大手スマートフォンメーカーXiaomiの最新フラッグシップモデル『Mi 11』。中国では1月1日から発売が開始されており、グローバルモデルの投入が待たれていました。そして遂にその瞬間が到来。1月29日、Xiaomiは公式のTwitterを更新。2月8日の現地時間20時に、『Mi 11』のグローバルモデルのリリースイベント開催を告知しました。
Make every day special with #MovieMagic.
Watch the #Mi11 global launch at 20:00 (GMT+8) on February 8, 2021! https://t.co/QWqPZ4WAaQ
— Xiaomi (@Xiaomi) February 1, 2021
私はすでに『Mi 11』の中国モデルを入手しており、ベンチマーク測定やカメラの試し撮りが一通り完了しています。前モデルとなるMi 10と比較したベンチマーク測定結果は以下の通り。
Antutu Benchmark
- Mi 10:558048
- Mi 11:705383(リフレッシュレートを60Hzに設定するとさらにスコアが7~8千程度上昇)
Geekbench5
- Mi 10:【シングルコア】 905 【マルチコア】3309
- Mi 11:【シングルコア】 1136 【マルチコア】3715
3DMARK
- Mi 10:【WILD LIFE】 3770 【SLING SHOT EXTREME】7168
- Mi 11:【WILD LIFE】 5673 【SLING SHOT EXTREME】8464
Andro Bench
- Mi 10:【Sequential Read】 1357.44MB/s 【Sequential Write】 655.18MB/s 【Random Read】52057.83IOPS 【Random Write】59244.7IOPS 【SQLite Insert】3398.33QPS 【SQLite Update】3858.93QPS 【SQLite Delete】4811.98QPS
- Mi 11:【Sequential Read】 1600.02MB/s 【Sequential Write】 751.01MB/s 【Random Read】69117.65IOPS 【Random Write】75795.41IOPS 【SQLite Insert】6970.35QPS 【SQLite Update】9278.21QPS 【SQLite Delete】14266.64QPS
CPU、GPU、メモリ、ストレージにおいて、全体的に順当な性能向上を果たしています。ただしROMがまだ不安定な様で、グラフィック処理時にやや温度上昇が激しいイメージ。これはアップデートで改善が可能だと思うので、グローバルモデルにはその辺りも期待です。私はROMが出るのを待ちます。
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また、『Mi 11』ではディスプレイ性能が大幅にアップグレード。解像度は『FHD+(1080 x 2340ピクセル)』から『QHD+(1440 x 3200ピクセル)』に。リフレッシュレートも『90Hz』から『120Hz』に上昇しています。
ディスプレイスペックを上げると電力消費が高まるので、最高設定で実用に耐えうるレベルなのかを検証。当然と言えば当然ですが、コンテンツ、使い方次第では電力消費が上がるという結果となりました。このあたりは実際に自分で使ってみて、どういった設定にするのがベストかを判断すれば良いでしょう。
また、Snapdragon 888は電力効率に優れるSocなので、アップデートにより発熱が抑えられれば、それに伴い電池の持ちは更によくなる筈です。
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すでに改善の余地があまり感じられない完成度だったのが『カメラ』です。iPhone 12 miniと比較を行いましたが、画質は遜色無いレベル、もしくは『Mi 11』の方がやや上といった印象。ポートレート撮影時の被写体の認識や夜景撮影時の明瞭さが特に秀逸。
『Mi 11』は光学ズーム非搭載ですが、光学ズーム2倍機能を備えるiPhone 12 miniより望遠画質が上だったのには驚きました。望遠カメラを搭載していない事を理由に購入を見送ろうとしている人は、一度考え直した方が良いかもしれません。
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カメラと同様に満足度がとても高かったのがデザインです。レンズの大きさにメリハリがつき、単調さが無くなりました。そしてマットで指紋が目立たないのにガラスの高級感をしっかりと残しているフロストカラー。OnePlusが先駆けですが、Xiaomiもしっかりとフロストカラーの魅力を活かしています。レンダリング画像より明らかに実物の方が格好良いです。
中国モデルは8GB/128GBモデルが3,999元(約63,300円)~なので、グローバルモデルは7万円以内に収まればラッキーですね。『Mi 11 Lite』『Mi 11 Pro』のリリースも噂されるグローバルモデル。2月8日が待ち遠しいですね!
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