【写真撮り比べ】AQUOS sense7のカメラはsense6から何が変わったのか?昼から夜まで画質差をチェック!

AQUOS sense7とAQUOS sense6のカメラを撮り比べ

SHARPは2022年11月25日(金)、日本スマートフォン市場に向けて『AQUOS sense7(SIMフリー版)』の発売を開始しました。これまでベンチマークやディスプレイの検証を行い、今回はいよいよ期待値の高い『カメラ』。

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前モデルとなるAQUOS sense6は、メインカメラのイメージセンサーサイズが『1/2インチ』。AQUOS sense7ではそれが『1/1.55インチ』に拡大しています。

AQUOS sense7 camera

イメージセンサーのサイズが大きくなると、その分光の取得量が増加。ダイナミックレンジの広がりによる表現力の向上やノイズの低下を望めます。HDRなど連写時に光の制御もしやすく。

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AQUOS sense6AQUOS sense7のメインカメラで撮影した写真を比較して、イメージセンサーの拡大が画質にどういった変化を与えているのかをいざ検証!

木の壁1

【AQUOS sense6のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.8、シ ャッタースピード:1/100、ISO:273、焦点距離:4.80mm、拡大率:等倍

木の壁2

【AQUOS sense7のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.9、シ ャッタースピード:1/60、ISO:98、焦点距離:5.50mm、拡大率:等倍

木の壁1拡大

AQUOS sense6で撮影した画像をトリミング

木の壁2拡大

AQUOS sense7で撮影した画像をトリミング

まずはダイナミックレンジの広さや質感の違いから。AQUOS sense6の撮影画像は濃淡がはっきりとしておらず、全体的にややボヤケた印象。拡大すると階調差だけでなく、木のディテールに関してもAQUOS sense7の方が鮮明に描写していると分かります。こういった細かい要素の積み重ねがより『リアルな表現』に繋がるのです。

ひまわり1

【AQUOS sense6のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.8、シ ャッタースピード:1/841、ISO:50、焦点距離:4.80mm、拡大率:等倍

ひまわり2

【AQUOS sense7のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.9、シ ャッタースピード:1/997、ISO:50、焦点距離:5.50mm、拡大率:等倍

ひまわり1拡大

AQUOS sense6で撮影した画像をトリミング

ひまわり2拡大

AQUOS sense7で撮影した画像をトリミング

光量が十分足りているシーンにおいては、画質差がやや分かりづらくなります。しかし拡大してみるとAQUOS sense7の方が管状花部分を明るくハッキリと写していたり、花びらのグラデーションもキメ細かく滑らか。後はイメージセンサーが拡大した分、同じ画角においてはボケ味が大きくなっています。

白紫の花1

【AQUOS sense6のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.8、シ ャッタースピード:1/841、ISO:50、焦点距離:4.80mm、拡大率:等倍

白紫の花2

【AQUOS sense7のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.9、シ ャッタースピード:1/997、ISO:50、焦点距離:5.50mm、拡大率:等倍

白紫の花拡大1

AQUOS sense6で撮影した画像をトリミング

白紫の花拡大2

AQUOS sense7で撮影した画像をトリミング

どちらの画像が花びらのグラデーションを細かく表現しているかに注目。AQUOS sense6は『濃い色』『明るい色』に二分されているので、ぱっと見は綺麗に見えます。しかし表現力の豊かさだと軍配はAQUOS sense7

小さい白いバラ1

【AQUOS sense6のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.8、シ ャッタースピード:1/1050、ISO:50、焦点距離:4.80mm、拡大率:等倍

小さい白いバラ2

【AQUOS sense7のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.9、シ ャッタースピード:1/594、ISO:50、焦点距離:5.50mm、拡大率:等倍

小さい白いバラ拡大1

AQUOS sense6で撮影した画像をトリミング

小さい白いバラ拡大2

AQUOS sense7で撮影した画像をトリミング

光のコントロールが難しい白い花。AQUOS sense6は日光が当たっている箇所と影部分の調整がうまく出来ておらず、白飛びの範囲がやや広くなっています。AQUOS sense7は白飛びを抑えつつ影も自然。透明感のある精細な仕上がり。

ピンクのバラ1

【AQUOS sense6のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.8、シ ャッタースピード:1/100、ISO:55、焦点距離:4.80mm、拡大率:等倍

ピンクのバラ2

【AQUOS sense7のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.9、シ ャッタースピード:1/120、ISO:124、焦点距離:5.50mm、拡大率:等倍

ピンクのバラ1拡大

AQUOS sense6で撮影した画像をトリミング

ピンクのバラ2拡大

AQUOS sense7で撮影した画像をトリミング

上の写真は色の変化よりも『どちらの花びらが柔らかく見えるか』に注目して下さい。表現が精細であるほどリアルな質感が伝わります。AQUOS sense7と比較して、AQUOS sense6は花びらがやや『硬く』感じないでしょうか。柔らかそうに見える方がカメラ性能は上です。

竹林1

【AQUOS sense6のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.8、シ ャッタースピード:1/50、ISO:322、焦点距離:4.80mm、拡大率:等倍

竹林2

【AQUOS sense7のメインカメラで撮影(通常モード)】F値:1.9、シ ャッタースピード:1/116、ISO:60、焦点距離:5.50mm、拡大率:等倍

竹林拡大1

AQUOS sense6で撮影した画像をトリミング

竹林拡大2

AQUOS sense7で撮影した画像をトリミング

AQUOS sense7は薄っすらと背景に青空を残し、かつ竹一本一本を明瞭に表現。この写真はぱっと見で違いが分かりやすいですね。やはり光量が落ちるとその分画質差は広がります。同じメーカーの同じシリーズなので、イメージセンサーサイズに画質が依存するのはある意味当然のことか。

夜景1

AQUOS sense6の夜景モードで撮影

夜景2

AQUOS sense7の夜景モードで撮影

夜景3

AQUOS sense6の夜景モードで撮影

夜景4

AQUOS sense7の夜景モードで撮影

夜景5

AQUOS sense6の夜景モードで撮影

夜景6

AQUOS sense7の夜景モードで撮影

AQUOS sense6AQUOS sense7は手動で『夜景モード』を選択出来ません。ただしAIを『ON』にすると、低照度では自動的に夜景モード(認識)に切り替わります。かなり画質が変わるので、夜景を撮る時はAIをONにするのを忘れないようにしましょう。

夜景モード

夜景モードでは今回撮影した中でMAXの画質差が出ました。AQUOS sense6はノイズが大量に発生し、解像の低下も顕著なものに。AQUOS sense7はノイズを抑えつつAQUOS sense6よりも明るく描写。

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大型イメージセンサーを搭載していても、ソフトウェアが優秀で無い場合はノイズが大量に残ります。AQUOS sense7の画像処理は間違いなくハイクオリティ。最上位『AQUOS R7』譲りとなるRAWデータを使用した合成技術の賜か。

夜景10

AQUOS sense7の夜景モードで撮影

夜景11

AQUOS sense7の夜景モードで撮影

ただし処理にかなりの負荷がかかっているようで、夜景モード撮影時にはアプリの動作が体感レベルで重たくなります。画質自体は満足なのでここは我慢のしどころか。アップデートで改善されたら『ラッキー』程度に考えておいた方が良いかも。

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SHARP AQUOS sense6、AQUOS sense7の主な仕様

AQUOS sense6 AQUOS sense7
Soc Snapdragon 690 5G(8nm) Snapdragon 695 5G(6nm)
容量 4GB/64GB、6GB/128GB 6GB/128GB
電池 4,570mAh(USB Power delivery Revision3.0) 4,570mAh(USB Power delivery Revision3.0)
重量 156g 158g
画面 サイズ:6.1インチ
種類:IGZO有機EL
表示色:10億色
解像度:1080×2432ピクセル
ピーク輝度:1,300nit
コントラスト比:1,300万:1
サイズ:6.1インチ
種類:IGZO有機EL
表示色:10億色
解像度:1080×2432ピクセル
ピーク輝度:1,300nit
コントラスト比:1,300万:1
カメラ リアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:4,800万画素
    F値:1.8
    広角:79度
    焦点距離:26mm相当(35mm換算)
    手ブレ補正:電子式
  • 望遠カメラ
    解像度:800万画素
    F値:2.4
    広角:45度
    焦点距離:53mm相当(35mm換算)
    望遠:光学2倍
    手ブレ補正:電子式
  • 超広角カメラ
    解像度:800万画素
    F値:2.4
    広角:120度
    焦点距離:15mm相当(35mm換算)
    手ブレ補正:電子式

フロントカメラ

  • サブカメラ
    解像度:800万画素
    F値:2.0
    広角:78度
    焦点距離:26mm相当(35mm換算)
リアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,030万画素
    F値:1.9
    焦点距離:23mm相当(35mm換算)
    手ブレ補正:電子式
  • 超広角カメラ
    解像度:800万画素
    F値:2.4
    広角:120度
    焦点距離:15mm相当(35mm換算)
    手ブレ補正:電子式

フロントカメラ

  • サブカメラ
    解像度:800万画素
    F値:2.0
    広角:78度
    焦点距離:26mm相当(35mm換算)
オーディオ モノラル(シングルスピーカー) モノラル(シングルスピーカー)
イヤフォンジャック 対応 対応
Bluetooth 5.1 5.1
おサイフケータイ 対応 対応
位置情報 GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき)
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac IEEE802.11a/b/g/n/ac
SIM nanoSIM/eSIM DSDV  nanoSIM/eSIM DSDV
防塵防水 IP68 IP68
MIL規格 MIL-STD-810H準拠 MIL-STD-810H準拠
OS Android 12 Android 12

SHARP AQUOS sense7(SH-M24)を購入すべきポイント

AQUOS sense7

SHARPより

  • メインカメラのイメージセンサー1/1.55インチに拡大。光の取得量が増し光の少ない場所でも赤るく高画質に描写
  • AQUOS R7のカメラ高画質化技術を応用した画質エンジンProPix 4を採用。ノイズを抑えつつディテールを高精細に表現
  • 最上位モデルAQUOS R7と同じ技術を導入したナイトモード機能搭載。
  • 全画素を使用した像面位相差AF機能により、オートフォーカス速度がAQUOS sense6比較で約2倍に高速化
  • SHARPの独自技術を詰め込んだIGZO有機EL10bit(10億色以上の表示)に対応
  • アイドリングストップ(表示内容によりリフレッシュレートを1Hzまで低下させる可変駆動)機能によりディスプレイの書き換え頻度を制御し省エネを実現
  • ピーク輝度は1,300nit。直射日光下で視認性を向上させるアウトドアビューモード搭載
  • タッチパネルの感度調整最適化機能により、画面が水に濡れた状態でも快適に操作
  • 13,000,000:1の圧倒的なコントラスト比でメリハリのあるクッキリとした表示を実現
  • 標準モデルのメモリを4GBから6GBに、ストレージを64GBから128GBに増量
  • 4,570mAhの大容量電池と電力効率の高いSnapdragon 695 5Gの採用によりストリーミング動画再生最大約23時間の長時間駆動を実現
  • 電池の劣化を抑えるインテジェントチャージ機能により3年後も90%以上の最大電池量を維持
  • マスク着用時顔認証によるロック解除が可能に
  • 幅約70mm重量約158gの片手もちしやすいスリム&軽量設計
  • 指紋認証キーの長押しで電子決済アプリを起動するPayトリガー機能搭載
  • 付属のクイックスイッチアダプターを使用してAndroidスマートフォン、iPhoneからデータを一括コピー
  • 耐衝撃(落下)防水(侵漬)、高温動作、氷結(結露)など16項目のテストをクリアしてMIL規格(MIL-STD-810G、MIL-STD-810H)に準拠
  • 最高レベルの防水防塵性能(IPX5/IPX8/IP6X
  • FeliCa対応でおサイフケータイGoogle Payが使える
  • 高音質BluetoothコーデックLDAC、aptX™ Adaptive対応
  • nanoSIM/eSIM DSDV(Dual SIM運用)対応
  • Micro SDカードにより最大1TBの容量増設が可能
  • 発売日
  • から2年間OSバージョンアップデートに対応
  • 高速通信5Gネットワーク対応

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