Motorolaは4月下旬移行に最新ハイエンド『motorola edge30 pro』を日本市場に投入予定。原神の様な負荷の重い3Dゲームをプレイするのがを目的であれば、GPU性能の高いハイエンドを購入すべきです。
逆にゲームはせずに『YouTubeで動画ばかり観ている』という人は、廉価ながら『有機ELディスプレイ』を搭載しているエントリークラスの『moto g31』で十分。
ただしエントリーモデルはアプリの動作速度に影響を及ぼす『CPU』性能が低いので、『サクサクした操作感』は得られません。調べ物を頻繁にしたり、画像が多いフリマアプリを多用するのであれば、ワンランク上の『ミッドレンジ』を選択した方が良いでしょう。
Motorolaには『Motorola edge 20 fusion』『Motorola edge 20』という2タイプのミッドレンジが用意されています。
Motorola edge 20 | Motorola edge 20 fusion | |
Soc | Qualcomm Snapdragon 778G 5G | MediaTek Dimensity 800U |
容量(メモリ/ストレージ) | 6GB/128GB | 6GB/128GB |
Micro SDカード | 非対応 | 対応(512MBまで) |
ディスプレイ | タイプ:有機EL サイズ:6.7インチ 解像度:フルHD+ 10bit:対応 最大リフレッシュレート:144Hz HDR10+:対応 |
タイプ:有機EL サイズ:6.7インチ 解像度:フルHD+ 10bit:対応 最大リフレッシュレート:90Hz HDR10+:対応 |
カメラ | メイン:1億800万画素(f1.9)、超広角・マクロ:1600万画素(f2.2、水平119.2度)、望遠:800万画素(f2.4、光学3倍) | メイン:1億800万画素(f1.9)、超広角・マクロ:800万画素(f2.2、水平118度)、深度センサー:200万画素(f2.2) |
サイズ | 約163×約76×約6.99(mm) | 約166×約76×約8.25(mm) |
重量 | 約163g | 約185g |
電池容量 | 4,000mAh | 5,000mAh |
FMラジオ | 非対応 | 対応 |
5G | 対応 | 対応 |
メーカー直販価格 | 54,800円 | 43,800円 |
Motorola edge 20はSocにミッドレンジ最高峰の『Snapdragon 778G』を搭載。ハイエンドに近い『CPU性能』と『カメラ画質』をわずか『約163g』のスタイリッシュな薄型軽量ボディに凝縮。XiaomiのMi 11 Lite 5gと共に『軽くて速いスマートフォン』を新定義しました。
Motorola edge 20の伏兵となるのがMotorola edge 20 fusion。SocにMediaTekの『Dimensity 800U』を採用してコストダウン。
Dimensity 800Uの性能はOPPO Reno5A 5GやGoogle Pixel 5aが採用する『Snapdragon 765G』と同程度。下位モデルとはいえ列記としたミッドレンジなので、日常的な使い方でエントリーモデルのようなモタつきを感じる事はありません。
電池容量はMotorola edge 20より1,000mAh多い『5,000mAh』。Xiaomi 11T Proは同じ電池容量、6.67インチの画面サイズながら重量は約『204g』。Motorola edge 20 fusionは6.7インチながら『約185g』に重さを制御。19gは持った時に軽さを体感出来るレベルです。
ディスプレイは10bit対応の有機EL。エントリークラスのmoto g31も有機ELですが、Motorola edge 20、Motorola edge 20 fusionは階調が滑らかで表現品質もワンランク上。YouTube以外に映画(HDR 10+対応)を観たり、画質に拘りたいという人には上位モデルがお勧め。
映画をダウンロードして持ち歩くなら、『Micro SDカード』をサポートしているMotorola edge 20 fusion。上位モデルのMotorola edge 20は残念ながら非対応です。
カメラ画質で選ぶならMotorola edge 20と言いたいところですが、撮り比べを行ったところ予想外に健闘したのが伏兵のMotorola edge 20 fusion。
MediaTekのDimensityは画像を処理するISPにやや癖があるイメージですが、Motorolaはソフトウェアで制御しているのか、上位モデルと比較しても納得のいく仕上がり。価格を考慮すればかなり優秀な部類に入るかと。
撮り比べ以外にも何枚か撮ってみましたが、1億800万画素カメラに使われている大型イメージセンサーならではのダイナミックな描写はミッドレンジを超えている印象。
一通りMotorola edge 20 fusionを使ってみて思ったこと。これは『予算が無いから仕方なく購入する』下位モデルではなく、『Motorola edge 20 fusionだから欲しい』と感じさせてくれる良端末。伏兵らしからぬ伏兵でした!
Motorola edge 20 fusionの主な仕様
Motorola edge 20 fusion | |
---|---|
Soc | MediaTek Dimensity 800U |
容量 | 6GB/128GB |
電池 | 5,000mAh(最大30W) |
重量 | 185g |
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
|
オーディオ | シングルスピーカー |
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.0 |
NFC | 対応 |
位置情報 | GPS, AGPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileo |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 2.4 GHz | 5 GHz |
SIM | 2スロット、DSDS(5G+4G) |
OS | Android 11 |
Motorola edge 20 fusionにお勧めな格安SIM
- 5G NR:Sub-6GHz band n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B32/B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B66 - 3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8/B19
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)