低価格帯のエントリーモデルでは使えるのに、高価格帯のハイエンドでは使えないもの。『Micro SDカード』です。Micro SDカードを使用すれば2千円程度で100GB以上の容量拡張が可能。
ハイエンドの場合は、高額な大容量モデルを購入するか、オンラインストレージを使用するかに選択肢が分かれます。オンラインストレージは確かに便利ですが、殆どの場合月額料金が発生。さらに大きなサイズのデータをダウンロード・アップロードすると通信量が膨大に。動画の視聴も同じく。
すでに使ってないスマートフォンや、サブ機のエントリーモデルを『ワイヤレスストレージとして利用出来たら』と考えたことは無いですか?もしそれを実現出来れば、高解像度で撮影した写真や動画の移動が容易となり、ストレージ容量の圧迫を簡単に回避する事が出来ます。
実はAndroidスマートフォンを『ワイヤレスストレージ化』する超簡単な方法があるんです。今回はその設定方法について、分かりやすく解説していきたいと思います!
ワイヤレスストレージ化したスマートフォンで出来ること
- 動画や音楽をダウンロードせずに直接再生
- 新規フォルダの作成
- Micro SDカードの読み書き(対応端末の場合)
- ファイルのダウンロード
- ファイルの移動・コピー(接続端末のデータをワイヤレスストレージ端末に移動・コピーする事も可)
Micro SDカードが使えるお勧めスマートフォン
- Xiaomi Redmi 12 5G
- Xiaomi Redmi 9T
- Xiaomi Redmi Note 11
- Xiaomi Redmi Note 10T
- Xiaomi Mi 11 Lite 5G
- Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G
- Motorola moto g31
- Motorola moto g32
- Motorola edge 20 fusion
- Motorola moto g52j 5G
- Motorola moto g53j 5G
- Motorola moto g53y 5G
- SHARP AQUOS sense6
- SHARP AQUOS sense7
- SHARP AQUOS sense8
- OPPO Reno5 A 5G
- OPPO Reno7 A
- OPPO Reno9 A
Androidスマートフォンをワイヤレスストレージ化する方法
ワイヤレスストレージ化するスマートフォンと接続するスマートフォンにGoogle Playから『ファイルマネージャー+』をインストールする
ダウンロードはコチラから
ワイヤレスストレージ化するスマートフォンと接続するスマートフォンを同じネットワークにつなげる
同じWi-Fiもしくはモバイルネットワークに接続されていない端末は繋がりません。モバイルネットワークの場合は、片方をWi-Fiルーターにしてテザリング。
【接続例】
- ネットワーク:モバイル回線(SIM)
- Wi-Fiルーターとして使用する端末:Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G
- 接続する端末:Xiaomi 9T
色々なモバイル回線を試してみましたが、通信速度が遅い回線では動画の読み込みが止まってしまいました。
データ通信量がどうなっているかは気になるところですが、ファイルマネージャー+を介して行った通信『1.34GB』に対し、通信量の消費は『100MB』。
ちなみにこの100MBは、ファイルマネージャー+以外で通信した可能性が高いです。端末間の通信はカウントされていないのかも。気になる方は実際に検証してみてください。
通信料金を安く抑えられるお勧めな通信業者
主な通信バンドに対応 | 通信業者 |
ドコモ | IIJmio、ahamo、mineo、NUROモバイル |
SoftBank | ワイモバイル、LINEMO、mineo、NUROモバイル |
au | UQモバイル、mineo、NUROモバイル |
楽天 | 楽天モバイル |
ワイヤレスストレージ化するスマートフォン側の設定
ファイルマネージャー+を開いてファイルへのアクセスを許可
ファイルマネージャー+のホーム画面からネットワークを選択
ランダムパスワードのチェックを外す
毎回設定し直すのが面倒で無い方は外さなくてもOK。
ポート番号、パスワードを入力
自分の覚えやすい数字で問題ありません。
開始するを選択
接続するスマートフォン側の設定
ファイルマネージャー+を開いてファイルへのアクセスを許可
ファイルマネージャー+のホーム画面からリモートを選択
リモートロケーションを追加するを選択
一覧からFTPを選択
ワイヤレスストレージ化するスマートフォンに表示されているホスト、ユーザー名、パスワードを入力してOKを選択
ftp://192.168.11.21:1234の場合、『192.168.11.21』までがホスト、『1234』がポート番号です。
deviceというフォルダが表示されたら接続完了
ワイヤレスストレージ化した端末にMicro SDカードが装着されている場合はdeviceの下に『sdcard』フォルダが表示されます。
カメラで撮影した写真、映像は『DCIM』の中にある『Camera』フォルダに保存されています。