光回線が開通し、いざWi-Fiルーターを使って接続しようとすると、候補が複数表示されますよね。私の接続環境は『Buffalo-A-*** 5G』『Buffalo-A-***-WPA3 5G』『Buffalo-G-***』『Buffalo-G-***-WPA3』と全部で4通り。
ここで『インターネットに繋がればどれでも良いや』と適当に選んでしまうのはNGです。それぞれの接続にどういった違いがあるのか詳細を見ていきましょう。
『WPA3-Personal』『WPA/WPA2-Personal』はセキュリティの違いを示します。『WPA3』は従来の『WPA/WPA2』よりセキュリティレベルに対応。『WPA3』が選択肢としてある場合はこちらを選ぶのが無難と言えるでしょう(WPA3で接続されない場合はWPA/WPA2)。
『2.4GHz』と『5GHz』は周波数帯。2.4GHzはWi-Fi以外にも使用されている周波数なので、電波が干渉しやすいという弱点を持ちます。
5GHzはWi-Fi専用の電波となり、通信が安定するだけでなく周波数が高いので最大速度の面でも2.4GHzより有利。実際に5GHz、2.4Ghzと切り替えて通信速度を実測した結果がコチラ。
なんと2.4GHz接続だと『100Mbps』も速度が低下しています。上記の計測には『Wi-Fi 6』をサポートする『Xiaomi 11T Pro』を使用。Wi-Fi 6に非対応の『Redmi Note 11』を2.4GHzで接続すると更に悲惨なことに。
5GHzでは『170Mbps』と十分な速度。しかし2.4GHzに切り替えると『24Mbps』まで速度が大きく低下。
5GHzは『Wi-Fi 5』で接続されていますが、2.4GHzでは『Wi-Fi 4』に。これは『Wi-Fi 6』は2.4GHzと5GHzの両方、『Wi-Fi 5』は5GHz、『Wi-Fi 4』は2.4GHzのみに対応しているから。
Wi-Fi 6では高密度環境が構築され、周波数の低下が起こりづらくなりました。よって2.4GHzでもそれなりの速度を維持する事が可能です。
5GHzで接続すれば確実に速度が上がると言いたいところですが、周波数が上がるとその分『遮蔽物に弱くなる』ので、通信を行う場所によっては2.4GHzで接続した方が良い場合も。
あらゆる環境において出来るだけ速い速度を求めるならWi-Fi 6に対応するWi-Fiルーターとスマートフォンの組み合わせ。非対応でも速度を重視したいのなら、Wi-Fiルーターとの間に遮蔽物をなくして5GHz接続。もしくは中継機を使用しましょう。
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