Googleが2023年10月12日から発売を開始する『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』には、AIを駆使した便利機能が多数追加されています。そのうちの一つが『ベストテイク』。似ている写真を組み合わせてベストな1枚に仕上げるというもの。
例えば集合写真で目を瞑ってしまっている人がいるとしたら、その人だけを選択して笑顔に編集することも可能です候補の中に笑顔があった場合）。
Made by Googleより
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数年前まで一般的な画像編集ソフト（Photoshopなど）で同じ作業をしようものなら、どれだけの時間を費やす必要があったことか。まだ実際にベストテイクを使ったことが無いので精度に関しては未知数ですが、AIの凄さを体感出来るのは間違いないでしょう。
先述している通り撮影後『表情を変える』には、クリエイターがそれなりに時間をかける必要がありました。つまりそれが『仕事』として成立していたのです。
今後は『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』のベストテイク機能を使用すれば、簡単なWEB広告用の画像程度は、お金をかけずに編集出来てしまう可能性が高まります。
Googleより
例えば企業の求人広告。当然ながら、企業のイメージを高めるのは無表情ではなく『笑顔』です。
『全員笑顔』の瞬間を目指して何度も撮り直す必要が無くなり、一瞬でも笑っていたらベストテイクで後から差し替え。ちなみに、集合写真でイメージアップを図る企業は、ブラックが多いと昔聞いた事があるような。
『手軽に広告画像を作成しやすくなる』といった部分では、間違いなくベストテイクがプラスに作用。ただしクリエイターの仕事は『減る』可能性があります。これは生成AIが登場したころから危惧されていること。
クリエイター以外にも、仕事に悪影響が波及しそうなのは『芸人』です。『他の芸人よりも面白い表情で写真にうつる』というのは、少なからずどの芸人も意識しているはず。
『面白い写真』というのは、広告の様に何度も撮り直しを行い編集したものではなく、一発撮りの『ライブ感』が何よりも重要。『ベストテイクで加工したんじゃない？』という疑念を抱かれるようになると、そのライブ感が確実に失われてしまいます。
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『写真を撮る』というのは、本来『その瞬間を止めて記録する』ことを目的としていたはず。目を瞑っていたり面白くない表情の人が写っていたとしても、『その瞬間があった』ことに変わりは無くそれが事実なのです。10年後には笑い話の種になるかもしれません。
扱うシーンによっては間違いなく便利な『ベストテイク』。ただし使い方を間違えると、せっかくの思い出を『リアル』に残せなくなってしまいます。『作品』と『思い出』はしっかり分けておいた方が、後々後悔しないかと。
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Pixel 8、Pixel 8 Proの主要スペック
| Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
|---|---|---|
| Soc | Google Tensor G3 | Google Tensor G3 |
| 容量 |
|
|
| 電池 | 4,575mAh（有線充電：最大27W 無線充電：最大18W） | 5,050mAh（有線充電：最大30W 無線充電：最大23W） |
| 重量 | 187g | 213g |
| 画面 |
|
|
| カメラ | メイン（広角）カメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
メイン（広角）カメラ
超広角カメラ
望遠カメラ
フロントカメラ
|
| 防水防塵 | IP68 | IP68 |
| オーディオ |
|
|
| Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6E（802.11ax）: 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2×2+2×2 MIMO | Wi-Fi 6E（802.11ax）: 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2×2+2×2 MIMO |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
| SIM | nano SIM＋eSIM | nano SIM＋eSIM |
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