OPPO A73レビュー。デザイン、処理能力、画面、カメラ画質、電池もち、充電速度、音質、便利機能、対応回線

OPPO A73の外観デザインについて

OPPO A73フォト

デザイナーズ製品を思わせるファッション性の強い独特な見た目は唯一無二

ガラス素材を用いたミラーコーティングのスマートフォンが増える中、レザー調のシボ加工を施して独特な雰囲気に仕上げた『OPPO A73』。実機に触れた感触は『とても硬いレザー』。シボの部分が手に当たるのでそういった錯覚を起こします。お陰で電化製品特有の無機質さが中和されて雑貨色がプラス。本革のバッグと組み合わせれば、尚『レザーらしさ』が引き立つでしょう。

シボ加工は見た目の向上だけでなく指紋防止効果抜群。これならケース不要かも

指紋が目立たない様に工夫されているスマートフォンやケースは他にもありますが、『OPPO A73』の場合は触れた事自体が分からないレベル。これは細かいシボ加工によるものです。シボ加工されたレザーのサイフを使っている人であれば、何となくこの感覚が分かるのでは無いでしょうか。

レザー調の質感を直接魅せるため、『OPPO A73』にはケースを着けたくないという人は多い筈。ケース、必要無いかもしれません。ただし耐衝撃モデルでは無いので、ディスプレイ面にはしっかりとガラスを貼りましょう。

OPPO A73の処理能力について

AntutuのベンチマークスコアはOPPO Reno3 Aと同程度の18万台

OPPO A73』の搭載しているSocは2020年に『Snapdragon 720G』と同時に投入された『Snapdragon 662』。スマートフォンの性能をベンチマークで示すAntutuの測定結果は『182831』。この数値は上位モデルとなる『OPPO Reno 3A』を僅かに上回ります。同じミッドレンジクラスの『Xperia 10 II』とは7千程度スコア差。実機を操作した感想は、『OPPO A73』の方が動きがやや軽快です。見た目特化モデルは『見た目だけ』で終わってしまう事が殆どですが、『OPPO A73』の場合は実用的な性能をしっかりと兼ね備えています。

OPPO A73のAntutuベンチマークスコア

OPPO Reno3 AのAntutuベンチマークスコア

SONY Xperia 10 IIのAntutuベンチマークスコア

ゲームスペースのコンテストモードを利用すると3Dゲームが快適に遊べる

OPPOのスマートフォンには『ゲームスペース』という拡張機能が用意されています。『OPPO A73』の場合は『ゲームスペース』内で『コンテストモード』を有効にすると、通常『135Hz』のタッチサンプリングレートが『180Hz』まで上昇。タッチ感度が増すと画面の反応が素早くなり、ゲームプレイ時は手に吸い付くような動きに近づきます。

実際に『ゲームスペース』に『PUBG MOBILE』を追加して遊んでみるとこれがまた予想外に快適。『Snapdragon 662』は3Dゲームを遊ぶのにベストな性能を持つSocとは言えませんが、『コンテストモード』の効果は抜群です。ただし『コンテストモード』を設定すると消費電力が上がるので、出来れば充電環境が整った場所で遊びましょう。

OPPO A73 PUBG

OPPO A73のディスプレイについて

輝度を落としても見やすい高品質な有機ELディスプレイ

これは『OPPO Reno A』『OPPO Reno3 A』にも言える事ですが、OPPOのスマートフォンが搭載している『有機ELディスプレイ』の品質はどれも高いです。輝度を高めに設定しなくても見やすかったり、調光がしっかりされているので長時間見ていても目が疲れません。勿論有機ELのみが表現出来る『漆黒の黒』を活かしたメリハリのある描写も得意。動画を観たり写真のプレビューをするのがとても楽しみになります。

大きな低消費電力効果を得られるダークモード。最新OSのお陰で切り替えは一瞬で完了

有機ELはピクセルを一つずつ点灯する事で画面表示を行います。つまり光を弱めればその分消費電力が低くなるという事。グレーや黒がメインカラーとなる『ダークモード』では驚く程の低消費電力効果を得られます。slashgear.comが行った検証結果によると、Google Mapsを『ダークモード』で利用した場合、有機ELでは消費電力が『63%』もダウン。バックライト式の『液晶』では『ダークモード』に設定しても低消費電力効果は得られないので、駆動時間には確実に大きな差が出ます。

slashgear.com

低消費電力化を実現し、連続駆動時間を伸ばしてくれる『ダークモード』。『OPPO A73』は上部のコントロールセンター内に『ダークモード』への一括切り替え機能を備えます。ダークモードアイコンを選択すれば、サードパーティのアプリも一括で『ダークモード』に。この機能が使えるのは最新の『Color OS』搭載モデルのみです。

コントロールセンターもダークモード表示に変更

ダークモードが適用されたGoogle Playストア

OPPO A73のカメラ画質について

世界トップクラスのスマートフォンカメラ技術を持つOPPOの4眼カメラ

世界トップクラスのスマートフォンカメラ開発技術を持つ『OPPO』。最上位モデルとなる『Find X2 Pro』は、スマートフォンの画質を評価する有名サイト『DxOMark』において世界1位を獲得しました。『OPPO』のスマートフォンではその高いアルゴリズムが利用出来るという事です。

Find X2 Pro

OPPO A73』に搭載されているカメラは『1600万画素のメインカメラ(F値2.2)』『800万画素の超広角カメラ(F値2.2/水平119度)』『200万画素のモノクロカメラ(F値2.4)』『200万画素の深度測定カメラ(F値2.4)』といた4眼構成。

モノクロカメラ、深度測定カメラを活かした立体感のある描写が得意

モノクロカメラを備える事で、立体感を出すのが難しい広角撮影や、細かい被写体の撮影時にディテールがしっかりとしています。『OPPO A73』は超広角カメラで撮りたくなる数少ないスマートフォンの一つですね。

メインカメラのレンズはF値は『2.2』とやや大きめなので、背景をぼかした写真を撮るのに適しているとは言えません。しかし『OPPO A73』は深度測定カメラを備えるので、被写体との距離を正確に捉える事で自然な背景ボケの演出が可能。スマートフォンカメラならではの特性をうまく活かしています。

ピクセル単位で高精細に色の補正を行う『AIダズルカラー』

OPPOの高度なアルゴリズムを活かした『AIダズルカラー』は、AIがシーンを自動的に認識し、ピクセル単位で高精細に色の補正を行ってくれます。明るい色は不自然に補正すると写真そのものを台無しにしてしまいますが、『AIダズルカラー』の場合は紅葉の彩りを自然なままより鮮やかに。

スマートフォンの自動色補正は、食べ物を認識すると『』『』を強くしすぎるイメージ。『OPPO A73』では色のバランスを崩さずに、あくまで実際の色に近いレベルで絶妙な彩りが加えられています。

OPPO A73の電池持ちについて

6.44インチの大画面を採用しつつ重さは164.91gと軽量

OPPO A73』は『6.44インチ』の大画面ディスプレイを搭載し、電池容量は『4,000mAh』と通常サイズ。重量は『164.91g』とかなり軽めです。『5.8インチ』の『AQUOS sense4』が『177.44g』なので、比較すると『OPPO A73』がどれだけ軽いかよく分かるでしょう。

不自由を感じない程度の丁度いい電池もち

スマートフォンの連続駆動時間を決めるのは『Soc』と『電池容量』です。『OPPO A73』の搭載している『Snapdragon 662』は、バランスを重視した安定型。『4,000mAh』の電池を組み合わせる事で『17時間』の駆動時間を確保。長時間駆動モデルには該当しませんが、『ダークモード』を使用すれば駆動時間を更に延ばす事が可能です。20時間以上電池がもつ長時間駆動モデルを探しているのであれば、『AQUOS sense4』『Redmi Note 9S』がお勧め。

上位モデルを上回る急速充電機能(QuickCharge 3.0)搭載

Ampere』のアプリでで計測した『OPPO A73』の充電速度は最小値が『1,610mAh』で最大値が『1,750mAh』。このスピードは上位モデルとなる『OPPO Reno A』を大きく凌ぎます。充電規格は『QuickCharge 3.0』に対応しており、公表されている充電速度は最大18W(9V/2A)。4,000mAh程度の電池容量であればかなり短時間でフル充電が完了しますね。

AmpereでOPPO A73の充電速度を計測

AmpereでOPPO Reno Aの充電速度を計測

OPPO A73の音質について

ハイレゾ音源の再生に適した透明感のあるバランスのとれた音質

OPPO A73』は『ハイレゾ音源』の再生に対応しているので音の解像は全体的に高め。ハイレゾが聴ける音楽ストリーミングサービス『Amazon Music HD』との相性は抜群です。音の透明度は勿論の事ですが、キレのある低音、伸びのあるボーカル、響き渡る楽器音とトータルでバランスがとれていてとても良い聴き心地。

独自音声技術Real Original Sound テクノロジーで立体感をプラス

OPPO A73』には独自音響技術『Real Original Sound テクノロジー』が採用されており、ONにすると立体感がプラスされ迫力ある音質に。『スマート』に設定しておけば自動的に音が解析され、常に最適な音響効果を得られます。出力もしっかりしているので『USB DAC』は個人的に不要。『USB DAC』よりハイレゾ対応イヤフォンの方が『OPPO A73』にはしっくりきますね。

OPPO A73の便利機能

これまでに無かった片手操作向上機能『アイコンプルダウンジェスチャー』

設定』→『待受画面&ロック画面マガジン』→『アイコンプルダウンジェスチャー

OPPO A73』に新機能として搭載された『アイコンプルダウンジェスチャー』。ホーム画面でディスプレイの下端から上に向けて指をスライドさせる事で、上にあるアプリアイコンが下に移動します。そのアイコンの上で指を離せばアプリが起動。混んでる電車の中などで大活躍してくれる事間違いなしな超便利機能。

OPPO A73プルダウンジェスチャー

頻繁に使うアプリを瞬時に起動出来る『スマートサイドバー』

設定』→『便利ツール』→『スマートサイドバー』

上画像の位置から左に指をスライドさせる事で、特定アプリへのショートカット『クイックツール』を表示させる機能が『スマートサイドバー』。『クイックツール』の内容は編集可能で『画面分割』にも対応します。

さらにアプリによっては最前面に『フローティングウィンドウ』として表示されるので、例えば『YouTube』を再生したまま『ファイルマネージャー』内にある画像ファイルを開く事。『スマートサイドバー』は実際に使ってみると思っていた以上に便利で驚きました。

電源ボタンを0.5秒間押すとGoogleアシスタントが起動するように設定出来る

設定』→『便利ツール

OPPO A73』には『Googleアシスタント』専用の物理的なショートカットボタンが用意されていません。その代わり電源ボタンを『0.5秒間』押すと『Googleアシスタント』が起動(電源のOFFは3秒)するように設定する事が出来ます。

Googleアシスタント』は操作から設定までをフルにサポートしてくれる便利機能なので、効率性を重視していたり、スマートフォンの操作が苦手な人は是非利用してみてください。『OPPO A73』の場合は『アイコンプルダウンジェスチャー』と組み合わせる事で片手操作が更に滞ります。

マスク着用時もスマートにロックを解除してくれる『ディスプレイ内搭載型指紋認証』

設定』→『ロック解除方法』→『指紋を追加』

OPPO A73』は『有機ELディスプレイ』を搭載しているので、『光学式指紋認証センサー』をディスプレイ内に内蔵する事が可能です。マスクの着用がマナー化されているので、指紋認証は必須機能の一つ。『ディスプレイ内指紋認証』は『iPhone』には無い一部のAndroidに限られた特権です。解除する時のアニメーションは『8種類』から選択可能。見た目がクールなだけでなく、認証速度もばっちり速いです。

OPPO A73ロック解除

OPPO A73が対応している周波数帯

OPPO A73』では物理SIM(nano)1枚とeSIMの利用が可能(DSDV対応)

OPPO A73が対応する4G(LTE)における周波数帯

Band1 / Band2 / Band3 / Band4 / Band5 / Band7 / Band8  / Band18 / Band19 / Band26 / Band28 / Band38 / Band41

docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況

主要となる周波数に対応

Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)

Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況

主要となる周波数に対応

Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)

auの4G(LTE)周波数帯対応状況

主要となる周波数に対応

Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)

楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況

主要となる周波数に対応

Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)

OPPO A73に関するセール情報

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