Xiaomiはマレーシア市場向けに最新エントリーモデル『Redmi 10』をリリースしました。マレーシアにおける販売価格は4GB/64GBモデルが153ドル(16,800円程度)、6GB/128GBモデルが177ドル(19,500円程度)。
Redmi 10はエントリーモデルらしく背面に樹脂素材を使用。カラーはカーボングレー、ペブルホワイト、シーブルーの3色展開。サイズは161.95×75.53×8.92mmで重量が181g。
6.5インチの液晶ディスプレイはフルHD+(2400×1080px)解像度。Redmi Note 10 JEの様なAdaptiveSyncリフレッシュレートを採用し、コンテンツに合わせて45Hz、60Hz、90Hzに自動調整。ブルーライトを軽減する読書モード3.0や屋外での表示を見やすくするサンライトモードに対応します。
SocはMediaTek社のHelio G88。同じSocを搭載しているRealme Narzo 30AのAntutuベンチマークは21万程度(GameER参照)。Redmi 9TのAntutuベンチマークスコアは20万弱なので、処理能力でRedmi 10がやや上回る事になります。ただしHelioと比較してSnapdragonは安定しているイメージなので、単純にRedmi 10の方が優れているとは言い切れません。
カメラは5,000万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラ、200万画素の深度測定カメラといった4眼構成。フロントカメラはノッチではなくパンチホール式となり、解像度は800万画素。
5,000万画素に対応するイメージセンサーはIMX 700やIMX 766といった高性能なものが多いですが、notebookcheckなど主要メディアの情報によると『Samsung ISOCELL JN1』の搭載が濃厚(公式情報は非公開)。
ISOCELL JN1は1/2.76 インチの小型センサーで、画素サイズは0.64μm。4つのピクセルを1つに統合するビニング機能を備えます。小型化は光の取得量が減るので物理的にはマイナスの要素。
小型化の目的はフロントカメラへの搭載やカメラモジュールを薄くする事なので、画質に関しては正直あまり期待出来ない・・・と思っていたのですが、Xiaomiの公式ツイッターに中々クオリティの高い撮影サンプルを発見。ただし低照度はやはりやや厳しい印象かと。
電池容量は5,000mAhで最大18Wの充電に対応。9W出力の逆充電を行えるので、モバイルバッテリーとしての利用も可能です。ファームウェアにはAndroid11ベースのMIUI12.5を採用。エントリーモデルながらスピーカーはモノラルデュアルステレオ。グローバルの公式アカウントがTweetを行っているので、Redmi 10は今後世界各国に向けて展開されるでしょう。
Xiaomi Redmi 10の主な仕様
Redmi 10 | |
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Soc | MediaTek Helio G88(12nm) |
容量 | 4GB/64GB、6GB/128GB |
電池 | 5,000mAh(最大18W充電、最大9W逆充電) |
重量 | 181g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
深度測定カメラ
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防水防塵 | 非対応 |
オーディオ | ステレオスピーカー、オーディオジャック |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、電子コンパス、振動モーター、IRブラスター |
Bluetooth | 5.1 |