Pixel 7aのベンチマークを実測したらPixel 7 Proと遜色なし。Tensor G2の進化を改めて体感

Pixel 7aのAnTuTu Benchmark&Geekbench6

Googleは2023年5月11日(木)に最新スマートフォン『Pixel 7a』をリリース。物価の上昇が著しい昨今において、『62,700円(税込)』という販売価格はなんだか安く感じます。

あわせて読みたい
Pixel 7aはAシリーズ『初』尽くし!Pixel 6aとの比較で見えた『2つ』のデメリットと『9つ』のメリットとは 2023年5月11日(木)、GoogleはA-Series最新型となる『Pixel 7a』の販売をGoogleストアで開始。8GB/128GBモデルの価格は62,700円(税込)。本体カラーは『Charcoal』『S...

最上位モデルとなるPixel 7 Proの販売価格が『124,300円(税込)~』なので、Pixel 7aはその約半額。価格が安い分性能は低いのか。前モデルとなる『Pixel 6a』に実売価格の近い『Nothing Phone(1)』『POCO F4 GT』を加え、AnTuTu BenchmarkGeekbench 6のスコアを実測しました!

Pixel 6a、Pixel 7a、Pixel 7 Pro、Nothing Phone(1)、Xiaomi POCO F4 GTのAnTuTu Benchmark(ver9.5.7)スコアを実測比較

実測項目 Pixel 6a Pixel 7a Pixel 7 Pro Nothing Phone(1) Xiaomi POCO F4 GT
AnTuTu Benchmarkスコア(1回目) 749,707(CPU:198,954、GPU:300,341、MEM:107,896、UX:142,516) 788,985(CPU:205,532、GPU:317,549、MEM:129,424、UX:136,480) 790,875(CPU:220,457、GPU:313,751、MEM:107,927、UX:148,744) 575112(CPU:161,628、GPU:174,831、MEM:111,102、UX:127,551) 944,016(CPU:223,491、GPU:413,473、MEM:144,727、UX:162,325)
AnTuTu Benchmarkスコア(2回目) 640,792(CPU:173,063、GPU:247,167、MEM:86,727、UX:133,835) 728,656(CPU:189,369、GPU:299,462、MEM:103,901、UX:135,924) 755,551(CPU:201,670、GPU:302,393、MEM:103,262、UX:148,226) 574,908(CPU:162,773、GPU:174,673、MEM:108,203、UX:129,259) 925,384(CPU:214,925、GPU:394,560、MEM:152,856、UX:163,043)
AnTuTu Benchmarkスコア(3回目) 622,944(CPU:171,272、GPU:232,722、MEM:88,230、UX:130,720) 722,520(CPU:189,733、GPU:294,150、MEM:103,732、UX:134,905) 719,776(CPU:192,543、GPU:281,666、MEM:101,530、UX:144,037) 575,382(CPU:160,368、GPU:175,819、MEM:110,351、UX:128,844) 904,241(CPU:211,688、GPU:395,382、MEM:136,598、UX:160,573)
電池(1回目) -4% -4% -4% -2% -8%
電池(2回目) -4% -3% -3% -4% -8%
電池(3回目) -3% -4% -4% -3% -7%
温度(1回目) 24.7度→33.5度(+8.8度) 25.6度→33.4度(+7.8度) 23.6度→31.8度(+8.2度) 25度→31度(+6度) 26.1度→38度(+11.9度)
温度(2回目) 33.5度→37.2度(+3.7度) 34.6度→37度(+2.4度) 31.8度→36.9度(+5.1度) 31度→35度(+4度) 38度→44.1度(+6.1度)
温度(3回目) 37.2度→38.6度(+1.4度) 35度→38.3度(+3.3度) 36.9度→39.9度(+3度) 35度→35度(0度) 42.3度→45.4度(+3.1度)

スマートフォンの性能をトータルで示すAnTuTu Benchmark。耐久性を知るために3回連続で計測しました。Pixel 7aは1回目『788,985』、2回目『728,656』、3回目『722,520』。

Pixel 7aのトータル性能

Google Pixel 7aをAnTuTu Benchmark(V9.5.7)で実測(1回目)

SocにGoogle Tensorを搭載するPixel 6aは2回目の計測で10万程度スコアを落としているのに対し、Pixel 7 Proと同じ『Google Tensor G2』を備えるPixel 7aは最高スコアを伸ばしつつ、2回目の下落を6万程度に抑えています。

Pixel 7aの耐久性

Google Pixel 7aをAnTuTu Benchmark(V9.5.7)で実測(2回目)

投稿が見つかりません。

最新モデルなのでPixel 6aの性能を上回るのは当然として、最上位モデルとなる『Pixel 7 Pro』とも遜色の無いレベル。小さい筐体ながら、Tensor G2の性能を持て余すことなく使えるということですね。

Pixel 6a、Pixel 7a、Pixel 7 Pro、Nothing Phone(1)、Xiaomi POCO F4 GTのGeekbench6スコアを実測比較

Pixel 7aの持つGPU性能はミドルクラスの中で上位ですが、最新ハイエンドと比較すると劣ります。本格的な3Dゲームで遊ぶより、写真や動画を撮ったりしたり、一般的な使い方をする方が間違いなくコストパフォーマンスはアップ。

記事が見つかりませんでした。

一般的な使い方にもっとも影響を与えるのは、スマートフォンの脳となりデータの演算処理を行う『CPU』。CPUの性能をより正確に数値化するため、続けて『Geekbench6』でスコアを実測。

実測項目 Pixel 6a Pixel 7a Pixel 7 Pro Nothing Phone(1) Xiaomi POCO F4 GT
Geekbench6 シングルコア:1,452
マルチコア:3,514
シングルコア:1,441
マルチコア:3,675
シングルコア:1,464
マルチコア:3,813
シングルコア:1,029
マルチコア:2,907
シングルコア:1,007
マルチコア:3,391

CPU性能はTensorの時点で十分に高く(シングルコアでSnapdragon 8 Gen 1を大きく上回る)、Tensor G2(Pixel 7a、Pixel 7 Pro)では並列処理能力がやや上昇。

筐体サイズが小さく、物理的には放熱性でPixel 7 Proに劣るPixel 7a。そのPixel 7aが最上位モデルと同等のスコアを叩き出したところに、改めてTensor G2の進化(効率性の高さ)を垣間見る事が出来ました。

あわせて読みたい
カメラ性能が向上したPixel 7aにお勧めな実質『写真アップロードし放題』な安いSIM。mineoなら月額千円... Googleが2023年5月11日(木)に発売を開始した『Pixel 7a』は、これまで弱点とされていた部分を数多くアップデート。その内の一つがメインカメラのイメージセンサーです...

Pixel 6a、Pixel 7aの主要スペック

Pixel 6a Pixel 7a(G82U8)
Soc Google Tensor Google Tensor G2
容量
  • 6GB(LPDDR5 RAM)/128GB(UFS 3.1)
  • 8GB(LPDDR5 RAM)/128GB(UFS 3.1)
電池 4,410mAh(有線充電:最大18W) 4,385mAh(有線充電:最大18W 無線充電対応
サイズ 高さ 152.2 mm×幅 71.8 mm×厚さ 8.9 mm 高さ 152 mm×幅 72.9 mm×厚さ 9.0 mm
重量 約178g 約193.5g
画面
  • サイズ:6.1インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:60Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比:1000,000:1
  • 素材:ゴリラガラス3
  • 常時表示:対応
  • サイズ:6.1インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比:1000,000:1
  • 素材:ゴリラガラス3
  • 常時表示:対応
カメラ メインカメラ

  • 解像度:1,220万画素
  • F値:1.7
  • 視野:77度
  • ピクセルサイズ:1.4µm
  • イメージセンサーサイズ:1/2.55インチ
  • 超解像ズーム:7倍
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • 画角:水平114度
  • F値:2.2
  • ピクセル幅:1.25µm
  • レンズ補正:対応

フロントカメラ

  • 解像度:800万画素
  • F値:2.0
  • 視野:84度
  • ピクセル幅:1.12µm

カメラ機能

夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、リアルトーンᵀᴹ、 顔のぼかし解除、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ

メインカメラ

  • 解像度:6,400万画素
  • F値:1.89
  • 視野:80度
  • ピクセル幅:0.8µm
  • イメージセンサーサイズ:1/1.73インチ
  • 超解像ズーム:8倍
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • 画角:水平120度
  • F値:2.2
  • ピクセル幅:1.12µm
  • レンズ補正:対応

フロントカメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • F値:2.2
  • 視野:95度
  • ピクセル幅:1.12µm

カメラ機能

ボケ補正、夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、長時間露光 リアルトーンᵀᴹ、顔フォーカス、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ

オーディオ
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
防水防塵 IP67 IP67
認証 ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証 ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証、顔認証
USB USB Type-C® 3.1 Gen 1 USB Type-C® 3.2 Gen 2
Bluetooth 5.2 5.3
Wi-Fi Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、MIMO Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、HE80、MIMO
位置情報 GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, BeiDou GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
おサイフケータイ 対応 対応
Google One VPN 250円~(Google One) 無料
SIM  nano SIM+eSIM nano SIM+eSIM
Google Playストア販売価格 53,900円 62,700円

Google Pixel 7a(G82U8)にお勧めなSIM

  • 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 25 / 28 / 38 / 40 / 41 / 66 / 75 / 76 / 77 / 78 / 79
  • LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 28 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66
  • UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド  1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
  • GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM

Googleに関連する記事

一覧はコチラから

あわせて読みたい
【IIJmioの4月特典】スマホ110円~!フリップ式が大幅値下げ。月額料金最大6ヶ月間440円割引&家族割継続 格安モバイル通信サービス『IIJmio』を提供する株式会社インターネットイニシアティブは、2024年4月1日(月)に『シェアNo.1記念キャンペーン』『スマホ大特価セール』...
あわせて読みたい
【4月得集】LINEMOとワイモバイルが期間限定でオンライン特典強化中!ahamoはDysonやBoseが当たる! 4月から新生活がスタートし、慣れない環境に疲れ切っているという人が大勢いるはず。しかし間もなく『ゴールデンウィーク』に突入です。とりあえずそこを一旦の『ゴール...
あわせて読みたい
mineoで『マイピタ(デュアル)20GB(パケット放題Plus無料)』が最大6ヶ月間『990円』に!パスケットは... 関西電力グループのオプテージは、『mineoサービス発表会 2024』の中で『平日お昼の通信品質を約5倍改善(2023年1月比較)』『ファンとくのアップデート(2024年2月28日...
あわせて読みたい
ゴールデンウィークは楽天モバイルで『稼ぐ』チャンスだ! ゴールデウィークと言えば『実家帰省』。実家帰省と言えば『近所の親戚が一堂に会する』といったところが多いのでは。もしそういった場があるのなら、楽天モバイルユー...
  • URLをコピーしました!