire HD 8 Plus』。『Fire HD 8 Plus』を購入する時、一緒に揃えたいのが『アクセサリー』です。もう少し待てば、サードパーティから色々と販売されるかもしれませんが、『Fire HD 8 Plus』の場合は、純正アクセサリーの購入をオススメします。
その理由は、ワイヤレス充電スタンド。『Fire HD 8 Plus』には、専用のワイヤレス充電スタンドが用意されています。勿論、『Fire HD 8 Plus』を置くだけで、急速充電を開始してくれます。初期設定をしておけば、自動的に『Showモード』が立ち上がり、音声AIアシスタントAlexa対応のスマートスピーカーに。これだけでステータス上がります。そしてこのワイヤレス充電スタンド、ケースを装着したまま充電してくれるんです。ケースの厚みは4mmまで対応。
ただし、素材によってはワイヤレス充電が機能しなかったりするので、ケース選びはやや慎重に行う必要があります。サードパーティから出るまでには時間がかかりますし、もしかしたらワイヤレス充電スタンドが使えないかもしれない。やはりケースは着けずに・・・というのは間違いです。
『Fire HD 8 Plus』には、純正の専用カバーが用意されています。これであれば、ワイヤレス充電スタンドでの動作確認もとれていますし、発売と同時に装着する事が出来ます。やはり純正品というのはメリット多いですね。
さらに、純正品でアクセサリーを揃えるメリットは、他にもあります。3点セットで購入する事で、『2,000円』の割引を受ける事が出来るんです。本来総額で『20,060円』のところ、今なら『18,060円』です。
純正品は少し価格高めのイメージが強いですが、その分品質は間違いなし。それでいて割引も適用されるので、買わない理由は見つかりません。
せっかく2,000円割引になるので、もう少し『Fire HD 8 Plus』のアクセサリーを掘り下げてみましょう。ワイヤレス充電スタンド、純正の専用カバーときたので、次はやはり『フィルム』です。前世代からサイズやフロントカメラの位置が変わっているので、古いモデルのフィルムは当然使えません。
フィルムの価格はどこも同じくらい。その中で私がオススメしたいのは『ミヤビックス』です。以前、Xiaomi Mi Note 10のフィルムを購入して、品質が最高でした。現在用意されているのは、『反射防止』『ブルーライトカット』『傷修復』の3タイプ。私が使った事のあるのは『傷修復』タイプ。どういう仕組みなのか分かりませんが、本当に傷が勝手に消えていて、何度か驚かされました。
そしてオマケにもうひとつ。『Fire HD 8 Plus』はデュアルステレオスピーカーに対応しているので、単体でも迫力あるサウンドが楽しめます。しかし、集中して映画を見たい時、ベストなのはやはり『ヘッドフォン』です。イヤフォンでも良いですが、臨場感と没入感を高めてくれるのは、やはりヘッドフォン。オススメは、最大『60時間』の連続再生時間を持つ『Anker』の『Soundcore Life Q10』。無線式のBluetooth接続ながら、ハイレゾ音源に対応し、独自のテクノロジーで低音も強化。ケーブルを用意すれば、有線による接続も可能な高性能モデル。音質については、個人の意見より、Amazonのレビューを見ていただいた方が、明確かと思います。総じて『お値段以上』の高評価。3,000円台という価格以上の期待をして良いのではないでしょうか。ちなみにキャッシュレス払いで今なら『5%OFF』です。
Fire HD 8シリーズの詳細はコチラ
タブレットの代表格とも言えるのが、Amazonがリリースしている『Fireタブレット』シリーズです。そのFireタブレットの8インチが最新モデルにアップデートされました。ラインナップは『Fire HD 8』『Fire HD 8 Plus』『Fire HD 8 キッズモデル』の3モデル。全モデルがAI音声アシスタント『Alexa』に対応します。
ベーシックモデルとなるFire HD 8は、名称通り8インチHD解像度の液晶ディスプレイを搭載。解像度は前モデルと変わらないものの、明るさが10%増し、コントラスト比も700:1から1000:1にアップ。メリハリのある描写が可能となり、視認性も向上しています。
ストレージ容量は2倍になり、32GBと64GBの2モデルを用意。対応するMicro SDカードの容量も400GBから1TBに拡張されています。動画の持ち運びを、容量気にせずより快適に行えるようになりました。
メモリ容量1.5GBから2GBに増量。Socのクロック周波数も1.3GHzから2.0GHzへと、大幅に引き上げられています。前モデルと比較してパフォーマンスは30%向上。操作していて分かるレベルの高速化を実現しています。
連続駆動時間も長くなり、最大10時間から12時間に。充電なしでプライム動画や電子書籍の閲覧をたっぷりと楽しむ事ができます。オンライン学習時も、電池切れで集中力が途切れる心配はありません。
また、Bluetoothのバージョンが4.1から5.0に上がった事で、通信範囲が4倍、転送速度が2倍にアップ。ゲームや動画鑑賞時の音の遅延が軽減されるので、没入感が明らかに増します。
価格は2GB/32GBモデルが9980円(税込)と1万円以下。2GB/64GBモデルは11980円(税込)。カラーはブルー、ホワイト、ブラックの3色から選べます。
『Fire HD 8 Plus』は『Fire HD 8』の上位モデルとなり、メモリ容量が2GBから3GBに増量。充電速度も5Wが9Wとなり、実用的な部分での性能アップがなされています。さらにFireタブレットではじめてワイヤレス充電に対応。オプションで用意された充電スタンドを使えば、Alexa対応のスマートスピーカーとしても機能します。
価格は3GB/32GBモデルが11,980円(税込)で、3GB/64GBモデルが13,980円(税込)。下位モデルとの差額が2,000円程度なので、長く使いたい人は『Fire HD 8 Plus』を購入しておいた方が、スッキリするかもしれません。
Fire HD 8 キッズモデルの基本仕様は『Fire HD 8』と変わらず、ストレージ容量は32GBのみ。ただし、子供向けのサービスとしてAmazon FreeTime Unlimiteが1年間無料で使い放題に。
さらに、利用に合わせてスケジュールを細かく設定出来たり、ペアレントダッシュボードを使えば、何にどれだけ時間をかけているか、使用状況もわかりやすく把握する事も可能。
2年間の限定保証がついているので、故障に対する心配も軽減されます。
機械的なスペックというより、子供の為のサービスを盛り込んだキッズモデル。『Fire HD 8』に耐衝撃ケースを着ければ同じ事では、と思っていましたが、これは完全に別物ですね。
『Fire HD 8 キッズモデル』はパープル、ピンク、ブルー、の3色展開で価格は14,980円(税込)。
Fireタブレットを使うために必ず必要となるのが、インターネット接続環境。1ヶ月3GBなど、通信量の決められたSIMで、Fireタブレットをテザリングするのは危険です。そこでオススメしたいのが『データ使い放題』をウリとする『Rakuten UN-LIMIT 』。
『Rakuten UN-LIMIT 』は先着300万名に限り、『日本どこでもデータ使い放題』『国内通話かけ放題』というサービスが、1年間無料で提供されます。『日本どこでもデータ使い放題』に関しては、楽天回線エリア内(詳しくはHP参照)であれば高速通信使い放題、さらに楽天回線エリア外のパートナーエリア(au回線)では5GBまで高速通信が可能。5GBじゃ足りないよ、という人もご安心ください。5GB使い切ってしまっても、最大1Mbpsの速度でデータ使い放題は継続します。
『国内通話かけ放題』を使うには、『Rakuten Link』というアプリが必要になります。Android限定で配信されていましたが、ついにiOSにも対応。iPhoneでも使えるようになりました。
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さらに下記の『楽天モバイルID』をコピーして契約時に入力すると、追加で『2,000ポイント』もらえます。
この楽天モバイルIDは、『Rakuten UN-LIMIT 』を契約すると付与されるもの。その楽天モバイルIDを使って誰かを紹介すれば、最大15,000ポイント(5名分)のお小遣い稼ぎも可能となります。
ただし、この『Rakuten UN-LIMIT 』、1年間無料で使えるのは『先着300万人』限定です。『満足出来なければ無料で解約できる』という安心感もプラスされ、応募が殺到しています。300万人を超えた時点でプラン利用料は月々2,980円に。現在行われている還元キャンペーンも、恐らく終了するでしょう。これはもう、急ぐしかありません。