2022年6月3日、Motorola(モトローラ)が日本市場で最新ハイエンド『edge 30 Pro』の発売を開始しました。カラーは『コスモブルー』の1色のみ。価格は8GB/128GBモデルが『86,800円(税込)』、12GB/256GBモデルが『89,800円(税込)』。
edge 30 Proはスマートフォンの性能を決めるSocに『Snapdragon 8 Gen 1 』を採用。今回はSnapdragon 888を搭載する『OPPO Find X3 Pro』『Xiaomi 11T Pro』とベンチマークを比較して、edge 30 Proの持つ性能がどの程度なのかを検証していきたいと思います!
まずはスマートフォンの性能をトータルで知る上で、もっとも有効なベンチマーク測定アプリ『AnTuTu Benchmark』を使い3モデルを実測。持続的な性能を知るために3回連続で測定しています。
Find X3 Proは1回目『734,217』、2回目『710,865』3回目『69,8864』。最大電池温度は42.6度。電池の減りは合計で13%。Xiaomi 11T Proは1回目『757,379』、2回目『727,430』、3回目『719,149』。最大電池温度は44度。電池の減りは合計16%。edge 30 Proは1回目『956,485』、2回目『938,034』、3回目『899,042』。最大電池温度は44度。電池の減りは合計で18%。
スマートフォンの脳となりデータの演算処理を行う『CPU』に関しては、edge 30 ProとXiaomi 11T Proが同等程度という意外な結果に。念のためCPUのみを『Geekbench5』で再計測してみると、AnTuTu Benchmarkよりは数値に開きが出ました。
動作速度を示す『UX』スコアの上昇は、CPUに加えてストレージやメモリの読み書き速度(MEM)が上がった事によるものでしょう。タップしてアプリが開くまでの速度は確かに爆速。
Snapdragon 8 Gen 1 のメインアップグレードは、CPUではなく3Dゲームプレイや動画の編集時に大きな影響を及ぼす『GPU』。スコアが飛躍的にアップしています。1回目の計測では『435,614』と飛び抜けた数値を記録。Find X3 Pro、Xiaomi 11T Proを10万以上上回っています。
edge 30 Proは3回目の計測でも『899,042』というハイスコア。電池温度は最高で『44度』まで上昇。スマートフォンに使用されているリチウムイオン電池は一般的に『45度』を超えると劣化しやすくなると言われているので、システムがギリギリのところで制御している事になります。Xiaomi 11T Proも同じですね。
電池の減りはXiaomi 11T Proよりわずかに速い程度。高いパフォーマンスを加味すれば十分すぎですね。Snapdgaton 8 Gen 1 はプロセスサイズがSnapdragon 888の『5nm』から『4nm』に微細化し、その分電力効率がアップ。その影響も大きいでしょう。
続けてGPU性能を『3DMark』で再検証。先程と同じく持続性を知る為に3回連続で計測します。AnTuTu Benchmarkのスコアを正当化する驚きの結果がコチラ。
OPPO Find X3 Proは1回目Overall scoreが『5,717』でAverage frame rateが『34.20fps』、2回目Overall scoreが『5,517』でAverage frame rateが『33.00fps』。3回目はverall scoreが『5,341』でAverage frame rateが『32.00fps』
Xiaomi 11T Proは1回目Overall scoreが『5,586』でAverage frame rateが『33.50fps』、2回目Overall scoreが『5,497』でAverage frame rateが『32.90fps』。3回目Overall scoreが『5,320』でAverage frame rateが『31.90fps』
edge 30 Proは1回目Overall score、Average frame rateともに最大値をオーバー。フレームレートは25fps~75fpsの間で推移しています。2回目Overall scoreが『8,235』でAverage frame rateが『49.30fps』。3回目Overall scoreが『7,471』でAverage frame rateが『44.70fps』。
OPPO Find X3 Pro、Xiaomi 11T Proは徐々にフレームレートが低下するも大きな変化はなし。数字だけ見れば安定しています。edge 30 Proは1回目の計測で計測値をオーバー。最高フレームレートは『75fps』と両モデルの2倍以上。ただし2回目、3回目と分かりやすくスコアを落とし、平均的なフレームレートも低下しています。
もっとも、3回目を計測した時点でAverage frame rateがOPPO Find X3 Pro、Xiaomi 11T Proを10fps以上上回っているので、余程グラフィック負荷の高い3Dゲームを長時間続けない限りは、高いフレームレートによる滑らかな動きを体感出来るでしょう(ゲーム側が高いフレームレートに対応している場合)。
今後アップデートにより微調整が加えられるであろうedge 30 Pro。今回の検証でGPU性能の最大値がとんでもなく高い事が分かりました。温度を下げてパフォーマンスを安定させるためには外付けのファンを導入するのも一手。ただし冷却効果の高い『ペルチェ素子』を使用したものは、温度差により『内部結露』の原因になるので気をつけましょう。
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記事に書かれている内容
Motorola edge 30 proを購入可能な店舗
Motorola edge 30 proの主な仕様
Motorola edge 30 pro | |
---|---|
Soc | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
容量 | 8GB/128GB、12GB/256GB |
電池 | 4,800mAh(有線充電:68W、無線充電:15W) |
重量 | 約196g |
画面 |
|
カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 非対応 |
位置情報 | GPS,AGPS,LTEPP,SUPL,Glonass,Galileo |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz / 5GHz / 6GHz) Wi-Fi 6E |
SIM | nanoSIM×2 (5G+5G) |
防塵防水 | IP52 |
指紋認証 | 側面 |
おサイフケータイ | 非対応 |
Micro SDカード | 非対応 |
Dolby Atmos | 対応 |
OS | Android™ 12 |
Motorola edge 30 proにお勧めな格安SIM
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B32/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48/B66 - 3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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