Oppoが自社のSoc開発に本腰か!MediaTekやUNISOCから人員確保!脱アメリカ、Qualcommを目指す!

中国スマートフォン市場で第2位のシェアを持ち、世界市場でも第5位の『Oppo』。世界シェア1位~3位までのSamsungAppleHuaweiが実現出来ていて、4位のXiaomiと5位のOppoが実現出来ていない事、それは自社による『Soc』の開発です。

『日経アジアレビュー』によると、Oppoはアメリカの規制拡大のリスク回避に向けて、独自のSoc開発設計に向けた取り組みを強化。Socはスマートフォンにとっての命綱。開発を自社で行う事で、アメリカのサプライヤーへの依存を減らす事が可能に。たとえHuaweiの様な制裁を受けても、製品を出し続ける事が出来ます。

Oppoは少しでも開発スピードを早めるべく、世界第2位のシェアを持つ、台湾の大手半導体メーカー『MediaTek』の上層部数名と、中国で第2位となる『UNISOC』のエンジニアを大量雇用。上海に、経験者を主軸とした新たな専門部署を設立しました。

直近で採用されたのは、MediaTekの元最高責任者であり、Oppoとはすでにコンサルタント契約を交わしていた『Jeffery Ju』。Jeffery Juは、Xiaomiでも過去に幹部を勤めています。MediaTekで5Gスマートフォンチップの開発に携わった経営幹部も、1~2ヶ月後にOppoに加わる予定です。さらに、アメリカのQualcommHuaweiHiSiliconからも積極的な引き抜き活動を行っており、半導体メーカーにとっては油断のならない状況が続いています。

今では中国最大の半導体メーカーを持つHuaweiは、10年以上前にHiSiliconを設立しています。そのHuaweiとは対照的に、Socの開発に遅れをとっているOppo。アメリカQualcommのへの依存度の高さも、今の情勢を鑑みると、好ましいとは言えません。

Qualcomm脱却の一貫として、今年のはじめにMediaTekDimensity 1000Lを採用したOppo Reno 3をリリース。さらに5月に入り、同じくMediaTekDimensity 800を搭載したOppo A92sを市場投入しています。

Oppoと同様の状況にあるXiaomiは、2014年に自社開発のSocを導入。しかし第2世代のリリースは、未だ行えていません。それを踏まえても、やはりSocの開発は一筋縄ではいかず、世界トップメーカーの技術力を持ってしても、実現が難しいということでしょう。自社でSocの開発が出来るようになれば、世界TOP3に入り込む可能性も高まるOppoXiaomi。どちらが一歩先に抜け出すか。目が離せません。

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