Motorolaが日本国内市場に向けてはじめて本気のスマートフォンを投入したと感じたのが『Motorola edge 20』。Socに『Snapdragon 778G 5G』を搭載するミッドレンジの上位モデル。その弟分となるのがMotorola edge 20 fusionです。両モデルの違いは以下の通り。
Motorola edge 20 | Motorola edge 20 fusion | |
Soc | Qualcomm Snapdragon 778G 5G | MediaTek Dimensity 800U |
容量(メモリ/ストレージ) | 6GB/128GB | 6GB/128GB |
Micro SDカード | 非対応 | 対応(512GBまで) |
ディスプレイ | タイプ:有機EL サイズ:6.7インチ 解像度:フルHD+ 10bit:対応 最大リフレッシュレート:144Hz HDR10+:対応 |
タイプ:有機EL サイズ:6.7インチ 解像度:フルHD+ 10bit:対応 最大リフレッシュレート:90Hz HDR10+:対応 |
カメラ | メイン:1億800万画素(f1.9)、超広角・マクロ:1600万画素(f2.2、水平119.2度)、望遠:800万画素(f2.4、光学3倍) | メイン:1億800万画素(f1.9)、超広角・マクロ:800万画素(f2.2、水平118度)、深度センサー:200万画素(f2.2) |
サイズ | 約163×約76×約6.99(mm) | 約166×約76×約8.25(mm) |
重量 | 約163g | 約185g |
電池容量 | 4,000mAh | 5,000mAh |
FMラジオ | 非対応 | 対応 |
5G | 対応 | 対応 |
メーカー直販価格 | 54,800円 | 43,800円 |
スマートフォンの性能を決めるのは『Soc』です。Motorola edge 20はミッドレンジで最高クラスのパフォーマンスを持つSnapdragon 778G 5Gを搭載。
端末性能をトータルで示すAntutuBenchmarkのスコアは余裕の50万超え。薄型軽量ながらCPUの数値が高いので、ゲームプレイ環境を重視しない人であれば、ハイエンドよりむしろMotorola edge 20がオススメ。
Motorola edge 20 fusionが搭載する『Dimensity 800U』はMediaTek社製。日本での知名度はまだ低いですが、2021年第4四半期においてはグローバル市場で『33%』のマーケットシェアを獲得して世界第一位。Qualcomm社を上回っています。
Dimensity 800UのAntutuBenchmarkスコアは『373176』と中々のもの。これは『Snapdragon 765G 5G』を採用するOPPO Reno5A 5Gと同等です。
Motorola edge 20 fusionはAntutuBenchmark計測時の電池の減りが僅か『3%』。重い負荷がかかった状態でも温度上昇を『3.6度』に低く抑えているのもポイント。Dimensity 800Uがバランスのとれた安定型Socである事を示しています。
続けてYouTubeの動画を1時間観た時にどれくらい電池が減るのかを検証(輝度50%程度)。結果はMotorola edge 20が『6%』、OPPO Reno5A 5Gが『8%』、Motorola edge 20 fusionは『5%』と電池もちの良さでは一歩リード。
両モデルのディスプレイは10bit(10億色以上)表示に対応するので階調がとても滑らか。エントリーモデルのMotorola moto g31も有機ELディスプレイを採用していますが、横に並べて見比べるとディスプレイ品質の違いが明確に。
Motorola edge 20とMotorola edge 20 fusionはディスプレイスペックが高いので、写真をプレビューしたり映画を観るのに最適。Motorola edge 20 fusionは大容量データの保存に便利な『Micro SDカード』スロットを装備。外出先でもオフライン環境で高解像度動画を楽しめます。
個人的に一番気になっていたのが『カメラ画質』。Xiaomi 11T ProとXiaomi 11Tは同じ仕様のメインカメラ(解像度1億800万画素、2.1 μm 9-in-1 スーパーピクセル、f1.75)を搭載。しかし画質はそれぞれ異なります。
理由として考えられるのが画像を処理する『ISP』の違い。Xiaomi 11T ProはQualcommでXiaomi 11TはMediaTek製。Motorola edge 20とMotorola edge 20 fusionも同じ状況なので、画質差には要注目。実際に撮り比べた画像を見てみましょう。
若干色の違いはありますが、かけ離れた画質というわけではありません。1万円以上価格の安い下位モデルとしては十分なクオリティと言えるでしょう。1億800万画素の解像度に対応するイメージセンサーはどれもハイエンドクラス。よって高画質はある意味当然かもしれませんが。
デザインも含め、全体的に洗練されているのは上位モデルルとなるMotorola edge 20です。ただし電池のもちがさらに良かったり、Micro SDカードが使えるというMotorola edge 20 fusionならではの強みも。動画を頻繁に観る人は、Motorola edge 20 fusionを買った方が満足度高いかもしれませんね!
Motorola edge 20 fusionの主な仕様
Motorola edge 20 fusion | |
---|---|
Soc | MediaTek Dimensity 800U |
容量 | 6GB/128GB |
電池 | 5,000mAh(最大30W) |
重量 | 185g |
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
|
オーディオ | シングルスピーカー |
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.0 |
NFC | 対応 |
位置情報 | GPS, AGPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileo |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 2.4 GHz | 5 GHz |
SIM | 2スロット、DSDS(5G+4G) |
OS | Android 11 |
Motorola edge 20 fusionにお勧めな格安SIM
- 5G NR:Sub-6GHz band n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B32/B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B66 - 3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8/B19
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)