NTTドコモの格安プラン『ahamo(アハモ)』は申し込みやサポートの受付をオンライン主体(有償サポートあり)とし、運営コストを大幅に削減。同プランの登場で、NTTドコモの高品質回線を格安で利用する事が可能となりました。
データ容量『20GB』、国内5分かけ放題『無料』、月額基本料金『2,970円(税込)』のワンプラン展開。わかり易さもahamoの特徴の一つです。
対応プラン | ahamo |
月額利用料金 | 2,970円 |
データ容量 | 20GB |
通話料金 | 22円/30秒 |
NTTドコモは2022年3月23日、月額『1,980円(税込)』で『80GB』のデータ容量をahamoに追加出来るオプションサービス『大盛りオプション』を発表(6月開始予定)。合計100GBを月額『4,950円(税込)』で利用可能に。
同社は『5G』の分野で『Softbank』『au』『楽天モバイル』を大きくリード。新周波数となる『Sub6(帯域幅100MHz)』対応エリアを積極的に拡大しているのは2022年3月時点でNTTドコモのみです。
NTTドコモは複数の帯域(Sub6)を束ねて高速通信のメリットを最大限に活かす『Sub6-CA』もいち早く導入。5Gの高速通信環境を優先するなら、現状ではNTTドコモ一択と言って過言ではありません。
しかし肝心の端末側が『Sub6-CA』にほぼ非対応。Androidでは『Xperia 5 II SO-52A』『Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A』。Wi-Fiルーターは『Wi-Fi STATION SH-52A』に限られます。
出来る限り長く端末を使うことを考慮すれば、『Sub6-CA』対応は押さえておきたいポイントの一つ。Androidに欲しいモデルが無いのであれば、残るはApple社の『iPhone』です。
iPhoneの最新シリーズとなる『iPhone 13 mini』『iPhone 13』『iPhone 13 Pro』『iPhone 13 Pro Max』は『Sub6-CA』をサポート。ahamoとの相性が抜群な端末と言えるでしょう。
ahamoとiPhone 13シリーズの組み合わせはあくまで『5G環境』が前提。通信及び端末のコストをさらに削減しつつも、データ大容量を求めるのであれば『mineo(マイネオ)』と『4Gスマホ』の組み合わせ。
mineoは月額『385円(税込)』で『パケット放題Plus』という有料オプションを提供。加入すると通信がカウントされない節約モード時の最大通信速度が200kbpsから『1.5Mbps』に引き上げられます。
同社は2022年3月7日から新プラン『マイそく』をスタート。月~金の12時~13時以外の時間帯においては、最大『1.5Mbps(スタンダード)』、『3Mbps(プレミアム)』で実質データ通信し放題。
パケット放題Plus、マイそく共に3日間で10GB以上通信を行うと速度に制限のかかる場合がありますが、それでも最低『100GB』程度は使えます。つまり容量的には『ahamo大盛り』と同等です。
私はmineoのパケット放題Plusを使用していますが、1日を通して『1.5Mbps』がほぼ維持されています。そして1.5Mbps出ていれば下記の通り大概のことが出来てしまうんです。
- オンラインゲーム(原神、PUBGモバイル、Asphalt9)
- YouTube(解像度:SD 480p)
- Amazon Music HD(ストリーミング設定:標準)
- フリマアプリ(メルカリ、ラクマ)
- ネットサーフィン(Chromeで調べ物など)
- 買い物(Amazon、楽天市場)
- SNS(Instagram、Twitter)
- LINE(メッセージの送受信、通話)
- 支払い(PayPay、楽天ペイ)
1.5Mbpsが3Mbpsになると何が変わるのかと言えば、動画の『解像度』が『SD 480p』から『HD 720p』に上がります。
スマートフォンの画面サイズでYouTubeを観るには『SD 480p』の解像度で正直十分。ただしコンテンツが『映画』であったり、テザリングしてタブレットで動画を観るなら『HD 720p』まで解像度を上げないと画質が粗く感じます。
3Mbps程度の速度が出ていれば『HD 720p』で動画を安定的に観られるので、タブレットを所有していたり映画が好きという人は『3Mbps(プレミアム)』が適していると言えるでしょう。
YouTubeが公表している推奨速度
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
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4K | 20 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
SD 360p | 0.7 Mbps |
ahamoに適した端末がiPhone 13シリーズであれば、mineoに適しているのは『格安スマホ』。極端に処理能力が高いモデルを購入する必要はありません。重視すべきは『ディスプレイ』『電池もち』、欲を出すなら『カメラ』あたりでしょうか。
Xiaomiの『Redmi Note 11』はディスプレイが動画鑑賞に適した『有機EL』。電力効率の高い『6nm』のSoc(Snapdragon 680)を採用し、電池容量も5,000mAhと大きめ。電池もちは申し分ありません。
さらに2万円台の格安モデルとは思えない、お値段以上のカメラ画質を得られるのもRedmi Note 11。
トリプルカードスロットを備え、Micro SDカードを使いながらデュアルSIM運用も可能。mineoに最適な1台を挙げるならコレですね。
端末とSIMの組み合わせを間違うと、コストパフォーマンスが大きく低下してしまいます。ahamoにiPhone 13シリーズ、mineoにRedmi Note 11なら間違いなし。『5G』と『4G』、あなたはどちらを選びますか?
iPhone 13の主な仕様
iPhone 13 | |
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Soc | A15 Bionic |
容量 | 128GB、256GB、512GB |
電池 | 3,095mAh |
充電 | 最大15WのMagSafeワイヤレス充電、最大7.5WのQiワイヤレス充電、USB経由でコンピュータまたは電源アダプタを使って充電高速充電に対応:30分で最大50%充電12(別売りの20W以上のアダプタを使用) |
重量 | 約170g |
画面 | 6.1インチ |
素材 | ディスプレイ:ガラス フレーム:アルミニウム |
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
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センサー | Face ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、気圧計、環境光センサー |
位置情報 | 内蔵GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、 |
スピーカー | ステレオ |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
SIM | デュアルSIM(nano‑SIMとeSIM)、デュアルeSIMに対応 |
対応バンド |
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Xiaomi Redmi Note 11の主な仕様
Xiaomi Redmi Note 11 | |
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Soc | Snapdragon 680 |
容量 | 4GB/64GB |
電池 | 5,000mAh |
重量 | 約179g |
画面 |
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カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.0 |
位置情報 | GPS、Glonass G1、BDS B1、Galileo E1 |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | NanoSIM カード×2(1スロットはMicro SDカードと排他的な扱い) |
指紋認証 | 側面 |
NFC | 対応 |
スピーカー | ステレオ(デュアルスピーカー) |
Micro SDカード | 対応 |
OS | Android™ 11 |