買う前から安心出来るスマートフォンメーカーは『Xiaomi』と『OPPO』です。しかしスペックの高いモデルを他メーカーが低価格でリリースすると、どうしても気になってしまいます。そしてあまりに気になり購入に至ったのが『TCL 10 Lite』です。
『TCL』は世界第2位のシェアを持つ巨大なテレビメーカーで、最近では日本のスマートフォン市場にも力を入れています。『TCL 10 Lite』『TCL 10 Pro』に続き、11月24日には『5G』に対応する『TCL 10 5G』が発売開始(+Styleでは11月10日から先行発売)に。
『TCL 10 5G』はハイミッドレンジ用の『Snapdragon 765G』を搭載しつつ、価格は『39,800円(税込)』と破格。しかし購入した事の無いメーカーのスマートフォンに『39,800円(税込)』を出すのはやや躊躇してしまいます。まずはお手軽な『TCL 10 Lite』で『TCL』のクオリティをチェックしてみる事に。
まずは本体の質感から。基本的に、『2万円台』で購入出来るスマートフォンの見た目に何かを期待してはいけません。しかし完全にこれは予想外。『ホワイト』はメーカーによって質感が大きく分かれるのですが、これは間違いなく『当たり』な出来栄え。カメラデザインもバランスがとれていて格好いいです。指紋認証が『不要』と思っていた時期もありますが、今は無くてはならない存在に。認証部分が同色系で凹凸が目立たないのもナイスです。
『TCL』は世界を代表するテレビメーカーなので、独自の『NXTVISION』というディスプレイ技術を採用しています。コントラストや彩度を自動調整して画質を鮮明にし、さらにSDR(通常画質)をダイナミックレンジの広いHDR(ハイダイナミックレンジ)品質にアップコンバートしてくれる機能も。
大体コレ系は効果がイマイチの場合が多いのですが、流石テレビメーカーです。しっかりと色が変化していますし、その変わり方がとても自然。このクオリティはテレビの画面で研究をし尽くした成果なのでしょう。『TCL 10 Lite』はSDRからのコンバートだけでなく、HDRコンテンツ自体の動画再生にも対応。液晶というよりやや『有機EL』に近いクッキリとした色合いで、個人的にはかなり好みですね。
ここまでは完全にお値段以上の『TCL 10 Lite』。しかし問題は『カメラ』です。『Xiaomi』と『OPPO』は世界TOP5のスマートフォンメーカーです。『TCL』が世界第2位のテレビメーカーだとしても、両社に敵う筈はありません。ましてや『TCL』は外観デザインとディスプレイのクオリティが非常に高いので、カメラは普通に撮れれば満足出来るレベル。しかしどの程度の写真が撮れるのかはやはり気になるので、早速試写を行ってきました。
先日『ZenFone 7』で撮影を行ったので、比較すると流石に物足りなさは感じます。しかしミッドレンジの画質としては上々なのでは。もっとも、スマートフォンのカメラはアルゴリズムの開発がかなり難しいはず。これは日本のスマートフォン市場に『TCL』というとんでもない伏兵が現れました!
カメラ画質も上々の『TCL 10 Lite』。しかし実機を操作していて1点気になる点が。それは『動作が軽すぎる』という事。これは同じ『Snapdragon 665』を搭載している『OPPO A5 2020』や『Xperia 10 II』と比較して体感的に感じられるレベル。これはAntutuのベンチマークを測定し、『Snapdragon 665』搭載モデルとスコアを比較するしかありません!
これまで計測した中では、メモリ6GBを搭載する『OPPO Reno3 A』が最もハイスコアで『183,203』。そういえば『TCL 10 Lite』もメモリは『6GB』。もしかするとこれは高いスコアを期待出来るかもしれません。計測結果がコチラ。
なんと『TCL 10 Lite』のAntutuベンチマークスコアは『187,472』。『OPPO Reno3 A』を抜いてしまいました。世界の『Xiaomi』『OPPO』も驚かせる圧巻の処理能力。とんでもないミッドレンジが現れました。
TCL 10 Liteの主な仕様
TCL 10 Lite | |
---|---|
Soc | Snapdragon 665 |
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,000mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 180g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
深度測定カメラ
|
Bluetooth | 5.0 |
センサー | 指紋認証、加速度計、ジャイロセンサー、近接センサー、コンパス |
TCL 10 Liteにお勧めな格安SIM
TCL 10 Liteが対応する周波数帯
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band26(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
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