『楽天モバイル』は『Rakuten mini』『Rakuten Hand』『Rakuten BIG』という3モデルをこれまでに市場投入しています。『Rakuten mini』はディスプレイサイズが『3.6インチ』とかなり小さめ。メイン機として利用するには正直厳しいです。
搭載しているSocも『Snapdragon 439』というエントリークラスのもの。Antutuのベンチマークスコアは『91,767』と振低めで、日常的な操作をなんとか行える程度の数値。もっとも『FeliCaチップ』を搭載しているので、支払いや通話メインの『サブ機』としての利用であればコスパは非常に高いです。
最新モデルとなる『Rakuten Hand』は、『Snapdragon 439』とは比較にならない高性能モデル『Snapdragon 720』を搭載。画面サイズも5.1インチと実用的に進化。利用用途によってはメイン機としても十分なスペックです。
現在日本スマートフォン市場には『Redmi Note 9S』『AQUOS sense4』、そして『Rakuten Hand』という3つの『Snapdragon 720』搭載モデルが存在します。今回はAntutuのアプリを利用して、3モデルの性能を比較してみる事に。価格がダントツに安いのは『2万円』で購入出来る『Rakuten Hand』です。

Xiaomi Renmi Note 9SのAntutuベンチマークスコア

SHARP AQUOS sense4のAntutuベンチマークスコア

楽天モバイル Rakuten HandのAntutuベンチマークスコア
3モデルの計測結果はご覧の通り。見た目だけ見れば、最もサイズが小さい『Rakuten Hand』の性能が低いと誰もが思うでしょう。しかし『Rakuten Hand』のベンチマークスコアは『273351』。『Redmi Note 9S』『AQUOS sense4』と互角です。『Rakuten mini』からは3倍程度性能が上がっている事に。このスコアが本物なのであれば、3Dゲームも余裕でこなせます。『Rakuten Hand』はゲーム用途で購入していませんが、折角なので試してみました!
処理能力がどうこ以前に、『Redmi Note 9S』の『6.67インチ』と比較すると画面サイズ的には少々見づらさを感じます。しかしこれは『慣れ』でしょう。動作は『Redmi Note 9S』『AQUOS sense4』と同等にサクサク。グラフィックはクオリティ『HD』、フレーム設定『高』を選択可能です。20分程度『PUBG』そ遊んでみて、何となく『5.1インチ』の感覚を掴む事も出来ました。
ゲームが快適に遊べるスマートフォンは大概重いので、『129.55g』で『PUBG』が遊べるというのは不思議な感覚。『133g』の『iPhone 12 mini』より軽いですからね。
一点残念なのは『eSIM専用』という事。汎用的な『格安SIM』を利用したいのであれば、『Redmi Note 9S』か『AQUOS sense4』を選択しましょう。私は物理SIMで使っている楽天回線をeSIMに変更しようか検討中。『楽天モバイル』であれば手数料無料かつネットで手続きが完結しますからね。