【2023本命スマホ】Nothing Phone (2)が採算度外視な7万円台で爆誕!iPhoneユーザー流出加速か。

LTPO有機ELディスプレイにSnapdragon 8+ Gen 1を搭載するハイエンドモデルが7万円台なんて円安が進む2023年であり得ない!

イギリスのコンシューマーテクノロジーブランド『Nothing』は2023年7月12日(水)、第2世代のフラッグシップスマートフォン『Nothing Phone (2)』を公式発表しました。

前世代となるNothing Phone (1)は、SocにSnapdragon 778+ 5Gを採用するミドルクラス上位モデル。Nothing Phone (2)ではSocを『Snapdragon 8+ Gen 1 』にアップグレードすることで、『ハイエンド』にランクアップ。

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性能を高めるのは勿論良い事ですが、気になっていたのは『お値段』です。Nothing Phone (1)の直販価格は8GB/128GBモデルが『73,800円(税込)』。

Nothing Phone (2)

Nothingより

ハイエンド化を鑑みれば、Nothing Phone (2)の想定売価は余裕で10万円超え。それだと日本市場でシェアを伸ばすのは正直厳しい。

Nothing Phone (2) 1

Nothingより

Nothing Phone (2)の直販価格を見て驚きました。なんと8GB/128GBモデルが『79,800円(税込)』。私の想定よりも3万円以上安い!とりあえずこの時点で購入が確定しました(発売開始は2023年7月25日)。

ここからはNothing Phone (2)の詳細について確認していきましょう。先述している通り、SocはQualcomm社の『Snapdragon 8+ Gen 1』。日本モデルでは『Xiaomi 12T Pro』『Zenfone 9』『Galaxy Z Flip 4』『Galaxy Z Fold 4』といったハイエンドが採用しています。

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前世代となるSnapdragon 8 Gen 1では、GPU性能の大幅な向上に伴う『発熱』『電池の減り』が問題視されていました。Snapdragon 8+ Gen 1では『効率性』と『処理能力』をどちらも高め、それらの問題を解決しつつパフォーマンスアップするという離れ業を成し遂げたのです。

Snapdragon 8+ Gen 1

Nothingより

Snapdragon 8+ Gen 1の高性能ぶりを顕著に体感出来たのが、小型ハイエンド『Zenfone 9』。筐体サイズが小さいと放熱性が弱くなり、抵抗率なSocでは高いパフォーマンスを維持出来ません。そもそも私は『小型ハイエンド』自体否定的でした。

Zenfone 9では体感レベルで発熱がしっかりと抑えられ、電池持ちもZenfone 8(Snapdragon 888)とは雲泥の差。Snapdragon 8+ 1は、小型ハイエンドをスタンダードに押し上げる間違いなく一役を担いました。

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Nothing Phone (2)が採用する『Nothing OS 2.0』では、アプリを開く速度を前世代から『2倍』高速化。トランジション(つなぎ)、アニメーション(うごき)にも500以上の改良を加えています。Snapdragon 8+ Gen 1とのフュージョン効果が今から楽しみでなりません。

【2023年7月14日(金)追記】

※スペックの詳細を確認したところ、最大クロック周波数がXiaomi 12T Pro搭載モデルと下記の通り異なりました。

Snapdragon 8+ Gen 1:Xiaomi 12T Pro、Zenfone 9

【CPU】

  • Cortex-X2×1:3.2GHz
  • Cortex-A710×3:2.75GHz
  • Cortex-A510×4:2GHz

【GPU】

  • Adreno 730

Snapdragon 8+ Gen 1:Nothing Phone (2)

【CPU】

  • Cortex-X2×1:3GHz
  • Cortex-A710×3:2.5GHz
  • Cortex-A510×4:1.8GHz

【GPU】

  • Adreno 730

GPUの周波数に関しては明記されていないので詳細は不明。CPUのクロック周波数が低くなっているので、データの演算処理能力はXiaomi 12T Pro、Zenfone 9に劣ります。3Dゲームプレイ目的で購入するのは、詳細なレビューが投稿されるまで待った方が良いかと。

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※追記はここまで

Nothing Phone (2)でアップデートが行われたのは、Socやファームウェアだけではありません。6.55インチから6.7インチに大型化した大型有機ELディスプレイは、『LTPO(Low Temperature Polycrystalline Oxide)』を採用。

LTPOディスプレイ

Nothingより

スマートフォンのディスプレイは紙送りと同じ原理で、何度も画像を書き換えることで動きを表現しています。1秒間に書き換える回数(フレームレート)が増えるほど表示は滑らかになりますが、その分電力を消費。

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Nothing Phone (1)では『60Hz』だった最低リフレッシュレート。Nothing Phone (2)はLTPO技術を導入したことで、その数値を『1Hz』まで落としつつ、書き換え時の消費電力も制御。Socに加えてディスプレイの効率化も余念なし。

ディスプレイの大型化に伴い、電池容量は4,500mAhから『4,700mAh』にやや増量。増量分以上に、最大充電速度を33Wから『45W』に引き上げているところが流石Nothing。最大15Wの『無線充電』と最大5Wの『リバース充電』も健在です。

充電

Nothingより

メインカメラの解像度は『5,000万画素』と同じですが、イメージセンサーをIMX 766から『IMX 890』に変更。IMX 890はIMX 766のマイナーアップデート(動画撮影の部分)モデルといったイメージ。

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Nothing Phone (1)では4K解像度撮影時のフレームレートが『30fps』に抑えられていましたが、Nothing Phone (2)は『4K/60fps』で動画撮影が可能に。

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スローモーション撮影時のフレームレートも120fpsから『480fps』に4倍向上。4K解像度のタイムラプスや、動きの激しいシーンに対応するアクションモードも追加されました。

動画撮影

Nothingより

フォーカスに関してはAIの解析により被写体をリアルタイムで追尾する『Motion Capture 2.0』を採用。『光学式(OIS)』『電子式(EIS)』といった手ぶれ補正機能が、物理とソフトウェアの両面で安定した画質を支えます。

イメージセンサーは『サイズ』がとても重要。センサーの面積が広くなった分、同画素のピクセルサイズが拡大し、扱える光の量が増えるから。その結果、ノイズの発生を抑えたダイナミックレンジの広い質感豊かな画質を得られるのです。

カメラ

Nothingより

1/1.56インチ』というセンサーサイズは、スマートフォン全体を通して大きめな部類。OnePlus 11、Find X6、Oppo Find N2 Flipといった上位モデルがIMX 890を採用しています。ちなみに、イメージセンサーが大型化して話題となったPixel 7aは『1/1.73』インチ。

Snapdragon 8+ Gen 1では、画像データを処理する『ISP』性能が18bitにアップグレード。Nothingいわく従来比で最大『4,000倍』のカメラデータを処理し、『Advanced HDR』では露出を変えたRAWデータ8フレームを駆使して最高のディテールを表現。『2倍超解像ズーム』にも新たに対応しました。

8フレーム

Nothingより

Nothing Phone (1)は新進気鋭ながら、iPhoneからの乗り換え率が通常のAndroid端末と比較して3~4倍程度(公式情報)。通知と共に背面のLEDライトがアートの様に点滅する、『Glyph Interface』に魅了されたクリエイターが大勢いることでしょう。

LED

Nothingより

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Nothing Phone (2)には『Glyph Composer』という新機能(グラミー賞にノミネートされたエレクトロニック・ミュージックの世界的グループSwedish House Mafiaとのコラボレーションによるもの)を追加。同機能ではサウンドのアレンジが可能となり、その音がGlyph Interfaceと同期。

Glyph Composer

Nothingより

これはiPhoneからのユーザー流出が、益々止まらなくなること間違いなし。様々な面において盤石となった『Nothing Phone (2)』。79,800円(税込)なら買わない理由が見つからない。遂に2023年大本命モデルが登場しました!

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Nothing Phone  (2)の主な仕様

Nothing Phone  (2)
Soc Qualcomm Snapdragon™ 8+ Gen 1

【CPU】

  • Cortex-X2×1:3GHz
  • Cortex-A710×3:2.5GHz
  • Cortex-A510×4:1.8GHz

【GPU】

  • Adreno 730
容量 8GB/128GB、12GB/256GB、12GB/512GB
電池 4,700mAh(有線充電:45W、無線充電:15W、無線給電:5W)
重量 約200.68g
画面
  • サイズ:6.7インチ
  • 種類: 有機EL(LTPO)
  • 解像度:1080×2412ピクセル
  • 最低リフレッシュレート:1Hz
  • 最大リフレッシュレート:120Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:240Hz
  • 最大輝度:1,000ニト
  • ピーク輝度:1,600ニト
  • コントラスト比:1,000,000:1
  • 10bit表示:対応
カメラ
リアカメラ
  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:SONY IMX 890
    イメージセンサーサイズ:1/1.56インチ
    画素サイズ:1.0μm | 2.0μm
    (ピクセル統合時)
    F値:1.88
    手ブレ補正:光学式、電子式
  • 超広角カメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:Samsung ISOCELL JN1
    イメージセンサーサイズ:1/2.76インチF値:2.2
    画素サイズ:0.64μm | 1.28μm
    (ピクセル統合時)
    画角:114度
    マクロ撮影(4cm)
フロントカメラ
  • メインカメラ
    解像度:3,200万画素
    イメージセンサー:SONY IMX 615
    イメージセンサーサイズ:1/2.74
    F値:2.45
イヤフォンジャック 非対応
位置情報 GPS:L1+L5 デュアルバンド、A-GPS、GLONASS、BDS、GALILEO、QZSS、NavIC、SBAS
Wi-Fi Wi-Fi 6、802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4G/5G デュアルバンド
Bluetooth 5.3
SIM nanoSIM×2 (5G+5G)
防塵防水 IP54
指紋認証 画面内
おサイフケータイ 非対応
Micro SDカード 非対応
スピーカー デュアルステレオ

Nothing Phone  (2)にお勧めな格安SIM

日本国内

  • 5G(Sub6): n1, n3, n28,n41, n77, n78
  • 4G LTE:1, 3, 8,18, 19, 26, 28,41,42
  • 3G UMTS (WCDMA): bands 1,6,8,19

国際ローミング

  • 5G(Sub6):n2,n5, n7, n8,n12,n20,n25,n30,n38, n40,n66,n71,n75
  • 4G LTE: 2, 4, 5, 7,12,17, 20,25,30,32, 34, 38, 39, 40, 48,66,71
  • 3G UMTS (WCDMA): bands 2,4,5
  • 2G GSM : 850/900/1800/1900

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(×)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パー77トナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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