ついに最新モデルとなる『iPhone 12』シリーズがリリースされました。ベーシックモデルとなる『iPhone 12』に加え、ディスプレイサイズが一回り小さい5.4インチの『iPhone 12 mini』も登場。ここで気になるのが『iPhone 12 mini』と『iPhone SE(第2世代)』のすみわけです。
『iPhone SE(第2世代)』は4.7インチの小さめなディスプレイを搭載する廉価モデルとして今年の4月24日に発売開始。『iPhone 12 mini』との主な違いは以下の通りです。
ディスプレイ
- iPhone SE(第2世代):4.7インチ液晶(Retina HDディスプレイ)
- iPhone 12 mini:5.4インチ有機EL(Super Retina XDRディスプレイ)
iPhone 12 miniの方が0.7インチ大きめのディスプレイを搭載。また、液晶から有機ELに変更している点もポイントです。解像度もアップしていますが、ディスプレイサイズがあまり大きくないので、その部分に関してはそこまで大きな変化は感じられないかもしれません。iPhone 12 miniは少し大きめでハイコントラスト表示に強いディスプレイを搭載しているという認識で良いでしょう。
通信
- iPhone SE(第2世代):4G
- iPhone 12 mini:4G/5G
iPhone 12 miniでは『5G』の利用が可能になります。ただし、日本で『5G』が一般的に利用出来るようになるのは数年先。それまでは結局『4G』で通信を行う事に。なのでこの部分に関してはあまり『メリット』とは言えませんね。
カメラ
- iPhone SE(第2世代):1200万画素(広角)
- iPhone 12 mini:1200万画素(広角)+1200万画素(超広角)、光学2倍ズーム
iPhone SE(第2世代)はシングルレンズで広角撮影のみに対応するのに対し、iPhone 12 miniはデュアルレンズ化。超広角撮影が可能となり、光学2倍ズームにも対応します。『超広角』と『光学ズーム』は意外と登場シーンが少ないので、普段オートでパシャパシャ撮ってる人にとっては不要かもしれません。ただしカメラ重視の人は撮影シーンが広がるiPhone 12 miniのほうがお勧めですね。
Soc
- iPhone SE(第2世代):A13 Bionic
- iPhone 12 mini:A14 Bionic
iPhone SE(第2世代)が搭載しているA13 Bionicの時点ですでに十分すぎる処理能力をもつiPhone。現時点でA14 Bionicのちからをフルに使う機会は殆ど無いような。最近のスマートフォンはSoc性能が上がりすぎて、提供するサービスが追いつかない状態。ゲームを含め、日常的な使い方ではあまり両モデルの差を感じられないでしょう。
動画再生時間
- iPhone SE(第2世代):最大13時間
- iPhone 12 mini:最大15時間
A14 Bionicの設計には5nmプロセスルールが採用され、さらなる小型化により『電力効率』が改善されています。iPhone 12 miniもその恩恵を受けており、動画再生時間はiPhone SE(第2世代)と比較して2時間長くなっています。
ロック解除
- iPhone SE(第2世代):Touch ID
- iPhone 12 mini:Face ID
iPhone SE(第2世代)が指紋認証なのに対し、iPhone 12 miniは顔認証。現在顔認証の大きな障害となっているのが『マスク』です。マスクを半分に折った状態で登録すると解除出来るらしいですが、そこまでして顔認証を利用している人は少ないような。柄違いのマスクを使っている人も沢山いますしね。指紋認証の場合はマスク関係なしにロックの解除が可能です。ロックによる煩わしさを感じたくない場合はiPhone SE(第2世代)を選択すべきかと。
価格
- iPhone SE(第2世代):44,800円(税込:49,280円)~
- iPhone 12 mini:74800円(税込:82,280円)~
両モデルが同じ価格であれば、9割の人がiPhone 12 miniを購入するでしょう。しかしそうは問屋がおろしません。税込にして『33,000円』の差額あり。これはかなり大きいですよね。現状はiPhone SE(第2世代)に留めておいて『33,000円』は貯金をし、『5G』がしっかりと普及したらその時点で最新のiPhoneを買った方が、コストパフォーマンスは間違いなく高いでしょう。
現在格安SIMの『BIGLOBEモバイル』では、SIMの申し込みとiPhone SE(第2世代)を同時に購入すると最大『30,800円相当』の還元を受けられるキャンペーンを開催中。これほどお得にiPhone SE(第2世代)を購入出来る機会は滅多に無いでしょう。しかしあまりに安いので、なんと取り扱いを開始した9月18日からたったの2日で在庫が無くなってしまいました。長い期間『入荷待ち』になっていましたが、先程『BIGLOBEモバイル』のHPをのぞいてみると、申込みが復活しているではありませんか!
通信料金の安さに加え、YouTubeや対応音楽アプリの通信がノーカウントになる『エンタメフリーオプション』が魅力の『BIGLOBEモバイル』。この機会にiPhone SE(第2世代)の購入とSIMの切り替えを同時に行ってみては!
iPhone SE 2ndをBIGLOBEモバイルで購入すれば2年で17万円以上節約出来る!?そのお金でiPhoneの最新モデル買えばいいじゃん!
BCN株式会社が発表している10月5日~10月11日の『スマートフォン週間売上げランキング』によると、1位を獲得しているのは通信キャリア『Softbank』が販売しているiPhone SE(第2世代)。2位は『au』、そして5位には『docomo』が取り扱うiPhone SE(第2世代)がランクインしており、iPhone SE(第2世代)人気の凄まじさをデータが証明しています。
これまではキャリアの取り扱いがメインだったiPhone SE(第2世代)ですが、9月18日から格安SIMの『BIGLOBEモバイル』が取り扱いを開始しました。
通信キャリアだから、格安SIMだからと言ってiPhoneの性能に差はありません。同じiPhone SE(第2世代)が販売されています。では、2位の『au』と『BIGLOBEモバイル』、どちらで購入した方が安くiPhone SE(第2世代)を購入する事が出来るでしょうか。『au』でiPhone SE(第2世代)64GBの購入を想定して、公式サイトで月々の支払いに関するシミュレーションを行ってみました。その結果がコチラ。
契約1ヶ月目~6ヶ月目までは『スマホ応援割2』が適用されて『1,000円』割引になります。それでも支払い金額は『8,565円(税込)』とかなり高め。さらに7ヶ月目からは『スマホ応援割2』が終了して支払い金額は『9,665円(税込)』に上がります。ほぼ1万円程度。どう考えてお高すぎでしょう。
しかもこの金額は、『かえトクプログラム』が適用された状態。『かえトクプログラム』は13ヶ月目~25ヶ月目の間に、『au』で取り扱っている端末に買い換える必要があり、その際にiPhone SE(第2世代)は回収されてしまいます。iPhoneは丁寧に使っていればそれなりの価格で売る事が出来るので、『かえトクプログラム』を利用するメリットは感じられず、逆に『au縛り』状態になるのでオススメ出来ません。
しかし、『かえトクプログラム』を利用しない場合は24回目の支払額が『26,520円』に。端末料金の支払い金額は23回目まで『1,250円(税込)』なので、『かえトクプログラム』の事をしっかり認識せずに契約してしまうと後々大変な事に。iPhone SE(第2世代)の実質負担金が『28,750円(税込)』と書かれていますが、それはこの『かえトクプログラム』ありきの話。適用しない場合は『55,270円(税込)』です。
『au』では、月々の通信量が2GB以下の場合は利用料金が『1,480円』自動的に割引に。これは『au』だけでなく、通信キャリアのSoftbank、docomoも似た様な料金形態をとっています。しかし通信量2GB以下でも月々の支払いは7千円以上。端末料金が含まれているとはいえ高すぎです。
MM総研が2020年5月20日に発表した調査結果(2020年2月時点のもの)によれば、月々のデータ通信量が『1GB以内』の人が『29%』、『2GB以内』の人が『16.7%』と、比率的には最も多いです。しかしこれは『必要が無くて使っていない』のではなく、『通信料金が高くなるので使えない』という状況である事が、通信キャリアの料金プランから見てとれます。通信量を頑張って節約しているのに、支払っている料金は『明らかに割高』というなんとも悲惨な状況の人が沢山いるという事です。
『au』などの通信キャリアを利用するメリットは『通信速度』の速さ。しかし基地局の設置やメンテナンスなど、ランニングコストが嵩むのでその分利用料金は高額に。
格安SIM(MVNO)のメリットはなんと言っても『利用料金』の安さ。MNO(キャリア)と違って自ら基地局を持たないので、コストは最小限に抑える事が出来ます。『ユーザーが混雑する時間帯に通信速度が遅くなる可能性がある』といったデメリットは存在するので、『高いお金を支払ってでも通信速度を優先する』という人は、通信キャリアとの契約がお勧めです。
では、格安SIMの『BIGLOBEモバイル』でiPhone SE(第2世代)を購入した場合、どれくらいの料金が発生するでしょうか。『au』と同じiPhone SE(第2世代)64GBの価格は『46,200円(税込:50,820円)』。『au』よりは少し安めです。さらに11月3日までは『20,000円相当』のGポイント還元キャンペーンを開催中。このGポイントは現金化が可能なので、実質的なキャッシュバック。つまりこの時点で実質『30,820円(税込)』でiPhone SE(第2世代)が購入出来るということに。
さらに『BIGLOBEモバイル』は最初の6ヶ月間通信料金からも割引中。最初の3ヶ月割引というキャンペーンはたまに目にしますが、その倍の長さ。総額で7,200円通信料がお得になります。iPhone SE(第2世代)への還元と合計すると『27,200円相当』。
ここで、『au』『BIGLOBEモバイル』でiPhone SE(第2世代)を購入した場合、それぞれ『2年間』でどれだけの支払いが発生するかを計算してみましょう。通信容量は少し余裕をもたせて『6GB』。この程度であれば、極端にモバイル通信を節約する必要はありません。
auの通信料金+端末料金
iPhone SE 2nd(64GB)本体料金:55,270円(税込)
回線:au回線
契約プラン:データMAX 4G LTE
月額利用料金:7,650円(税込:8,415円)×18カ月=151,470円(税込)
最初の6カ月間:6,650円(税込:7,315円)×6カ月=43,890円(税込)
通話料:30秒/20円(税込:22円)
かけ放題:時間制限なし=1,800円(税込:1,980円) 5分以内何度でも=800円(税込:880円)
2年間の合計コスト=250,630円(税込)
BIGLOBEモバイルの通信料金+端末料金
iPhone SE 2nd(64GB)本体料金:30,820円(税込)※11月3日まで20,000円相当のポイント還元(現金化可能)実施中
回線:docomo/au回線(選択可能)
契約プラン:音声通話SIM6GB
月額利用料金:2,150円(税込:2,365円)×18カ月=42,570円(税込)
最初の6カ月間:950円(税込:1,045円)×6カ月=6,270円(税込)
通話料:【通常】30秒/20円(税込:22円) 【通話アプリ使用】30秒/10円
かけ放題:660円(税込:1回3分以内)、913円(税込:1回10分以内)
2年間の合計コスト=79,660円(税込)
『au』で『iPhone SE 2nd』を購入し、2年間運用した場合のトータルランニングコストは『250,630円(税込)』。対する『BIGLOBEモバイル』は『79,660円(税込)』という桁違いの結果が出ました。差額にしてなんと『170,970円(税込)』。iPhoneの最上位モデルや『新型iPad Air』『MacBook Pro』を購入出来てしまいます。
また、『BIGLOBEモバイル』では『6GB』でも通信容量が足りないという人の為に、スペシャルサービス『エンタメフリー・オプション』が用意されています。このオプションを利用すると、『Youtube』『Spotify』『Amazon Music』といった人気の動画や音楽配信アプリの通信が『ノーカウント』に。通常利用料金は480円(税込:528円)と激安です。
しかも、11月3日までのキャンペーン期間中に音声通話SIM3GB以上で契約すると、『エンタメフリー・オプション』が6ヶ月間利用料金無料!『エンタメフリー・オプション』はあくまでオプションサービスなので、加入は自由です。しかし、この6ヶ月間無料特典を受けられるのはSIMの契約時のみなので、ご注意ください。
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YouTubeもAmazon MusicもSpotifyも通信ノーカウントになるエンタメフリーオプションを使ってみた!
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『エンタメフリー・オプション』を追加して『YouTube観放題』『ストリーミング音楽聴き放題』な状態にしても、『au』よりは圧倒的に安い『BIGLOBEモバイル』。iPhone SE(第2世代)の購入を検討している人は、是非『BIGLOBEモバイル』への乗り換えも同時に行ってください。そして浮いたお金で『新型iPad Air』『MacBook Pro』もしくはiPhoneの最新モデルを購入しましょう!
還元されるポイントは汎用性が超高い!現金化も可能
iPhone SE(第2世代)の購入で配布されるポイントは、提携数120を超える他社のポイントや、現金への換金も可能というかなり汎用性の高いもの。これは実質的なキャッシュバックですね。
圧倒的な処理能力を4.7インチの手のひらサイズに凝縮したiPhone SE 2nd
iPhone SE 2ndはディスプレイサイズが大きくなり高解像度化
旧iPhone SEが4インチで解像度はRetina(640x1136)だったのに対し、iPhone SE(第2世代)は4.7インチでRetina HD(1,334×750)に。持ち運びやすいサイズ感はそのままに、ディスプレイ性能をしっかりと向上させています。
iPhone SE 2ndはiPhone 11 Proと同じA13 Bionicを採用
旧iPhone SEに搭載されていたSocはA9 Bionic。世代が代わると数字が増えていくので、単純に4世代前のものになります。A9 BionicのAntutuスコアは20万弱、A13 Bionicは50万前半なので、単純に性能が2.5倍程度アップした事に。当然iPhone 8よりも処理能力は遥かに上です。
iPhone SE 2ndはFelicaチップを搭載。Apple Payでキャッシュレス
旧iPhone SEは4インチという絶妙なサイズ感から、日常的に持ち歩いていても邪魔にならない事が魅力の一つでした。しかし残念だったのは、タイミング的にFelicaがまだ採用されていなかった事。iPhoneにFelicaが採用されたのはiPhone 7から。新型iPhone SEではFelicaにもしっかり対応。Apple Payを使えばキャッシュレス決済を行う事が出来ます。今後モバイルPASMOのサービス開始も決定しているので、さらに価値は上がるでしょう。
iPhone SE 2ndはカメラ性能が大幅に向上。写真も動画も別次元に
カメラはシングルレンズで、見た目はiPhone 8と同じ。価格も安いですし、普通はカメラ画質もiPhone 8と同等、もしくはそれ以下と考えるでしょう。
しかし違います。A13 Bionicの搭載により、画像処理能力が大幅に向上。スマートフォンのカメラ画質は、レンズだけでなくSocの性能に大きく依存します。Socの性能が上がり、AI機能が強化された事で、被写体と背景の識別がより正確に。フロントカメラ、リアカメラの両方が、美しい背景ボケを魅力とするポートレートモードに対応します。
ボケを調整する深度コントロールも可能。
さらにiPhone XSシリーズで新たに追加された『スマートHDR』もサポート。複数の写真からAIがベストなシーンを識別する、いいとこどり画像合成技術により、陰影がハッキリとしたダイナミックレンジの広い、臨場感あふれる写真を簡単に撮る事が出来ます。
iPhone 11 Proと同様に、6つのエフェクト効果を持つポートレートライティングも健在。光の調整による本格的な演出効果を誰でも手軽に行えます。
夜景が綺麗に撮れるナイトモードは公式ページに説明が無いので、恐らく非対応。
iPhone SE(第2世代)は、写真だけでなく動画もしっかり撮れる印象。解像度は4K(60fps)に対応し、立体的に音声を記録する『ステレオ録音』も可能。シャッターを長押しすると動画撮影と写真撮影が切り替わる『QuickTake』も便利。
動画撮影時も光学式手振れ補正が機能するので、廉価モデルらしからぬ、想像以上の画質を期待できるかもしれません。
iPhone SE 2ndは防水防塵性能あり
旧iPhone SEでは非対応だった、日本の大人気性能のひとつ『防水防塵』に対応。水深1mにおいて30分間の耐水性能というのは、かなりしっかりとしたレベル。料理しながら気にせず使えたり、お風呂でシャワーがかかっても問題なし。iPhoneが更に手軽にどこでも使えるように、活躍の場が広がります。
iPhone SE 2ndはワイヤレス充電に対応。Lightning要らずに
これも人によっては、かなり魅力的なスペックアップ。iPhoneのワイヤレス充電機能は、充電が手軽になるというだけでなく、Lightningコネクタから解放されるというメリットもあります。Lightningコネクタ対応のケーブルや充電器は価格が高いので、そこはiPhoneを使う上でのマイナスポイント。しかしワイヤレス充電なら別です。最近では対応端末が増えて、値下がり傾向にあるワイヤレス充電器。充電スピードが少し遅くなっても問題無いという人は、iPhone SE(第2世代)と同時購入に購入する事をオススメします。
iPhone SE 2ndは連続駆動時間が長く
旧iPhone SEは筐体が小さく、Socも旧型なので電池の持ちがあまり良くありませんでした。しかしiPhone SE(第2世代)はバッテリーサイズが大きくなり、かつ A13 Bionicの搭載により、電力効率が大幅にアップ。動画連続再生時間も最大13時間程度まで伸びました。
iPhone SE 2ndは複数のSIMが使える
旧iPhone SEはシングルSIMスロットだったので、1枚のSIMカードしか使えませんでした。iPhone SE(第2世代)は物理的なSIMカードに加えてeSIMに対応。これにより、自分のライフスタイルに合わせた、様々な通信プランとの組み合わせ(Dual SIM運用)が可能に。
iPhone SE 2ndは買いなのか?
ぱっと見はiPhone 8です。しかし細かく掘り下げていくと、単純に処理能力が上がったiPhone 8というだけではありません。カメラが想像していた以上に良い出来です。そしてeSIM運用という、廉価モデルらしからぬ使い方も出来ます。超強力Soc『A13 Bionic』搭載なので、当然ゲームをバリバリ遊ぶことも。
これはiPhone 8の見た目をしたiPhone 11なのでは。Face IDが使えない代わりに、未だに支持者が多いTouch IDが使えたり、不足された部分はしっかりと代替え機能で補っています。お値段以上のハイコストパフォーマンスモデルである事は間違いなし。