スマートフォンのカメラ画質を独自の検証によりスコア化している世界一有名なサイトDxOMark。今回新たに追加されたのはGalaxyの最上位モデルGalaxy S21 Ultra。トータルスコアは121となり、前モデルの126を下回るまさかの低評価。

DxOMarkにおけるGalaxy S20 Ultraのスコア

DxOMarkにおけるGalaxy S21 Ultraのスコア
写真に関しては総合評価は128と変化なし。しかし細かい部分を見ていくと、ノイズの項目が96から69に大きくスコアダウン。撮影された画像を見てみると、低照度におけるノイズが特にに目立ちます。Galaxy S20 Ultraはノイズリダクションが効いているのか滑らか。ただし輪郭はややボヤケてしまっています。
Galaxy S21 UltraのノイズはISOが上がりすぎている事が原因でしょう。今後ソフトウェアのアップデートでノイズリダクションをやや強めにし、ISOを下げれば改善される可能性は高いです。

参考:DxOMark(左からGalaxy S21 Ultra、Galaxy S20 Ultra
夜景項目は56から57に少しだけスコアが上がっていますが、相変わらず低評価。雲部分のノイズの量がすごいです。この部分に関しても処理の仕方は同じで、ISOを抑えてノイズリダクションを強めるしか改善方法は無いでしょう。

参考:DxOMark(左からGalaxy S21 Ultra、Mate 40 Pro、iPhone 12 Pro Max
最も大きく評価を落としているのは強化されたはずのズーム機能。中望遠レンズ(Tele)のスコアは114から96に低下。しかし画像を見ると低評価も納得のいくもの。Mate 40 Proより明らかに画質で劣ります。iPhone 12 Pro Maxもディテールを留めておらず、最上位モデルにしては劣化が酷い。

参考:DxOMark(左からGalaxy S21 Ultra、Mate 40 Pro、iPhone 12 Pro Max
低照度な場所ではズームの解像能力が更に落ちてしまい、Galaxy S20 Ultraよりディテールが崩れてしまっています。この比較でもMate 40 Proの優秀さは際立ちますね。

参考:DxOMark(左からGalaxy S21 Ultra、Mate 40 Pro、Galaxy S20 Ultra
Galaxy S21 UltraにはSamsungのISOCELL HM3という最新のカメラセンサーが搭載されています。ただしセンサーサイズは1/1.33インチと前世代から変わらず、残念ながらバージョンアップによる画質の向上は見られません。
Mate 40 Proに搭載されているセンサーはSONYのIMX 700。サイズは1 / 1.28インチと一回り大きく、大型センサーの優位性をフルに発揮した納得の画質。
HuaweiのニューモデルとなるP50シリーズには1インチサイズのIMX 800が採用されるとの噂。そしてXiaomiが発売予定のMi 11 Ultraは、Samsungが先日リリースしたばかりのISOCELL GN2を搭載予定。ISOCELL GN2はセンサーサイズ(1 / 1.12インチ)に合わせてピクセルサイズも1.4μmに大型化。Galaxy S21 Ultraが適正なアップデートを行っても、この2モデルに画質で勝る事は不可能でしょう。DxOMarkでどこまで高いスコアを叩き出すのか、注目です。
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