Counterpoint Researchが、2021年6月度における世界スマートフォン販売(セルスルー)シェアを発表。MoM(前月比)で+26%成長となったXiaomiが『17.1%』のシェアを獲得し、遂にSamsung(15.7%)をから世界一の座を奪いました。Xiaomiが1位になったのは初めて。
Counterpoint Researchによると、Xiaomiは中国、ヨーロッパ、中東、アフリカ市場の回復に合わせて一気にシェアを拡大。Samsungは生産拠点となるベトナムでは新型コロナウィルスが再拡大し、6月に生産を中断。低価格帯のGalaxy Aシリーズが減産となり、そこをXiaomiのRedmiシリーズが埋めるカタチに。
また、Samsungは主力となるGalaxy S21シリーズの売上低迷にも苦慮しており、今後もしばらく厳しい展望が続きます。
スマートフォンの世界王者Samsungにまさかの暗雲。Galaxy S21シリーズの大不信で1位から転落の可能性も
2012年第4四半期にはグローバル市場においても4.5%のシェアを維持していたSONYのXperia。 最近では単価増により黒字を維持するのがやっと。Xperia 1シリーズの健闘によ...
半導体不足や新型コロナウィルスによる影響を受けているのはどこのメーカーも同じ。Xiaomiもそれらについてはプレスリリースなどで公言しています。しかし実際は他社が停滞している間にもシェアを伸ばしているので、ハンドリングのうまさに秀でているという事なのでしょう。
Xiaomiが2021年第2四半期ヨーロッパスマートフォン市場でSamsungを抜き1位浮上。世界一獲得に弾みをつける
アメリカの市場分析会社『ストラテジー・アナリティクス』は、2021年第2四半期におけるヨーロッパ市場におけるスマートフォン出荷台数を公表しました。 ヨーロッパのス...
いい商品を作って売るだけでは立ち行かなくなったスマートフォン市場。粗利を抑え、ギリギリのところでしのぎを削ってきたXiaomiが持つ雑草魂。今その真価が発揮される時なのかもしれません。