auのサブブランドとしてKDDIが提供している通信サービス『UQモバイル』。2021年は新たに『くりこしプラン』を発表。従来の『スマホプラン』からの値下げも同時に敢行されました。
スマホプラン基本料金(税込) | くりこしプラン基本料金(税込) |
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S(3GB):2,178円 | S(3GB):1,628円 |
R(15GB):3,278円 | M(15GB):2,728円 |
V(20GB):4,378円 | L(25GB):3,828円 |
くりこしプランは料金据え置きのまま『くりこしプラン+5G』にアップデート。競合サービスは『ahamo』『LINEMO』『povo2.0』『Ymobile』などのMNO。
それらとUQモバイルが一線を画しているのは『節約モード』の採用。ホーム画面に設置可能なウィジェットをタップするだけで、『節約』『高速』を簡単に切り替える事が可能です。
節約モード時の速度は『S』が最大『300kbps』で『M』『L』が『1Mbps』。節約モードを駆使すればデータ量は『15GB』で正直十分。ダントツでお勧めなのは、私も契約している『くりこしプランM+5G』。
節約モードでは通信開始直後に最大速度をやや上回って通信。YouTubeなどオンライン動画(SD 480p)や、ストリーミング音楽の再生もスムーズです。
UQモバイルの節約モード(最大1Mbps)で問題なく動作したアプリ・サービスは下記の通り。
- オンラインゲーム(原神、PUBGモバイル、Asphalt9)
- YouTube(解像度:SD 480p)
- Amazon Music HD(ストリーミング設定:標準)
- フリマアプリ(メルカリ、ラクマ)
- ネットサーフィン(Chromeで調べ物など)
- 買い物(Amazon、楽天市場)
- SNS(Instagram、Twitter)
- LINE(メッセージの送受信、通話)
- 支払い(PayPay、楽天ペイ)
オンラインゲームは元のデータが既にダウンロードされた状態なので、遊んでいる最中は多くのデータ通信を必要としない場合が殆ど。
ストリーミング動画や音楽は再生しながら受信を行うので、重要なのは高速通信環境ではなく『一定の速度』と『データ容量』。
節約モードでは、直近の3日間で6GB以上のデータ通信を行った場合に速度制限が発生。くりこしプランM+5Gの場合、高速通信では『15GB』、節約モードで『60GB』程度使える計算に。通勤・通学やお昼の時間にYouTubeを観続けてもまだ余裕のあるレベル。
画質 | |
360p | 約3時間 |
480p(SD画質) | 約2時間 |
720p(ハイビジョン画質) | 約1時間 |
YouTueを視聴して1GBを消費するのにかかる時間(LINEMOより)
Xiaomiのスマートフォンであれば、無料で利用可能な音楽配信サービス『YouTube Music』の再生中に画面をOFFにする事が可能。曲と曲の間に広告は入りますが、プレイリストを組めたり自由度が高い同サービス。通常聴き放題の音楽配信サービスは月額『990円(税込)』程度かかるので、その分月にかかるコストを削減出来ると考えればかなりお得。
UQモバイルを使用する上でのさらなるメリットは、余ったデータ量の『翌月くりこし』に対応している事。節約モードが実用的な速度だからこそ有効と言えるデータのくりこし。ちなみに『ahamo』『LINEMO』『povo2.0』はくりこしに非対応。余ったデータが月末で消滅してしまうのはかなり勿体ないですよね。
『節約モード』『翌月へのくりこし』にスポットが当たりがちなUQモバイルですが、『高速通信』こそが同サービスの真骨頂。100Mbps超えも珍しくはありません。
ユーザーが一気に増えるお昼時であっても、速度が極端に遅くなることはなし。画像が多いウェブページの読み込みを一瞬で完了。動作速度の速いハイエンドモデルとの相性も抜群です。
投稿が見つかりません。 投稿が見つかりません。『高速』と『低速』を切り替えられる通信サービスは『MVNO』に多く見られますが、低速時の速度が実用的では無かったり、混雑時に速度が大きく低下(10Mbps以下)する場合が殆ど。
衰えない『高速』と実用的な『低速』を兼ね備えることこそがUQモバイルの醍醐味。効率性重視の『スマホ玄人』にこそお勧めしたいですね。