日本国内SIMフリースマートフォン市場は数年前まで壊滅状態でした。高性能モデルは通信キャリアが販売する権利を牛耳っていたので『SIMフリーモデル=性能が悪い』というのが当時の通説。
しかし『OPPO』や『Xiaomi』といったグローバルメーカーの参入により一気に活性化。今ではハイエンドモデルすらAmazonや楽天市場、家電量販店で購入することが可能になりました。
SIMフリースマートフォンとの相性がもっとも良いのは、『ahamo』の様な通信キャリアの格安プランやMVNOの格安SIM。ハイエンドやハイミッドレンジは『通信速度』を重視すべきですが、廉価モデルの場合はそもそもの動作速度がそこまで速くはないので『データ容量』を優先すべき。
境目となるのが『3万円』です。3万円台で購入可能なSIMフリースマートフォンには『Xiaomi Mi 11 Lite 5G』の様なハイミッドレンジが存在。しかし3万円以下になると、ディスプレイスペックや電池の持ちを重視した下記の様な端末がほとんど。
端末名 | Soc | 価格(税込) |
AQUOS wish | Snapdragon 480 5G | 27,458円 |
AQUOS sense 5G | Snapdragon 690 5G | 23,980円 |
AQUOS sense4 | Snapdragon 720G | 22,980円 |
Redmi Note 11 | Snapdragon 680 | 19,660円 |
moto g31 | Helio G85 | 23,480円 |
moto g50 5G | Dimensity 700 | 22,819円 |
OPPO A73 | Snapdragon 662 | 14,699円 |
OPPO A54 5G | Snapdragon 480 5G | 20,945円 |
OPPO Reno3 A | Snapdragon 665 | 29,980円 |
OPPO Reno A | Snapdragon 710 | 19,616円 |
Redmi 9T | Snapdragon 662 | 16,981円 |
2022年3月18日時点(価格.com参照)
安いスマートフォンに基本料金の高い高速SIMを使用するのは、軽自動車にハイオクを入れて走るようなものなのでお勧め出来ません。コストパフォーマンスが悪いです。
それは『5G』対応モデルに関しても同じことが言えます。もしルーターとしての利用を目的としているのであれば別ですが、5Gになったところで、家の光回線にWi-Fi接続した時以上に動作速度が向上することはほぼありません。
3万円以下で買えるスマートフォンにお勧めしたいのは、格安SIMの『mineo』。同社には様々な『データ通信し放題』のオプション及びプランが、とてつもない安さで用意されています。
月額385円(税込)で利用可能な『パケット通信Plus』は、通信がカウントされない節約モード時の最大通信速度を『200kbps』から『1.5Mbps』まで引き上げます。音声対応の『デュアルタイプ』だと、10GB以上のコースであれば同オプションが無料(申し込みは必要)。
投稿が見つかりません。月額990円(税込)の『マイそく(スタンダード)』は、『午後0時〜13時』以外の時間帯であれば最大『1.5Mbps』の通信速度で実質データ通信し放題。パケット通信Plusともに『3日で10GB以上通信を行うと速度を制限する場合あり』とされていますが、それでも月に100GB程度は最低でも使えることになります。
この最大『1.5Mbps』で一体何が出来るのかと言えば、『動画視聴』『音楽鑑賞』『フリマアプリ』『SNS』『ネットサーフィン』『オンラインゲーム』など。大容量データの送受信やアプリのダウンロード以外は、驚くほど快適にこなします。
データ量の大きいストリーミング動画は、コンテンツを再生しながら読み込みを行います。よって最大『1.5Mbps』程度の速度が維持されていれば、スマートフォンの画面サイズで実用的な『SD 480p』の解像度で再生が止まることはありません。
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
---|---|
4K | 20 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
SD 360p | 0.7 Mbps |
YouTubeが公表している推奨速度
安いスマートフォンにただ安いSIMを組み合わせるだけだと使い勝手は向上しません。mineoだからこそ得られる安くて自由度の高い通信環境。3万円以下のスマートフォンを使用している人、是非お試しあれ!
mineoのSIMカードをスマートフォンで設定する方法(メーカー別)
※Softbank回線での契約を例としています。一部端末によって異なる場合あり。
OPPOのスマートフォンでmineoのSIM(データ通信専用シングルタイプ)を使用する方法
- SIMカードをSIMカードスロットとにセット
- ホーム画面から『設定』を選択
- 『SIMカード及びモバイルデータ』からmineoのSIMを選択
- 『アクセスポイント名』から『Mineo(ソフトバンクプラン)』を選択
- 通信がはじまらない、3Gが4Gに切り替わらない場合は再起動
XiaomiのスマートフォンでmineoのSIM(データ通信専用シングルタイプ)を使用する方法
- SIMカードをSIMカードスロットとにセット
- 通信がはじまらない、3Gが4Gに切り替わらない場合は再起動
MotorolaのスマートフォンでmineoのSIM(データ通信専用シングルタイプ)を使用する方法
- SIMカードをSIMカードスロットとにセット
- 通信がはじまらない、3Gが4Gに切り替わらない場合は再起動
GoogleのスマートフォンでmineoのSIM(データ通信専用シングルタイプ)を使用する方法
- SIMカードをSIMカードスロットとにセット
- ホーム画面から『設定』を選択
- 『ネットワークとインターネット』から『モバイルネットワーク』を選択
- 『詳細設定』から『アクセスポイント名』を選択
- 画面右上から『新しいAPN』を選択して下記の通り情報を入力して右上から『保存』。
- 名前:任意
- APN:mineo-s.jp
- ユーザー名:mineo@k-opti.com
- パスワード:mineo
- 認証タイプ:CHAP
※通信がはじまらない、3Gが4Gに切り替わらない場合は再起動。