楽天モバイルのMNO参入により、シェアの奪い合いが激化している通信キャリア。10月1日に、auとの統合が予定されている『UQモバイル』は、6月1日から、月間データ容量10GBと通話をセットにした『スマホプランR』を2,980円で提供します。
最大の特徴は、10GBを超えた後の通信速度が最大『1Mbps』になるということ。すでに同様のサービスを提供しているのが、『楽天モバイル』の『Rakuten UN-LIMIT 』。ちなみに、『Rakuten UN-LIMIT
』は月額の利用料金も2,980円と、『
UQモバイル』の『スマホプラン R』と同額。UQモバイルが楽天モバイルを強く意識している事が、はっきりと伝わるプラン内容です。
では、どちらのプランが得かを比較してみましょう。高速通信が可能な基本データ量に関しては、UQモバイルが『10GB』で、楽天モバイルは楽天回線エリアが『無制限』、パートナーエリア(au回線)では『5GB』まで。その後はどちらも最大『1Mbps』での通信が可能となります。楽天回線エリア内では圧倒的に『楽天モバイル』が有利。それ以外の場所ではUQモバイルの方が5GB分多く高速通信が出来るということに。
通話に関しては、UQモバイルの場合は『最大60分/500円』『1度につき10分以内の通話はかけ放題/700円』『完全かけ放題/1,700円』といった3つのプランが用意されています。対する楽天モバイルは『かけ放題』の一択のみ。ただし、『Rakuten UN-LIMIT 』のプラン内に含まれているので、実質『0円』という事に。UQモバイルでは同じ条件にすると『1,700円』が加算されるので、金額で言えば楽天モバイルの圧勝と言えるでしょう。
しかし、楽天モバイルで『国内通話かけ放題』を使うには、『Rakuten Link』というアプリが必要になります。Android限定で配信されていましたが、ついにiOSにも対応。iPhoneでも使えるようになりました。iPhoneで通話をする機会が多いのであれば、別途かけ放題プランが用意されている楽天モバイルの方が、現時点では融通が利きます。
ただし、Rakuten Linkが1年間の無料期間中にiOSに対応してしまうと、形成は一気に逆転します。まさか、そこまで考えてプラン展開をしているのか楽天モバイル。
また、オンラインで契約すれば『3,000ポイントプレゼント』、お申込み時に発生する事務手数料は『全額ポイント還元』という限定キャンペーンを実施中。申し込みをするだけで実質3,000ポイントもらえるということです。
さらに下記の『楽天モバイルID』をコピーして契約時に入力すると、追加で『2,000ポイント』もらえます。
この楽天モバイルIDは、『Rakuten UN-LIMIT 』を契約すると付与されるもの。その楽天モバイルIDを使って誰かを紹介すれば、最大15,000ポイント(5名分)のお小遣い稼ぎも可能となります。
通話の部分に関して言えば、まだ改善の余地ありな楽天モバイル。しかし、1年間無料で使える事や、巨額のポイントバックを差し引いて考えれば、今は完全にボーナスステージ。『Rakuten UN-LIMIT 』を契約していない人は、単純に損していると感じてしまいます。先着300万人達成が、いつ発表されるかヒヤヒヤさせられる『Rakuten UN-LIMIT
』。PayPayやLINE Payの還元キャンペーンに乗り遅れた時の様な、悔しい思いをしないでくださいね。