Googleの『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』がリリースされる少し前まで、メインカメラのイメージセンサーはSamsungの『ISOCELL GN1(1/1.31インチ)』から『ISOCELL GN2(1/1.12インチ)に大型化する』との噂が流れていました。
イメージセンサーの面積が大きくなると、取り扱える光の量が増えてダイナミックレンジが拡大。明暗差のある質感豊かな描写を得られるように。
実際は噂通りにならず、センサーサイズは『1/1.31インチ』のまま(ただしISOCELL GN1からISOCELL GNV GNVに変更されている可能性あり)。レンズは『F/1.68』へと大口径化していますが、最近話題の『2層トランジスタ画素構造』を採用している訳でも無いので、物理的な進化は乏しい印象。
Xiaomi 12T Proはメインカメラに『1/1.22インチ』の『ISOCELL HP1』を採用しつつ、レンズも『F/1.69』と大口径。イメージセンサーサイズでは『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』を上回り、レンズの大きさもほぼ同等。
Pixelシリーズは現状で『3Dゲームプレイ環境』が弱点となります。第3世代の『Tensor G3』で改善を期待されましたが、実際に原神(画質:最高、60FPS)をプレイして検証してみたところ、大きな進化は見られませんでした。
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Xiaomi 12T ProはSocに『Snapdragon 8+ Gen 1』を搭載。スマートフォンの性能をトータルで示すAnTuTu Benchmarkのスコアに加え、原神(画質:最高、60FPS)プレイ時のパフォーマンスもPixel 8を上回ります。
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Pixelシリーズと言えば『カメラ』ですが、仮に実売価格で大きく下回るXiaomi 12T Proの画質がPixel 8と同等だった場合、コストパフォーマンスで『太刀打ちできない』状況に。
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今回は色々なスマートフォンにインストールして画質を検証している、無料カメラアプリ『GCam』をXiaomi 12T Proに導入。
GCamはGoogle Playストア外からapkファイルをダウンロードする必要があります。よってインストールはあくまで自己責任。Xiaomi 12T Proはデフォルトのカメラアプリでも十分高画質に撮れるので、無理してまで使う必要は無いかと。
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私は個人的にGCamの『HDR画質』がとても気に入っています。偶然Xiaomi 12T Proと相性の良いバージョン(8.7.250.494820638.44)を見つけたので、インストールしてPixel 8と撮り比べてみることに(8.7.250.494820638.44とワード検索すると、ダウンロード可能なサイトが表示)。
GCamの設定は上画像の様に行いました。『AWB(オートホワイトバランス)』をONにしているので、色合いはやや大人しめ(上品)に仕上がるかと。
ここまで4枚を撮り比べてみましたが、大きな違いは『色合い』でしょうか。Pixel 8は彩度が強めな印象。Xiaomi 12T Pro(GCam)はAWBをONにしている影響か、白の仕上がりがナチュラル。Pixel 8よりは色の主張が控えめです。これは好みが分かれそうですね。
両端末はイメージセンサーとレンズの大きさが近いので、被写体のとらえかたや背景のボケ方はほぼ同じ。廉価モデルとは明確に異なる臨場感溢れる描写力は、ハイエンドを購入するべき理由の一つと言えるでしょう。
続けて追加の作例比較をご覧ください。
ちなみにXiaomi 12T Pro(GCam)で撮影した画像は加工するのに最適。デフォルトで用意されている画像編集機能(ファイルアプリから画像を選んで編集)で『自然な彩度』を高めると、下画像が完成。Pixel 8の色合いに大分近づきました。
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同じ画像編集機能で『暖かさ(色温度)』を暖色よりに調整すると下画像の通りに。陽射しの要素を強めに加えられます。『写真撮影』『3Dゲーム』どちらも好きで譲れないいう人には、Xiaomi 12T Pro(+GCam)がお勧めですね!
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Pixel 8、Pixel 8 Proの主要スペック
Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
---|---|---|
Soc | Google Tensor G3 | Google Tensor G3 |
容量 |
|
|
電池 | 4,575mAh(有線充電:最大27W 無線充電:最大18W) | 5,050mAh(有線充電:最大30W 無線充電:最大23W) |
重量 | 187g | 213g |
画面 |
|
|
カメラ | メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
| メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
望遠カメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP68 | IP68 |
オーディオ |
|
|
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2x2+2x2 MIMO | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2x2+2x2 MIMO |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
Xiaomi 12T Proの主な仕様
Xiaomi 12T Pro | |
---|---|
Soc | Snapdragon 8+ Gen 1(4nm) |
容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB
|
電池 | 5,000mAh(最大120W急速充電) |
重量 | 205g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
FeliCa | 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
Wi-Fi | Wi-Fi 4、Wi-Fi 5、Wi-Fi 6、802.11a/b/g |
センサー | 近接センサー、360度周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、IRブラスター、フリッカーセンサー、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | デュアルSIM(nano SIM+eSIM) |
OS | MIUI 14(android 13) |
Xiaomi 12T Proにお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78/n75
- 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66
- 4G:LTE TDD:B38/39/40/41/42/48
- 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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