グローバルメーカーMotorola(モトローラ)の最新スマートフォン『moto g52j 5G』は、同メーカーではじめて『おサイフケータイ』に対応。最高クラスとなる防塵防水規格『IP68』にも準拠し、OPPO、Xiaomiに続いて日本市場に向けた『特化モデル』の販売に舵を切ったカタチに。
2022年6月10日時点において、価格.comの『SIMフリーのスマートフォン人気・注目ランキング』は1位が『moto g52j 5G』で2位は『OPPO Reno5 A 5G』。『おサイフケータイ』『防塵防水(IP68)』に対応する両モデルの需要の高さが際立っています。
共通点は『おサイフケータイ』『防塵防水(IP68)』だけではありません。スマートフォンの性能を決めるのは『Soc』です。OPPO Reno5 A 5Gは『Snapdragon 765G 5G』、moto g52j 5Gは『Snapdragon 695 5G』というミッドレンジ用のSocをそれぞれ採用しています。
両モデルがどの程度の性能を持つかを知るには、スマートフォンの性能をトータルでベンチマーク化してくれる『AnTuTu Benchmark』のスコアを参考にするのがベスト。
端末名 | AnTuTu Benchmark ver.9 |
Motorola moto g31 | 195,092(Helio 85) |
Xiaomi Redmi 9T | 200,820(Snapdragon 662) |
OPPO A54 5G | 291,107(Snapdragon 480 5G) |
Xiaomi Redmi Note 10T | 294,220(Snapdragon 480 5G) |
SHARP AQUOS sense6 | 316,369(Snapdragon 690 5G) |
OPPO Reno5 A 5G | 373233(Snapdragon 765G 5G) |
Motorola moto g52j 5G | 394478(Snapdragon 695 5G) |
4G世代のエントリーモデルから、両モデルは2倍程度スコアがアップしています。そして『Snapdragon 480 5G』を搭載する5G世代のエントリーモデルと比較しても明確に数値は上。
スマートフォンで核となるのは、脳となりデータの演算処理を行う『CPU』。CPU性能が高くなると、基本的にアプリの動作速度を示す『UX』のスコアも上昇します。4G世代のエントリーモデルmoto g31から、5G世代のミッドレンジはUXの数値が飛躍的に伸びている事が分かるでしょう。
YouTubeを観たり音楽を聴くなど、端末をあまり操作しない使い方がメインであれば、CPU性能が低い端末でもストレスを感じる機会は少ないかもしれません。しかしブラウザで頻繁に調べ物をしたり、複数のアプリを同時に使うなど、マルチタスクが増えるほどCPUへの負荷は大きくなります。
一般的にはCPU性能の低い端末は動作が『もっさり』し、高いと『サクサク』快適に。OPPO Reno5 A 5Gとmoto g52j 5Gは、『おサイフケータイ』『防塵防水(IP68)』に加えて快適に使えるからこそ売れているのです。
OPPO Reno5 A 5Gはどちらかと言えば『女性』にターゲットを絞ったスマートフォン。指原莉乃をイメージキャラクターに使用したり、電池容量を『4,000mAh』に留め、重量を『約182g』に抑えている事からもそういったターゲッティングがうかがえます。
最近では5,000mAh以上の電池を搭載するスマートフォンが増えているので、それらと比較するとOPPO Reno5 A 5Gはやや電池の減りが少し早く感じます。
リフレッシュレート(画面を1秒間に書き換え可能な回数)を『90Hz』から『60Hz』に変更すれば電池の持ちは長くなりますが、それだと滑らかさが失われてしまうというデメリットも。
moto g52j 5Gの電池容量は『5,000mAh』と大容量。最大リフレッシュレートはOPPO Reno5 A 5Gの最大『90Hz』より30Hz高い『120Hz』。1秒間に30コマ分滑らかな表示が可能に。moto g52j 5Gを購入してからリフレッシュレートを120Hzに設定して使用していますが、今のところ電池の減りが速いとは感じません。
画面サイズは『6.5インチ』から『6.8インチ』に拡大してファブレットサイズに。moto g52j 5Gの方が1画面により多くの情報を表示。実際横に並べてみるとかなり違います。
moto g52j 5Gは『大容量電池』『大画面』採用により、重量が200gをオーバー。個人的には『重い』と判断していたのですが、他社の電池大容量&大画面モデルと比較してみると、必ずしも『重い』とは言い切れませんでした。むしろファブレットカテゴリーでは『軽い』部類に入るのかもしれません。
端末名 | 画面サイズ | 電池容量 | 重さ |
Motorola moto g52j 5G | 6.8インチ | 5,000mAh | 206g |
iPhone 13 Pro Max | 6.7インチ | 4,352mAh | 238g |
Galaxy S22 Ultra | 6.8インチ | 5,000mAh | 229g |
Google Pixel 6 Pro | 6.7インチ | 5,000mAh | 210g |
OPPO Reno5 A 5Gの気になるところがもう一点。『背面指紋認証』です。最近のスマートフォンは『ディスプレイ内』か『側面』に指紋認証センサーを搭載している場合が殆ど。背面だと凹みが出来て見た目が損なわれてしまいます。
moto g52j 5Gの指紋認証は『側面』。背面にはセンサーではなくシンボルマーク。下部のロゴと合わせバランス良くブランドを主張。
OPPO Reno5 A 5Gのアップグレード版といった見方も出来るmoto g52j 5G。もう一点気になるのはやはり『カメラ画質』。先日上位モデルとなる『Motorola edge 20』と撮り比べた結果がコチラ。
細かい部分ではイメージセンサーサイズの大きい『Motorola edge 20』が勝っています。しかしスマートフォンの画面サイズでは気にならない程度。moto g52j 5Gの画質で十分という人は多いでしょう。
OPPO Reno5 A 5Gが気になるけど、あと一歩のところで購入に至っていなかった人にとっては『迷う余地無し』とも言えるおサイフ防水スマートフォンmoto g52j 5G。
DOLBY ATMOSの立体音響効果に対応していたり、Micro SDカードで容量を拡張出来るなど他にも優れた機能が盛り沢山。物価高により各メーカーが値上げを敢行する中、販売価格は『39,800円(税込)』。そりゃ売れるはずですね!充電器が同梱してないのでその点だけご注意を。
Motorola moto g52j 5Gの主な仕様
Motorola moto g52j 5G | |
---|---|
Soc | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
容量 | 6GB/128GB |
電池 | 5,000mAh |
重量 | 約206g |
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 対応 |
位置情報 | GPS, A-GPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileo |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz) |
SIM | nanoSIM/eSIM(1 (nanoSIM)、DSDV) |
防塵防水 | IP68 |
指紋認証 | 側面 |
おサイフケータイ | 対応 |
Micro SDカード | 対応(最大1TBまで) |
Dolby Atmos | 対応 |
OS | Android™ 11 |
Motorola moto g52j 5Gにお勧めな格安SIM
- 5G NR:n3/n28/n77/n78
- 4G-LTE:
B1/B2/B3/B8/B18/B19/B28/B38/B41/B42 - 3G: W-CDMA B1/B2/B5/B8/B19
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)