日本のスマートフォン市場において、ミッドレンジクラスに搭載されているSocで最も多いのが『Snapdragon 665』です。スマートフォンの処理能力を数値化する『Antutu』で『Snapdragon 665』を計測すると、スコアは『17万~18万』程度。このスコアは3Dゲームをサクサクこなすにはやや物足りない数字です。『Snapdragon 665』の処理能力を遥かに超え、『28万弱』という凄まじいスコアを叩き出しているのが、ワンランク上のハイミッドレンジ『Snapdragon 720G』。
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『Snapdragon 720G』は処理能力が高いだけではありません。Socはサイズの小さい『プロセスルール』で製造される程、電力効率が上がるとされています。『Snapdragon 720G』のプロセスルールは『8nm』なのに対し、『Snapdragon 665』は『11nm』。『3nm』の差は電力効率に直結し、消費電力と駆動時間に大きな影響を与える事に。
処理能力が高く、電力効率にも優れる『最強Soc』。実は日本国内だと、Xiaomiの『Redmi Note 9S』以外搭載するスマートフォンが存在しませんでした。しかしついに、満を持してSHARPの大人気モデル『AQUOS sense 4』シリーズが『Snapdragon 720G』を採用しました。
しかし『AQUOS sense』シリーズに『高性能』というイメージが正直あまり無く、前モデルとなる『AQUOS sense 3』シリーズでは『Snapdragon 630』という低消費電力重視のSocを搭載していました。なので今回『Snapdragon 720G』を採用した事は正直意外。高性能化に関しては全く悪い事ではないのですが、『AQUOS sense 4』シリーズの中には『メモリ3GB』という、『Snapdragon 720G』を搭載する意味すら感じない低スペックモデルが存在します。
それが『AQUOS sense4 basic』。メモリサイズが『3GB』程度だと、高速で読み書き出来るデータの量が限られてしまい、折角高性能なSocを搭載してもメモリがその処理速度においつきません。正直メモリ『3GB』であれば、『Snapdragon 630』のままで十分です。『Redmi Note 9S』は『4GB』モデルと『6GB』モデルを2種類用意。『Snapdragon 720G』の能力をフルに活かすのであれば、ぜひ『6GB』モデルをセレクトしたいところ。
また、『Snapdragon 720G』は『ISP Spectra™350L』という1億9,200万画素の写真撮影をサポートする高性能な画像処理エンジンに加え、AI性能を高める『DSP Hexagon™692 』を搭載する事でシーン認識機能を強化。つまり、カメラに関しても『Snapdragon 720G』は優れているという事です。
Xiaomiはカメラの性能をベンチマーク化する世界一有名なサイト『DxOMark』において、Appleを凌ぐ世界トップクラスの高い評価を受けています。
『Redmi Note 9S』ではその優れたアルゴリズムを使用する事が可能。カメラは『4,800万画素の超高解像度撮影に対応するメインカメラ』『800万画素の超広角カメラ』『500万画素のマクロカメラ』『200万画素の震度測定カメラ』といった4眼構成。
私はこれまで様々なシーンを『Mi 9』『Mi 10』『Redmi Note 9S』『Mi Note 10 Lite』といったXiaomiのスマートフォンで撮影してきましたが、どれも十分満足のいく仕上がり。だからこそ『Xiaomiのスマートフォンはカメラ画質が良い』と胸を張って言えるのです。
『AQUOS sense4 basic』の上位モデルとなる『AQUOS sense4』は『1200万画素のメインカメラ』『1200万画素の超広角カメラ』『800万画素光学2倍ズームカメラ』の3眼構成。正直画質がXiaomiに勝るとはどうしても思えませんが、構成自体はバランスがとれています。しかし『AQUOS sense4 basic』では『広角カメラ』がカットされており、『メインカメラ』と『光学2倍ズームカメラ』の2眼構成に。この辺りもやや勿体なさを感じてしまいます。
恐らく『Snapdragon 720G』の採用は電力効率の高さが目的です。『AQUOS sense4 basic』のイメージ動画には『1週間の電池もち』というキャッチコピーが使われているので間違いないでしょう。しかし『AQUOS sense4 basic』の電池容量は『4,570mAh』で、『Redmi Note 9S』は『5,020mAh』。やはりスペック面においては『Redmi Note 9S』の完勝と言えますね。
通常販売価格は『Redmi Note 9S』の『4GB/64GBモデル』が『24,800円(税込)』、『6GB/128GBモデル』が『29,800円』。『AQUOS sense4 basic』は『3GB/64GBモデル』が『36,000円(税込)』となっています。『おサイフケータイ』や『防水機能』を目的に購入するのであれば、前モデルとなる『AQUOS sense 3』で十分の様な気も。
11月18日の午前11時から開催される『OCN モバイル ONE』の『大感謝スマホSALE』では、『Redmi Note 9S』と『AQUOS sense 3』が大幅割引になる可能性大。ぜひチェックしてみましょう!
格安SIMはOCNモバイルONEがお勧めな理由
MM総研が2020年5月20日に発表した調査結果(2020年2月時点のもの)によると、スマートフォンユーザーの大部分は月々の通信容量が『5GB以内』。つまり、通信容量『5GB』程度のSIMを契約すれば十分だという事(最近各社が発表している20GBプランは容量が多すぎ)です。よって、利用料金を比較する上では『5GB』を目安に各社の料金プランは選ぶ(5GBプランが無い場合は近い容量のプラン)事に。利用期間は『2年』とします。
docomoの通信料金
回線:docomo回線
契約プラン:ギガライト(5GBまで)
月額利用料金:5,665円(税込)×24カ月=135,960円(税込)
通話料:30秒/20円(税込:22円)
かけ放題:時間制限なし=1,700円(税込:1,870円) 5分以内何度でも=700円(税込:770円)
2年間の通信コスト=135,960円(税込)
auの通信料金
回線:au回線
契約プラン:データMAX 4G LTE
月額利用料金:7,650円(税込:8,415円)×18カ月=151,470円(税込)
最初の6カ月間:6,650円(税込:7,315円)×6カ月=43,890円(税込)
通話料:30秒/20円(税込:22円)
かけ放題:時間制限なし=1,800円(税込:1,980円) 5分以内何度でも=800円(税込:880円)
2年間の通信コスト=195,360円(税込)
Ymobileの通信料金
回線:Softbank回線
契約プラン:スマホベーシックプランM(10GB)
月額利用料金:3,680円(税込:4,048円)×18カ月=72,864円(税込)
最初の6カ月間:2,980円(税込:3,278円)×6カ月=19,668円(税込)
通話料:30秒/20円(税込:22円)
かけ放題:10分以内何度でも=無料
2年間の通信コスト=92,532円(税込)
IIJmioの通信料金
回線:docomo回線/au回線
契約プラン:音声通話SIM 6GB
月額利用料金:2,220円(税込:2,442円)×24カ月=58,608円(税込)
通話料:【通常】30秒/20円(税込:22円) 【みふぉんダイヤル使用】30秒/10円(税込:11円)
かけ放題:誰とでも3分以内/家族10分以内何度でも=600円(税込:660円) 誰とでも10分以内/家族30分以内何度でも=830円(税込:913円)※11月4日までキャンペーンで0円
2年間の通信コスト=56,608円(税込)
OCNモバイルONEの通信料金
回線:docomo回線
契約プラン:通信6GB音声対応SIM
月額利用料金:1,980円(税込:2,178円)×24カ月=52,272円(税込)
通話料:【通常】30秒/20円(税込:22円) 【OCNでんわアプリ使用】30秒/10円(税込:11円)
かけ放題:10分以内何度でも=850円(税込:935円) 通話料上位3番号への通話=850円(税込:935円) 10分以内何度でも+通話料上位3番号への通話がセット=1300円(税込:1,430円)
2年間の通信コスト=52,272円(税込)
mineoの通信料金
回線:au回線、docomo回線、Softbank回線
契約プラン:デュアルタイプ6GB
契約プラン:Mプラン 7GB(音声通話つき)
月額利用料金:au回線=2,190円(税込:2,409円)×24カ月=57,816円(税込) docomo回線=2,200円(税込:2,420円)×24カ月=60,192円(税込)
通話料:【通常】30秒/20円(税込:22円) 【mineoでんわ使用】30秒/10円(税込:11円)
かけ放題:10分以内何度でも=850円(税込:935円) 定額30分=840円(税込:924円) 定額60分=1,680円(税込:1,848円)
2年間の通信コスト:au回線=57,816円(税込) docomo回線=60,192円(税込)
nuro mobileの通信料金
回線:au回線、docomo回線
契約プラン:Mプラン 7GB(音声通話つき)
月額利用料金:au回線=2,800円(税込:3,080円)×24カ月=73,920円(税込) docomo回線=2,280円(税込:2,508円)×24カ月=58,080円(税込) Softbank回線=2,800円(税込:3,080円)×24カ月=73,920円(税込)
通話料:【通常】30秒/20円(税込:22円) 【nuro mobileでんわ使用】30秒/10円(税込:11円)
かけ放題:10分以内何度でも=800円(税込:880円)
2年間の通信コスト:au回線=73,920円(税込) docomo回線=58,080円(税込) Softbank回線=73,920円(税込)
UQ mobileの通信料金
回線:au回線
契約プラン:スマホプランR(10GB)
月額利用料金:2,980円(税込:3,278円)×24カ月=78,672円(税込)
通話料:30秒/20円(税込:22円)
かけ放題:時間制限なし=1,700円(税込:1,870円) 10分以内何度でも=700円(税込:770円) 60分定額=500円(税込:550円)
2年間の通信コスト=78,672円(税込)
上記の一覧から、『OCN モバイル ONE』の通信料金が最も安い事が分かると思います。しかし、『OCN モバイル ONE』は通信キャリア(MNO)から回線をレンタルしてサービスを提供している『格安SIM(MVNO)』に属します。『格安SIM』は通信業者によってレンタルしている回線数が異なるので『通信速度』がバラバラ。よって、契約する前に必ず実用的な『通信速度』が出ているかを確認する必要があります。
『OCN モバイル ONE』は『格安SIM』で『利用料金』の次に気になる『通信速度』において、MM総研が2020年2月に発表した調査結果(docomo回線通信速度)では6社中ダントツの『第1位』を獲得。私はすでに『OCN モバイル ONE』を契約していますが、速度に関して不満を感じた事はありません。
つまり、『OCN モバイル ONE』で『スマートフォンを安く買う』という選択肢は、長い目で見ても間違いなく『超お得』という判断で間違いなし。スマートフォン本体料金と通信料金を大幅に節約出来ます。
しかも『OCN モバイル ONE』、『MUSICカウントフリー』という無料オプションまで提供しています。『MUSICカウントフリー』を利用すれば対応している音楽配信サービスの通信がなんとノーカウントに。つまり、容量を気にせず音楽を聞きまくれるということ。通勤や通学で音楽を聞き続けると、凄い通信量になりますよね。それが全くカウントされなくなるんです。しかも無料で!夢のようですね。
『無料のオプション』は『MUSICカウントフリー』だけではありません。さらに『OCN モバイル ONE』は、全国80,000箇所以上のWi-Fiスポットを利用可能。大容量のデータ通信をそのWi-Fiスポットで行うようにすれば、月々の通信量を大幅に抑える事が出来ます。ユーザーによってコストパフォーマンスをどこまでも高められる『OCN モバイル ONE』。数ある『格安SIM』の中でもダントツでお勧めです。
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