Antutuがフラッグシップ、ミッドレンジにおけるベンチマークスコアTOP10を更新(2021年7月度版)しました。
フラッグシップカテゴリーはSnapdragon 888搭載モデルがTOP10を独占する状態に。1位は日本でも発売が開始されたXiaomiが出資するゲーミングスマホBlack Shark 4の上位モデルとなるBlack Shark 4 Proでスコアは『854,439』。
2位は日本モデルも発売されているRedMagic 6 Proで『83,1163』。1位、2位とゲーミングスマートフォンが続いています。
しかし3位のOnePlus 9 Proと4位のOPPO Find X3 Proはゲーム特化モデルではありません。私も所有するFind X3 Proは『818,309』という非常に高いスコア。所有モデル(メモリ12GB)は今のところ70万台前半が限界なので、スコアの開きが気になりますね。
ミッドレンジカテゴリーでは前回に続き日本でも発売されているSnapdragon 780 5G搭載モデルXiaomi Mi 11 Lite 5G。スコアは『531,960』となり、こちらは実測値と大差ありません。
2位と3位にはSnapdragon 780Gの下位モデルとなるSnapdragon 778Gを搭載するHonor 50 ProとHonor 50が登場!スコア差は2万4千程度。CPUは上位と同じものを採用しているので、GPU性能の差が出ているといったところでしょう。
Antutuは8月4日、Snapdragon 888 Plusを搭載するHonor Magic 3のAntutuベンチマークスコアを公開しました。スコアは『749223』と予想外に低いもの。
しかしSnapdragon 888 PlusはAI性能の向上がメインとなっているので、AntutuのスコアにはSnapdragon 888からあまり大きな変化は無いかもしれません。
すでにフラッグシップモデルの処理能力は高止まりしており、今後はAI性能を強化してクロック周波数や通信環境の制御をどれだけ適正に行うかが命題に。サイズを物理的に大きく変えられないスマートフォン。新たな次元に突入です。