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【驚愕】CMF by Nothingから登場したスマートウォッチのスペックを調べたら1万円どころか2万円クラスだった。

Nothingから激安本格派スマートウォッチ登場

CMF by Nothingより

イギリスのロンドンに拠点を置く『Nothing(ナッシング)』のサブブランド『CMF by Nothing』は、2023年9月26日(火)にスマートウォッチ『Watch Pro』をリリースしました。海外発売価格は『69ドル』。2023年9月29日時点で円換算すると10,270円程度。

スマートウォッチはピンキリなので、1万円程度の価格帯だとデザインや性能の部分であまり期待出来ないのが正直なところ。Watch Proは価格通りの『イマイチ』なスマートウォッチなのか。

Watch Proは『1.96インチ』のディスプレイ特大モデル。今回はサイズが近い1.91インチの『Amazfit Bip 5(14,800円)』、1.83インチの『Redmi Watch 3 Active(5,490円)』とスペックを比較して、Watch Proの詳細に迫ります。

モデル名CMF Watch ProAmazfit Bip 5Redmi Watch 3 Active
サイズ(ストラップなし)46.9×39.87×12.89mm45.94×38.09×11.2mm46.94×38.88×10.94 mm
重量(ストラップ含む)約47g約40g約41.67 g
センサー心拍数センサー(血中酸素センサーを含む)、加速度センサーBioTracker™ PPG 生体認証センサー(血中酸素センサーを含む)、3軸加速度センサー心拍数センサー(血中酸素センサーを含む)、加速度センサー
電池容量340mAh300mAh289 mAh
充電方法マグネット式マグネット式マグネット式
画面サイズ1.96インチ1.91インチ1.83インチ
画面タイプ有機EL液晶液晶
画面解像度410×502320×380240 × 280
画面の最大輝度600nits不明450nits
リフレッシュレート58fps不明不明
常時表示対応対応-
防塵防水性能IP68IP685 ATM(防水)
Bluetooth5.35.2 BLE5.3
Bluetooth通話対応(AIノイズリダクション搭載)対応対応
音楽コントロール対応対応対応
カメラコントロール対応対応-
マイク搭載搭載搭載
スピーカー搭載搭載搭載
ウォッチフェイス数十種類50種類以上200種類以上
睡眠モニタリング対応対応対応
血中酸素レベル測定対応(24時間)対応(24時間)対応(終日)
心拍数モニタリング対応(24時間)対応(24時間)対応(24時間)
ストレスチェック対応対応(24時間)対応(手動)
水分補給リマインダー対応--
座りすぎリマインダー対応対応対応
ワークアウト・スポーツモード110種類120種類(7つの運動自動認識)100種類
位置情報対応対応-
PAI-対応-
測位システムGPS/GLONASS/Galileo/QZSS/BeidouGPS/GLONASS/GALILEO/QZSS-
音声アシスタント対応対応(Alexa)-
スマートフォンを探す対応対応-
時計を探す対応対応-
アプリケーションCMF WatchZeppMi Fitness
対応OSAndroid8.0~、iOS13~Android7.0~、iOS14~Android6.0~、iOS12~
Watch Pro 1

PVD加工(CMF by Nothingより)

Watch Pro 1

アルマイト加工(CMF by Nothingより)

フレームデザインは『ダークグレー』『メタリック』の2タイプ。サブブランドながら『PVD』『アルマイト』といった異なる加工を施す入れ込みよう。デザインに妥協の無い『Nothingらしさ』が伝わってきます。

重量は他モデルと比較して少しだけ重いですが、その分ディスプレイサイズと電池容量が大きいのでマイナスポイントとは感じません。それに重いとは言っても50g以下の『約47g』。Apple Watch Ultraの約61.3gよりは遥かに軽いです。

センサーは心拍数センサー(血中酸素センサー)加速度センサーの2種類。センサーの詳細については特に言及されていないので、特別高性能なものは使われていないということでしょう。

心拍追跡

CMF by Nothingより

Amazfit Bip 5は自社開発の『BioTracker™ PPG 生体認証センサー(血中酸素センサー)』に加え、三次元に計測可能な『3軸加速度センサー』を搭載しているので、トラッキングの部分ではやや有利と言えるかと。

驚きなのはWatch Proの『ディスプレイ』スペック。1万円程度の価格帯ながら、Watch Proは液晶よりコストが高い『有機EL』を採用。有機ELは画素を発光させて表示を行うのに対し、液晶はバックライトで全体を照らします。

有機EL

CMF by Nothingより

表示時間が長くなる(常時点灯など)と液晶は消費電力が一気に増えるのに対し、有機ELは一部のみを点灯させるので最小限に電力を抑えられるのが特徴。黒ベースのウォッチフェイスでは大きな節電効果を得られます。

ウォッチフェイス

CMF by Nothingより

解像度は3モデルの中でもっとも高精細な『410×502』ピクセル。Redmi Watch 3 Active(240 × 280)では文字の表示(特日本語)が粗くなりますが、Watch ProはRedmi Watch 3 Activeの2倍近い画素数。表示が滑らかになるのは間違いなし。

Redmi Watch 3 Active画像12

Redmi Watch 3 Activeの画面

画面全体の明るさを示す最大輝度は『600nits』。GoogleのPixel Watchは1,000nitsなので、それには劣ります。最大輝度が高いほど屋外での視認性は向上するも、それに伴い消費電力は上昇。

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Redmi Watch 3 Activeの最大輝度は450nitsですが、個人的には明るさに不満なし。よって600nitsあれば十分という印象。『明るさ自動調整』機能を使うなら、むしろ電力を消費しすぎない600nits程度が適正かと。

極めつけは『リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)』。『58fps』という数値はApple Watchや一般的なスマートフォンと同等。1秒58コマで滑らかに表示します。

Bluetooth通話機能を備えるスマートウォッチは珍しくありませんが、Watch Proの場合は100,000以上のノイズモデルでトレーニングを行った『AIノイズリダクション』を採用。

通話機能

CMF by Nothingより

ノイズリダクション機能は通常『Bluetoothイヤフォン(マイク機能付き)』や『スマートフォン』が搭載しているイメージ。スマートウォッチの通話機能は基本的に『オマケ程度』の認識ですが、Nothingはこの部分も妥協したくない様子。

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測位システムは『GPS』『GLONASS』『Galileo』『QZSS』『Beidou』といった5つの衛星をサポート。QZSSは日本の準天頂衛生システム『みちびき』の英語表記。

GPS追跡

CMF by Nothingより

GPSとみちびきは高い互換性をもち、『1つの衛星郡』として扱うことが可能。つまりみちびきへの対応は『GPS衛星の数が増える』事と同義。測位精度が向上します。

睡眠モニタリング』『血中酸素レベル測定』『心拍数モニタリング』『ストレスチェック』『座りすぎリマインダー』『音楽コントロール』『常時表示』といった一般的な機能に加え、『水分補給リマインダー』にも対応。初のスマートウォッチながら、他メーカーの真似事で終わらない意識の高さも『Nothingらしさ』のあらわれか。

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先述している通り、センサーの精度ではAmazfit Bip 5に劣る可能性があります。他に気になる点は『スポーツモード』。110種類に対応するのは良いとして、『自動認識機能』がついているかは重要なポイント。

Amazfit Bip 5は『ランニング(屋外)』『ランニングマシン』『ウォーキング』『ウォーキング(屋内)』『サイクリング』『ローイングマシン』『エリプティカル』を自動的に認識(事前設定必要)してトラッキングを開始。これらのスポーツを頻繁に行っている人にとっては大きなメリットに。

音声アシスタント』の使い勝手が良ければ、自動認識が機能しなくても設定の手間は大分省けるはず。この辺りは実際に使ってみなければ分かりませんね。

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公式情報によると、Watch Proは一般的な使い方で『13日間』、省エネモードで『45日間』、GPSを継続的に使用しても『27時間』と電池持ちがかなり良さげ。

日本語に対応する日本モデルが『1万円』程度で発売されたら、とんでもない売れ方をする可能性が高いですね。スペックで判断すると、『イマイチ』どころではなく明らかに『安すぎ』。Nothing名義なら『2万円』でも売れると思います。とりあえず早く使ってみたい!

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