Googleは5月11日(現地時間)、同社が開催する年次開発者向け会議『Google I/O』において、Pixel 6の廉価モデルとなる『Pixel 6a』を発表しました。カラーは『Sage』『Chalk』『Charcoal』の3色展開で販売価格は『53,900円(税込)』。
日本のGoogleストアではすでにページが公開されており、予約の受け付けは7月21日(木)、発売開始が7月28日(木)から。
Pixel 6aではPixel 6シリーズの新デザインが踏襲され、Socにも同じく『Tensor』を採用。
処理能力がPixel 5aから大幅にアップします。ただし廉価モデルなので、当然Pixel 6からダウングレードする部分も。両モデルにはどういった違いがあるのか、全体のスペックをチェックしていきましょう。
記事に書かれている内容
Pixel 5a、Pixel 6のスペック&価格比較
Pixel 6a | Pixel 6 | |
---|---|---|
Soc | Google Tensor Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ | Google Tensor Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ |
容量 |
|
|
電池 | 4,410mAh(有線:最大18W充電、無線:非対応) | 4,614mAh(有線:最大30W充電、無線:最大21W) |
重量 | 178g | 207g |
画面 |
|
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
| メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP67 | IP68 |
オーディオ |
|
|
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
価格 | 53,900円 | 74,800円、85,800円 |
ディスプレイサイズは6.4インチから6.1インチに縮小。iPhone 13の画面サイズに合わせてきた感じでしょうか。リフレッシュレートが『90Hz』から『60Hz』に下がっているので、スクロールした時の『滑らかさ』は30コマ分損なわれます。
小型化に伴い『幅』が3mm削られ、『重量』も約『29g』軽量に。Pixel 6はPixel 6 Proより一回り小さいですが、それでも女性は『持ちづらさ』を感じるであろうサイズと重さ。Pixel 6aでは物理的にその部分が解消されています。
サイズダウンにより気になるのが『発熱』です。Tensorは処理能力がとても高いSoc。私はPixel 6を所有していますが、ベンチマークの測定に加え、充電やゲームのプレイ中にもはっきりと分かる程度に温度が上昇。
筐体サイズが小さくなると、放熱スペースが足りなくなり発熱を制御するのが困難に。Snapdragon 888を搭載する5.9インチサイズのZenfone 8では発熱が著しく、フルパワーで負荷の重いゲームを長時間プレイするのは実質不可能。
発熱対策として、もしかすると最大クロック周波数を落としてくるかもしれません。もっとも、ゲームプレイに関してはTensorよりSnapdragon 888の方が優れたSocだと感じるので、ゲーム目的であれば尚更Pixel 6aは選択肢から外した方が良いかも。
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メモリ容量は『8GB』から『6GB』へダウン。Pixel 6aをハイエンドとして捉えると少し物足りない印象。充電まわりは有線による最大速度が『30W』から『18W』に落ち、無線充電は非対応。Xiaomiの最大『120W』に慣れてしまうと、30Wでも正直遅く感じます。Pixel 6では無線充電(21W)の方が利便性は高いですね。
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そしてメインカメラも『5,000万画素』からPixel 5aと同じ『1,220万画素』に。Pixel 6では『1/1.31インチ』の大型イメージセンサーを採用し、大きな注目を集めました。センサーの大型化により光の取得量が増し描写がより明瞭に。かつポートレートモードに頼らずともしっかりとしたボケ味が得られるようになりました。
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画像信号の処理はTensorが行うので、Pixel 5aとPixel 6を足して2で割った様な描写になるかもしれません。Pixelシリーズの場合はカメラアプリ『Googleカメラ』の作り込みがとてもしっかりしているので、極端に画質が悪くなるという事はないでしょう。
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素材の部分ではディスプレイがGorilla® Glass Victus™からGorilla® Glass 3™に。背面もGorilla® Glass 6™から3D 複合素材カバーガラスへと強度がダウン。全体的に堅牢性が失われているので、ケースや保護ガラスは必須と考えた方が良いかと。
防塵性能は変わらず、防水性能はPixel 6aがワンランク下。おサイフケータイはどちらも対応しています。価格が5万円台と手頃なのですぐにでも飛びつきたいですが、先述している通り『発熱』の部分はやはり気になるところ。堅実にいきたい人は、レビューを待った方が良いかもしれません。
Google Pixel 6aにお勧めなSIM
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
Google Pixel 6にお勧めなSIM
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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